2026年04月21日
オリジナル・ミステリー小説NORAが完成しました。あらすじをここに書いてもあまり意味がないので、最後の個所をご覧に入れます。


リハビリテーション病院から退院したダイヤは、浦島太郎ではなく、浦島太郎を運んだ後の消息を誰も知らない亀になっていた。亀の遅さで杖を突いて阪急十三駅に行くと、魔女に肩を叩かれた。もともと酒焼けでハスキーだった声が張りを失い、雑踏の中では聞き取りにくい。
「アイロンで殴られたせいで、喉も潰れてん。喉を尖った先っぽで突かれたさかいな」と死にかけたノラが死にかけたダイヤに言葉を発していた。「あんたは臨死体験したんか? ウチはしたよ。あの世で顔を見た悪者のことは、この世でも絶対に忘れへん。この世で見かけたら今回も通報して賞金もらうわ」
