クラウドソーシング「ランサーズ」 なんでも評点:通報があったから削除したということらしい

2004年11月10日

通報があったから削除したということらしい


一連のブログ記事削除に関して、バイトログの記事に新しい情報が付記されているのを発見した。


香田さん関連のブログに対する処置について、僕のところに届いた内部的な削除基準は、「殺害動画・画像への直リンクまたは掲載している記事」という感じでした。

しかし、初期のころ某所から、黄泉さんやmiccckeyさんらの記事に故人の名誉を毀損する表記があり(その他にも動画・画像リンクの記事も何件かリストされてました)、規約に抵触するので削除すべきではないかという通報があったようで、内部的な基準が定まる前に削除が行われたため、現在ダブルスタンダードな状況になっているのだろうと思います。
【引用元記事】香田証生さん殺害映像に関するブログ削除の件


昨日の「復旧した記事(最初から動画へのリンクなし)が再び強制削除」の記事でも、削除された元記事のどこを見ても公序良俗に触れそうな記述がないことを示しておいたが、香田さんに対する名誉毀損に該当しそうな記述だってどこにもない。

削除された元記事では、香田さんの名前は1回しか出現していないのだ。「名誉を毀損する表記」というのは、どこを探しても見当たらないだろう。簡単に言えば、ブログ担当者は誰かの「言いがかり」を真に受けてしまったのであろう。

逆にこっちが「名誉毀損」で訴えたいくらいだ。だいたい、名誉毀損は親告罪ですぞ。親告罪というのは、被害者が訴えないと成立しない罪のことです。仮に、誰かの記事に香田さんの名誉を毀損する記述があったとしても、香田さん本人か身内でないと訴えることはできない。

まあ、ブログ運営スタッフには、気の毒に思う点もある。もともと、彼らの多くはIT関連の仕事をするつもりでライブドアに入社したはずだし、実際に仕事のほとんどは、ブログの「運営」ではなく、開発と保守のはず。だけど、ときどきこんなふうな人文科学的な問題が発生する。正しい対処法を即座に判断できないのは仕方ないとも言える。

黄泉さんのブログと当ブログに関して「言いがかり」を付けてきた人には、それなりの動機があったのだろう。どんな動機かちょっと想像しにくいのだが、たとえば、うちのブログで言うとこの記事この記事、黄泉さんのブログで言うとこの記事 (および続きの各記事) なんかには、そういう動機につながりやすい記述があるのかもしれない。あくまで「たとえば」の話だが。

お二人の弁護士による対照的な見解&当ブログ内記事の整理 - 11月12日

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miccckey at 19:03│
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1. 11/10-ぼやき(livedoor、記事強制削除事件)  [ BLOG界の出来事 ]   2004年11月10日 22:07
流れとしてとりあえず抑えておきたい所。 ■香田 証生さんに関する記事が強制削除された模様 http://blog.livedoor.jp/yom/archives/8938792.html 今回のlivedoorの騒動、全てはここから始まった。 ■公序良俗に触れてもいない記事が突然削除される http://rate.livedoor.b
2. 法的に見ても問題があるそうです。[livedoor][Blog][削除][香田]  [ 黄泉[裏]新聞 - 号外 ]   2004年11月10日 23:56
落合弁護士に感謝しつつ記事にしてみる♪
3. 香田さんの死におけるジャーナリズムの考え方  [ Y's WebSite : Blog 〜日々是好日〜 ]   2004年11月11日 07:09
イラク日本人人質事件で、香田証生さんが殺害されてから早10日。そして遺体が帰国してから一週間余りが経ちました。 昨日、11月3日に投稿した記事へ『裏貯蔵庫foo』さんよりトラックバックを受け、香田さんの死における映像・画像を取り扱うジャーナリズムのあり方を考えて
4. 守って欲しいんじゃなくて、ちゃんとして欲しいだけなんだけどね  [ デパス四錠と煙草一箱 ]   2004年11月11日 15:03
『削除要請をユーザーに出しているだけ「はてな」のほうが生扉よりマシなわけだが』、その後。 ひとまずコレまでの経緯が1分でわかるまとめページ。 ・BLOG界の出来事:11/10-ぼやき(livedoor、記事強制削除事件) 何はともあれ、この件について議論が行われるようにな

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