2025年01月15日
韓国の尹大統領が「内乱」を企図した疑いで逮捕された。だが、内乱が起こるとしたら、むしろ現職大統領を逮捕した後ではないか? 尹大統領の支持者も多数いるはずで、少なくとも「分断」は進行するはずである。

ここで、韓国の野党は北朝鮮と繋がっていないのかという懸念がある。韓国の最大野党「共に民主党」と北朝鮮との直接的な関係を示す確たる証拠は公的には確認されていないそうではある。しかし、「共に民主党」の一部の政治家が北朝鮮に対して友好的な姿勢を示すことが問題化している。
例えば、2024年1月、「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表が北朝鮮に対して「わが北朝鮮」という表現を使用し、与党から批判を受けた。また、2023年9月には、李在明氏が北朝鮮への不正送金疑惑などで逮捕同意案が国会で可決された。尹氏より先に李氏を逮捕すべきではなかったのか? ソウル中央地方法院は9月26日に李氏逮捕を棄却したのである。その後、李氏は引き続き政治活動を行っている。
さらに、2024年3月、与党「国民の力」のハン・ドンフン非常対策委員長が、共に民主党を「従北勢力の宿主」と批判し、国家情報院の対共捜査権の復活を主張するなど、野党に対する厳しい批判を展開した。
尹氏逮捕は、韓国の野党が北朝鮮と癒着している疑いがある中で起きた。今後、北朝鮮が韓国を乗っ取る可能性が浮上している。
半島に最も近い外野である日本は、半島が内乱の瀬戸際であることを認識しておくべきだろう。ぼやぼやしているうちに、日本国内に北朝鮮の兵力が流入してしまうかもしれない。
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