(評)美談指数
2009年02月11日
ハイエナたちを追い払い、仲間の亡骸を牙で持ち上げて生き返らそうとしたアフリカ象 ― 見守っていた人間たちは涙にむせぶ
巨象が突然倒れた。倒れたのは、南アのクルーガー国立公園のモパニ・レスト・キャンプ周辺で暮らしていた雄象アレキサンダー。同公園でも最大級の巨象だった。まもなく公園レンジャーたちがやって来てアレキサンダーの死亡を確認した。続きを読む
2008年05月02日
便器の中に産み落とされた赤ん坊を救出した女刑事がその子を我が子として育てることをその場で決心する
南アフリカ共和国東ケープ州にアネル・ファン・エイクという名の女性がいる。オランダ移民系の白人である。警察官として働きながら、3人の子供を育てている。長男のルアン(12歳)、長女のビアンケ(9歳)、そして“次女”のアニュシュケ(4歳)の3人だ。続きを読む
2008年03月28日
自分から金を奪った少年に「寒いからコートもあげるよ」と呼びかけ、「一緒に晩飯を食べに行こうよ」と提案 ― その結末やいかに?
ある寒い2月の夜、ニューヨーク・ブロンクス区に向かう地下鉄6号線の列車に1時間ばかり揺られたフリオ・ディアズさん(30歳)は、ほとんど人気のないホームに降り立った。これから馴染みの店に行ってディナーを食するつもりだった。だが、階段に向かって歩き始めたフリオさんの前に1人の少年が立ちはだかった。少年はナイフを手にしていた。続きを読む
2008年01月20日
23歳のブロンド美女が赤の他人の子供を病魔から救うために健康な肝臓の4分の1を提供 ― ドナー死亡率は最大で0.9%とも
生体肝移植では、健常者が肝臓の提供者(ドナー)となる。健康な体にメスが入れられ、健康な肝臓の一部が取り出されるのだ。「日本肝臓移植研究会」サイトの「生体肝提供(ドナー)手術に関する指針」ページによると、日本ではこれまでに2000件を超える生体肝移植手術が実施されてきたが、ドナーの死亡例は今のところゼロだという。続きを読む
2008年01月10日
それまで互いにひどく嫌い合っていた弟を回復の見込みのない昏睡から2年がかりの献身で蘇らせた兄
聖人のような兄と暴君のような弟。米国カリフォルニア州オレンジ郡にまったく正反対な性格の兄弟がいた。兄のアラン・ホールさんは、幼い頃から他人に奉仕することに喜びを見出してきた。8歳になるかならないかのうちに毎晩、家族の夕食を作るようになった。学校に上がってからも成績優秀な優等生であり続けた。続きを読む
2008年01月02日
結婚を破談にされ、ウェディングドレスを店に取りに行かなかった女性が15年後にそのドレスを着る
米国ニュージャージー州で学校の先生をしているジーナ・ミニョーニさんが失意のどん底に落ちたのは15年前のある日のことだった。3ヵ月後に挙式を控え、ウエディングドレスだってもう出来上がっていたのに、婚約者に破談を言い渡されてしまったのだ。続きを読む
2007年12月24日
「お客様のドリンク代は前のお客様が」「じゃあ、私も次の人の分を」の繰り返しで350人余りが“おごり合い”リレー
米国ワシントン州メリーズビルで、スターバックス店のドライブスルー窓口を利用した女性が店員のマイケル・スミスさんに代金を余分に渡したのは、12月19日の午前8時ごろのことだった。彼女は「後ろの人の飲み物代を払っておくわ」と言い残すと、ハンドルを握り颯爽と去って行った。続きを読む
2007年06月14日
3歳のときに手術を嫌がり「二度と口を利かない」と宣言した少年が10年ぶりに言葉を発して皆を感動させる
親しい友人、肉親、あるいは恋人や配偶者に向かって「二度と口を利かない」と宣言したことがある人は少なくないだろう。だが、その決意が長く続くことはめったにない。時間が経てば、そう決意させるに至った怒りや不信感も氷解していく。続きを読む
2007年05月11日
ジャズコンサート中に新しい心臓が見つかった10歳の少年、500人の聴衆から拍手喝采を浴びながら会場を後に
5月5日の午後、米国ペンシルバニア州のスリッパリーロック大学でジャズコンサートが開かれていた。会場には、およそ500人の聴衆が詰め掛け、演奏を堪能していた。その中に、1組の親子連れがいた。10歳の少年ジョン・ポール・メイ君と母スーさんの2人である。続きを読む
2007年05月06日
離婚目前の夫が腎不全に倒れたとき、17年前に交わした「いざとなったら私の腎臓をあなたに」という遠い約束を果たした妻
米国ペンシルバニア州で、今から17年ほど前のこと、1組の30過ぎの男女が夫婦となった。2人とも初婚ではなかった。妻となったシンディさんは、腎臓病病棟で瀉血専門医として勤務していた。夫となったチップさんは、若年性糖尿病を患っていた。続きを読む