クラウドソーシング「ランサーズ」 なんでも評点:弱っている人と視線が合うようにしゃがむのは女神の優しさ

2026年02月24日

弱っている人と視線が合うようにしゃがむのは女神の優しさ


1954年、来日したマリリン・モンローは戦争の痛みが残る米軍病院を訪れた。

彼女は部屋を一つひとつ回り、朝鮮戦争で人生を大きく変えてしまう傷から回復しようとしている兵士たちと面会した。その中でも、ひときわ印象に残る若い兵士がいた。脊椎に重い損傷を負い、うつ伏せのまま横たわるしかなく、頭を上げることも、誰が話しかけているのかを見ることもできない状態の彼。

マリリンはすぐに状況を理解した。

自分が他の人と同じように立ったままでいれば、彼は彼女の顔を見ることができない。
マリリンは、誰かを「見えない存在」にしておくような人ではなかった。images (6)


そこで彼女は、誰も予想しなかった行動をとった。

マリリンは、ひざまずき、身をかがめ、ベッドの枠の下にそっと頭を差し入れた。そして、自分の顔が逆さまのまま、彼の視界に入る位置まで顔を近づけた。

兵士はすぐに反応した。数か月ぶりに笑った。本当に心からの驚きに満ちた笑いであった。

マリリンも一緒に笑った。二人は逆さまの姿勢のまま、しかし大切な意味においてはまっすぐな時間を共有していた。

それはただ、動くことのできない相手のもとへ、女神のようなマリリンが自分のほうから歩み寄るという形で差し出したサプライズだった。

共感に特別な舞台は必要ない。少しかがみ込み、相手の目を見る意思があればよいのである。

マリリン・モンローは、その行動の破天荒さからゴシップ製造機となる反面、人種や性別、社会的地位に関わらずすべての人に対して分け隔てなく接したと言われている。うつぶせにしか姿勢を維持できないほどの重傷を負った兵士は、さぞかし驚いたことだろう。


この記事の先頭に戻る

Google
WWW を検索 評点




この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
◎-->