2024年01月10日
オーストラリア・パース近くのバンバリー・バック・ビーチ沖合で、2023年10月18日、ザトウクジラの親子が本来の移動ルートから外れて迷子になっているのが目撃された。

このザトウクジラ親子は、黒と白のツートンカラーに見えたことから最初はシャチと間違われていた。シャチがイルカを追いかけているように見える。だが、イルカは何頭も並走して泳いでいる。イルカたちはクジラを正しいルートに誘導していた。そうとしか見えない。
イルカたちの親切な行動に驚きである。本件は、日本語で伝えられていない模様だ。反捕鯨でうるさいオーストラリアからのクジラ関連ニュースだから意図的にスルーされたのだろうか? 幸い、YouTubeに映像が残っている。いつものように動画を埋め込もうと思ったのだが、なぜか埋め込みはできない設定になっている。

凄い映像である。ぜひ下のリンクをクリックしてご覧になってほしい。
YouTube: Dolphins Lead Lost Whale and Calf Back to Migration Route, Researchers Say
なんとも優雅な映像であることか。コメント欄は称賛の嵐である。でも、我が国は捕鯨の制限を取り払った。YouTubeを観ると、日本文化を称賛する声ばかりが伝えられているように見えるが、捕鯨も日本文化である。クジラの生息数が一時期減ったのは、食用ではなく工業用としてのみクジラを乱獲した欧米諸国に責任がある。
捕鯨|外務省
Source: 23 feel-good, heartwarming things that happened in 2023
【関連記事】
・野生のイルカが20年前の記憶を思い出して仲間たちの間に水族館芸を広める
・6歳少女が海に流したボトルレターが豪華客船よりも速く地球の裏側に届いたミステリー
・沖合を一人で泳いでいて、ふと気がつくと獰猛なサメの背中に乗っていた女性
この記事の先頭に戻る