2024年04月24日
■サンテレビという守り神
阪神タイガースが5位から一気に1位に順位を上げたわけだが、兵庫県と大阪府のほか京都府の12.8%で視聴できるサンテレビで中継があった日は、まだ1敗しかしていない。4月23日現在の実績は以下のとおり。
阪神タイガースが5位から一気に1位に順位を上げたわけだが、兵庫県と大阪府のほか京都府の12.8%で視聴できるサンテレビで中継があった日は、まだ1敗しかしていない。4月23日現在の実績は以下のとおり。

4月3日(水) 20:53〜試合終了まで
阪神 × DeNA
京セラドーム大阪
WIN 5-2
4月5日(金) 18:00〜試合終了まで
ヤクルト × 阪神
明治神宮野球場
WIN 6-7
4月10日(水) 20:53〜試合終了まで
阪神 × 広島
阪神甲子園球場
LOSE 2-6
4月12日(金) 18:00〜試合終了まで
中日 × 阪神
バンテリンドームナゴヤ
DRAW 2-2
4月14日(日) 13:30〜試合終了まで
中日 × 阪神
バンテリンドームナゴヤ
WIN 1-2
4月23日(火) 17:30〜試合終了まで
DeNA × 阪神
横浜スタジアム
DRAW 1-1
上記のとおり、まだ6試合しかサンテレビで中継されていなくて、内訳は3勝1敗2引き分け。だが6試合中1敗しかしていない圧倒的事実に注目したい。
秋になるまで、阪神が本当に優勝すると信じ切れなかった人が私を含めて過半数以上であったと思われる昨年中も、サンテレビ中継日の勝率はかなり高かった。他地域の阪神ファンにとって、放送時間が「試合終了まで」とは夢のような話だろう。
10試合連続2得点以下という打撃低調が続いた後、4月19日からの中日戦(甲子園)で1試合目7点、2試合目15点と打撃陣が勢いを取り戻した。まさに「フィーバー」状態となった。
■日本海を見本海に
フィーバーはパチンコ用語なので使いたくない。韓国や台湾では、とうに禁止されたパチンコが日本では、いまだに野放しにされている。その売り上げが北朝鮮に送られ、ミサイル開発を支えているという疑惑があったから、私は反パチンコ派である。
しかし、今やパチンコによる売り上げは縮小していて、莫大な金額を要するミサイル開発には「雀の涙」程度にしかならない。むしろ、北朝鮮は日本海方面へのミサイル発射で自国開発ミサイルの性能をシリアやイランなどの一部の国々に実演して、ミサイルを売りつけている。最近では、ロシアが北朝鮮製ミサイルをウクライナで使用していると報道された。
日本海が見本市状態になっている。朝鮮半島の人たちは、日本海から東海へ名を変えろとうるさいが、これだと日本海は見本海に改名するに値する。
■野球界のイノベーター
阪神タイガースを巡る流れが変わったことにも、「海」が関係している。4月16日からの巨人戦3連戦の1戦目で、植田海選手がありえない挟殺回避を見せた直後、神業で3塁から生還して同点に持ち込んだ。
今年もしアレンパの夢が叶ったら、植田海のプレーは伝説として語り継がれるだろう。岡田監督は、昨年からの四球ゲットの評価点アップ、前任時のJFK結成など、野球界にいイノベーション(技術革新)をもたらして、野球を変えて来た。走塁のプロを厳選して充実させるのも、『巨人の星』時代から考えられいたアイデアを具体化させたイノベーションだろう。
今年、飛ばないボール疑惑がささやかれ、他球団の本塁打数が伸び悩む中、阪神の本塁打数がトップになっているのは、まだ序盤だから偶然の振れ幅の中の話でしかないと思うし、阪神はホーム球場の広大さに勝てず、やがては低本塁打チームに落ちつくだろう。
しかし、森下は数種類のバットをテストするなど、前向きな試みを続けてきた。佐藤輝明も、米シアトルのトレーニング施設「ドライブライン」で打撃フォームを磨いてきた。これらの事前準備が功を奏しているのだとしたら?
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【追記】
阪神の話題にも国際情勢を交えたりする筆者のADHD的話題飛躍スタンスは、一部の編集者から評判が良くない。それを理由として、某所への記事執筆が今後「見送られる」ことになった。
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