2004年10月16日
今年の7月に米国テキサス州のエルメンドーフで、青色で全身毛のない犬のような生物な動物が射殺され、謎の吸血生物「チュパカブラ」ではないかと大騒ぎになった。
そして、今月またしてもテキサス州のアンジェリーナ・カントリ(Angelina County)で、前回とそっくりな謎の動物が射殺され、写真が撮影された。とにかく、どんな姿かを知りたい人は、まず下記ページをご覧いただきたい。
写真を撮影したのはスタンシー・ウォマック(Stacy Womack)さんという女性。彼女の実家の床下に何か動物が潜り込み、犬たちが吼えまくっていた。それを彼女の弟が銃で射殺し、ロープをかけて床下から引きずり出したという。
米テキサス州サンアントニのエルメンドルフの農家にて家畜を襲撃していた奇怪な生物が射殺され、チュパカブラではないかとして話題を呼んでいるとのこと。生物を射殺したデヴィン・マキャナリー氏は同地域で15年間牧場を経営しているが、このような生物は見た事がないと話している。「丁度俺が見つけたときは、木の下で何かクワの実を食べていたんだ。」またデヴィン氏によれば、ここ最近、養鶏場から鶏が立て続けに消えているのを知り、何かがいることを察知。ある時などは一日のうちに鶏35匹が一気に消えるという事件があり、警戒を強めていたところ、この青色の犬のような姿をした不思議な生物を発見、射殺したと話している。 【引用元】X51.ORG : チュパカブラを発見か - 家畜を襲う謎の生物が射殺される |

写真を撮影したのはスタンシー・ウォマック(Stacy Womack)さんという女性。彼女の実家の床下に何か動物が潜り込み、犬たちが吼えまくっていた。それを彼女の弟が銃で射殺し、ロープをかけて床下から引きずり出したという。
ウォマックさんは、地元の動物園と動物病院で20年間も働いているのだが、もちろんこんな動物は見たことがないし、絶対に犬ではないという。
この動物は、ほとんど体毛が生えておらず、青みがかった灰色の肌をしている。その肌は、疥癬に罹っているように見える。顎部には過蓋咬合(かがいがいこう:噛み合わせの異常)があり、まるでイノシシのように下あごから4本の牙が飛び出している。やせ細った体の後部には、ネズミのようにカールした尻尾が付いている。
彼女が実家に到着したとき、その動物は射殺されて間もなかったはずなのに、ほとんど出血していないように見えた。たった今死んだのではなくて、死んでから1ヶ月以上経っているようにさえ見えた。体中の組織が腐っているのではないかと思えた。
写真を撮るために頭部を持ち上げたところ、耳がクッキーのように割れてしまったという。
この動物は、オスで、体重は7キロ〜8キロほどだった。ウォマックさんは、これと同じ姿をした動物が道路を全力疾走していくのを目撃したが、オオカミやコヨーテほどの体高がないように見えた。
ウォマックさんが撮影した写真を地元の猟区管理事務所に持ち込んだところ、応対した人は驚きおののいて、そこで働いている生物学者に取り次いだ。生物学者が言うには、疥癬に罹ったコヨーテのように見えるが、頭蓋骨の形状に違いがあり、下あごから飛び出した牙もコヨーテのものではないとのこと。
ウォマックさんは、地元の衛生課にも写真を持ち込んだ。DNA検査が行われる予定である。
これを新種の動物とすることに懐疑的な意見も出ている。この写真を見た獣医師のC.R. シリング氏(West Loop Animal Clinic)は、あくまで推定だがと断った上、次のような点から、この動物はコヨーテである可能性が高いと述べている。

C.R. シリング氏は、「実際にその動物を検分したわけではないので、はっきりしたことは言えないが、犬とコヨーテの雑種である可能性もゼロとは言えない」という。
また、地元のエレン・トラウト動物園のゴードン・ヘンリー園長も、これを新種の動物とみなすのには否定的な意見を述べている。「コヨーテの可能性もあるが、極度の栄養失調に陥った犬ではないかと思う。野生動物だと、ここまでやせ細りながらも生きていることは一般に考えられないが、人間に飼われていた動物が放置され、餌を与えられなかったとすれば十分にありえることだ」
さらに、ヘンリー園長は、電子メールで送られた画像の一枚を拡大して獣医の意見を聞いたが、皮膚の異常は飼われていた動物が放置されたか、野外での生活を強いられた結果ではないかと思われると語っている。顎の異常は、先天的な異常かもしれないし、栄養失調が原因しているのかもしれないという。
極度の栄養失調に陥った犬なのか、先天異常のコヨーテなのか、犬とコヨーテの雑種なのか、吸血生物「チュパカブラ」なのか、それとも新種の生物なのか、紛らわしい話である。DNA検査の結果報告を知りたいところだが、現時点でこの「まぎらわしさ」は、ほぼ満点の9ポイントに値するだろう。
ま、筆者は、写真を撮影したウォマックさんの証言のうち、その動物の体が非常にもろくなっていた点、出血がほとんど見られなかった点に注目したい。撃たれる前に既に死んでいたのだとすれば説明が付くが、そこまでオカルト信者じゃないので、これはその動物が何らかの病に罹っていたからではないかと思う。
もしそうなら、あまり油断するべきではないと思う。家畜や人間にも感染する病気かもしれないからである。
吸血生物「チュパカブラ」に関しては、以下のサイトに鬼気迫る記述がある。
【最新情報 (05/02/14)】
ニューメキシコ州で、怪奇な生物の死骸が発見された。AZOZ BLOGに詳細な記事&フォトあり。
この動物は、ほとんど体毛が生えておらず、青みがかった灰色の肌をしている。その肌は、疥癬に罹っているように見える。顎部には過蓋咬合(かがいがいこう:噛み合わせの異常)があり、まるでイノシシのように下あごから4本の牙が飛び出している。やせ細った体の後部には、ネズミのようにカールした尻尾が付いている。
彼女が実家に到着したとき、その動物は射殺されて間もなかったはずなのに、ほとんど出血していないように見えた。たった今死んだのではなくて、死んでから1ヶ月以上経っているようにさえ見えた。体中の組織が腐っているのではないかと思えた。
写真を撮るために頭部を持ち上げたところ、耳がクッキーのように割れてしまったという。
この動物は、オスで、体重は7キロ〜8キロほどだった。ウォマックさんは、これと同じ姿をした動物が道路を全力疾走していくのを目撃したが、オオカミやコヨーテほどの体高がないように見えた。
ウォマックさんが撮影した写真を地元の猟区管理事務所に持ち込んだところ、応対した人は驚きおののいて、そこで働いている生物学者に取り次いだ。生物学者が言うには、疥癬に罹ったコヨーテのように見えるが、頭蓋骨の形状に違いがあり、下あごから飛び出した牙もコヨーテのものではないとのこと。
ウォマックさんは、地元の衛生課にも写真を持ち込んだ。DNA検査が行われる予定である。
これを新種の動物とすることに懐疑的な意見も出ている。この写真を見た獣医師のC.R. シリング氏(West Loop Animal Clinic)は、あくまで推定だがと断った上、次のような点から、この動物はコヨーテである可能性が高いと述べている。

- コヨーテは、ニキビダニによる疥癬に罹ることが多い。写真の動物のように体毛がすべて抜け落ちてしまうこともありえるという。
- 疥癬でないとしても、先天的な異常により、体毛のない個体も出現する。
- 顎部の過蓋咬合は、イヌ科の動物には珍しくない。
C.R. シリング氏は、「実際にその動物を検分したわけではないので、はっきりしたことは言えないが、犬とコヨーテの雑種である可能性もゼロとは言えない」という。
また、地元のエレン・トラウト動物園のゴードン・ヘンリー園長も、これを新種の動物とみなすのには否定的な意見を述べている。「コヨーテの可能性もあるが、極度の栄養失調に陥った犬ではないかと思う。野生動物だと、ここまでやせ細りながらも生きていることは一般に考えられないが、人間に飼われていた動物が放置され、餌を与えられなかったとすれば十分にありえることだ」
さらに、ヘンリー園長は、電子メールで送られた画像の一枚を拡大して獣医の意見を聞いたが、皮膚の異常は飼われていた動物が放置されたか、野外での生活を強いられた結果ではないかと思われると語っている。顎の異常は、先天的な異常かもしれないし、栄養失調が原因しているのかもしれないという。
極度の栄養失調に陥った犬なのか、先天異常のコヨーテなのか、犬とコヨーテの雑種なのか、吸血生物「チュパカブラ」なのか、それとも新種の生物なのか、紛らわしい話である。DNA検査の結果報告を知りたいところだが、現時点でこの「まぎらわしさ」は、ほぼ満点の9ポイントに値するだろう。
9 | ■■■■■■■■■□ |
ま、筆者は、写真を撮影したウォマックさんの証言のうち、その動物の体が非常にもろくなっていた点、出血がほとんど見られなかった点に注目したい。撃たれる前に既に死んでいたのだとすれば説明が付くが、そこまでオカルト信者じゃないので、これはその動物が何らかの病に罹っていたからではないかと思う。
もしそうなら、あまり油断するべきではないと思う。家畜や人間にも感染する病気かもしれないからである。
吸血生物「チュパカブラ」に関しては、以下のサイトに鬼気迫る記述がある。
【最新情報 (05/02/14)】
ニューメキシコ州で、怪奇な生物の死骸が発見された。AZOZ BLOGに詳細な記事&フォトあり。
当ブログの全記事一覧を見る |
この記事の先頭に戻る
トラックバックURL
この記事へのトラックバック
1. 未確認生物の行方。 [ Take it free ! ] 2005年02月14日 17:45
チュパカブラと思われる動物の死骸が発見された。
チュパカブラとは、南米に生息し、ヤギなどの家畜や小動物の血を吸って生きるという吸血動物である。
ただしまだ未確認。世界的にみてもまだしっかりと確認されたという例はないということだ。
スペ
この記事へのコメント
1. Posted by ねこや 2004年10月17日 19:48
こんばんはニャン♪
前回のチュパカブラの死体は、腐敗が激しくて野犬として処理されてその後情報無しだったニャン。
今回の死体は、野犬じゃないと判断できる原型をとどめてるニャン。
解剖結果が楽しみニャン!♪
前回のチュパカブラの死体は、腐敗が激しくて野犬として処理されてその後情報無しだったニャン。
今回の死体は、野犬じゃないと判断できる原型をとどめてるニャン。
解剖結果が楽しみニャン!♪
2. Posted by miccckey 2004年10月18日 03:21
ねこやさん
毎度どうもです。
前回のもDNA鑑定をするとかしないとかの話があったようですが、
なんだかうやむや。
今回のもうやむやになるかも。うやむやになるのは、意外と情報操作の
ためだったりするかもしれませんが(笑)例によって軍の機密が絡んで
いるとかで・・・
毎度どうもです。
前回のもDNA鑑定をするとかしないとかの話があったようですが、
なんだかうやむや。
今回のもうやむやになるかも。うやむやになるのは、意外と情報操作の
ためだったりするかもしれませんが(笑)例によって軍の機密が絡んで
いるとかで・・・