クラウドソーシング「ランサーズ」 なんでも評点:ソファに体が癒着した超肥満女性死す《はがゆさ10》

2004年08月13日

ソファに体が癒着した超肥満女性死す《はがゆさ10》


先日、身長160センチで体重約215キロという超肥満女性(39歳)がフロリダの自宅から運び出された。彼女はまったく動けない状態だった。というのも、彼女の体はソファに癒着してしまっていたからだ。

もちろん、トイレにも行けない状態だった。消防士たちが救出に駆けつけたとき、部屋の中にはひどい悪臭が充満しており、新鮮な空気を部屋に取り入れてからでないと作業できないほどだった。

皮膚がソファに癒着しているため、ソファごと彼女を救出する必要があり、部屋の壁を壊すほかなかった。彼女は、呼吸困難に陥っており重篤な容態だった。

彼女はソファごとトレイラーに乗せられ、病院に運ばれた。外科医の手により、彼女の皮膚がソファの布から分離されたが、まもなく彼女は息絶えた。

彼女の56歳の夫は、「妻がカウチから引き起こしてくれと言わなかったから、そのままにしていた」と述べているが、彼女はなんと6年間もソファの上にいたのである。

このネコも肥満でソファから動きづらいようだが・・・警察は、夫が妻をネグレクトしていた可能性があるとして取調べを進めている。日本でも最近、親が子供を「ネグレクト」ないしは虐待して死なせるという事件が続発している。その場合、子供は栄養失調でやせ衰えて衰弱死することが多い。

だが、このケースは、女性が215キロの体重を維持していたわけで、夫がまめに食事を与えていたことは間違いないだろう。よほど頻繁に食事を与えない限り、彼女は徐々に体重が減り、ソファから離脱できていたはずだ。

彼女としては、少なくとも心の一部分では、さぞかし歯がゆい思いがしていたのではないだろうか。異常な食欲を満たすことだけに徹してソファの上で6年も生きていたのだ。夫は自分の要求に応えてちゃんと食事を与えてくれる。だが、ソファからまったく動けず食べては寝る生活が延々と続く。そのうち、自分の身体がソファに癒着してしまう。トイレにもいけず、垂れ流し状態になる。

このような悪循環から抜け出せない人が自分自身に対して感じる「はがゆさ」こそが究極の「はがゆさ」ではないかと思われる。よって本件の「はがゆさ」は満点の10に値する。




■ News source: The SUN Newspaper Online - Fat lady on sofa for 6 yrs

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miccckey at 14:04│
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