クラウドソーシング「ランサーズ」 なんでも評点:オウムを口止めしようとして御用《脱力度8》

2004年10月28日

オウムを口止めしようとして御用《脱力度8》


オウムテネシー州メンフィスで、泥棒3人組がオウムのせいで御用になってしまった。もちろん、教団ではなく写真のとおり鳥類の方のオウムである。ネタ元記事に基づき、そのお馬鹿な経緯を再現してみよう。

「おおっ、この家にはお宝がいっぱいだぜ。テレビ、パソコン、DVDプレーヤー・・・。おい、ジェイ・ジェイ、ちんたらしてないで、こっちへ来いよ。おーい、ジェイジェィ」

すると、部屋にいた緑のオウムがそれをオウム返し。「ジェイジェイ、ジェイジェイ」

だが泥棒三人組はまだ気にしていなかった。とにかく金目の物をすばやく探し出して持ち出さねば・・・


「急げ、住人が戻って来る前に全部、車に運び込むんだ。こらっ、とっとしねえか、ジェイジェイ」リーダー格の男がジェイジェイをせかすと、またもやオウムが「ジェイジェイ、ジェイジェイ」と繰り返す。

「よっしゃ、これで全部運び込んだな」
「でも兄貴、あのオウム、何か気になりませんか? こいつの名前を連呼してましたぜ」
「うん、おいらの名前を覚えてしまったみたい」
「それはまずいな。口止めしないとまずい。オウムがサツにお前の名前をチクるかもしれない。なんせオウムは利口な鳥だからな。言葉が喋れるんだから利口に違いない。犬よりも利口だ。サルよりも利口だ。喋れるんだからな」

というわけで、三人組は盗みに入った家に再び舞い戻り、緑のオウムが入った鳥かごを持ち出した。鳥かごを逃走用の車に乗せようとしているとき、警察に見つかってしまった。

「サツだ、逃げろ」三人組は逃走を試みたが、数ブロック先で障害物にぶつかってしまい、あっけなく御用となった。衝突時のショックで、鳥かごが壊れ、オウムは飛び去ってしまった。

そのオウム、6歳で、名前はマシュマロという。それ以来、行方不明になってしまった。オウムは人間の言葉を話すが、人間と会話できるわけではない。ジェイジェイの名前を繰り返すかもしれないが、それが何と関連する言葉であるかを人間に知らせることはできないのだ。

脱力度8■■■■■■■■□□


しかし、筆者がずいぶん以前に読んだ動物学者ローレンツ博士の著書(どの本か忘れたが)には、ある医者が長年にわたって診察室で飼っていたオウムの話が書かれていた。そのオウム、数十年ぶりに受診に来た患者の名前を覚えていたらしく、その患者が診察室に入ってくるなり、彼の名前を連呼したという。




■News Source: IOL - A Step Beyond - Polly plays a part in police sting


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