2004年06月06日

「オオゴキブリ(学名: Panesthia angustipennis spadica)」さんです。体長約40mm、山林部で暮らしていて、朽木の中に幼虫や成虫が群棲し、腐朽木部を食べているそうです。幼虫や成虫が群棲しているなんて、気持ち悪いですね。気持ち悪いのですが、準絶滅危惧種として『愛知県版レッドデータブック』に記載されているそうです。(詳細については、上の麗しきお姿をクリックしてみてください)。
さらに、オーストラリアにも、絶滅寸前のゴキブリが一種いるそうです。学名はPanesthia lata、通称は生息地にちなんでLord Howe cockroachなどと呼ばれているそうです。こちらも山林で暮らしていて、朽木を食べるそうです。残念ながら、こちらは麗しきお姿のお写真が見つかりませんでした。絶滅に瀕している原因は、Lord Howeという島に本来棲息していなかったネズミの一種を移入したからだそうです。
どちらも人間の暮らしには干渉してきていない、控えめなゴキブリさんですね。人間の世界と同じく、ゴキブリの世界でも「あつかましさ」が足りないと損をするみたいですね。
さて、あなたなら、保護してあげようと思いますか?
「えー、ゴキブリなんて、地球上から完膚なきまでに駆除して絶滅させればいいじゃないか」というお答のあなたの不公平さは満点の10と評価させていただきます。
と言いたいところですが、筆者にしても、学生時代、アパートで寝ているときにゴキブリがパジャマの中に入ってきて素肌の上を這い回ったという経験があって以来、ゴキブリを見ると文字通り身の毛がよだつ気がするほど。よって、不公平評点は半分に減らして5点くらいとしておきましょう。
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