2023年09月13日
阪神タイガースが「アレ」に近づいてきた。明日9月14日にマジックが0または-1になる可能性がある。本日のヒーローインタビューの映像を視聴してみよう。
今年、阪神が圧倒的な強さを発揮した具体的要因の第一は、阪神のバッターが四球を得た場合の評点が1.2に引き上げられたことだろう。たぶん、来年以降、セ・リーグもパ・リーグもこれを真似る球団が続出することだろう。
今年、阪神が圧倒的な強さを発揮した具体的要因の第一は、阪神のバッターが四球を得た場合の評点が1.2に引き上げられたことだろう。たぶん、来年以降、セ・リーグもパ・リーグもこれを真似る球団が続出することだろう。
戦い方については、岡田監督が自分の愛する異種勝負事である将棋と麻雀の発想を取り入れたことが大きい。特に麻雀については、必然と偶然が入り混じった勝負事であることに学ぶ点が大きい。必然の部分は、野球で言えば練習と鍛錬で完璧化を図るが、偶然の部分に関しては経験を積み、幾多の勝負で辛いも甘いも知り尽くした指揮官の熟練度が物を言う。
岡田監督と麻雀と言えば、次のようなエピソードがある。
「ドラフト前日、チームメイトと早稲田の雀荘で麻雀をしとったんよ。売れない芸人が各球団の監督に扮した仮想ドラフトっていう番組が店のテレビに映っていて、阪急が俺の交渉権を獲得していた(笑)。実際は阪神が交渉権を獲得したわけだけど、テレビのように他球団がクジを当てたとしても入団していたはず。抽選で人生が決まる理不尽さは感じていたけど、『俺には選択権がないんだから、阪神に入団できなくても仕方がない』と割り切っていたよ」「鳥谷敬指名の2年前に布石は打っとったんよ」(出展:岡田彰布が明かすドラフト論「『なんでこの選手を?』はウラ事情があると思っていい」 - ドラフト会議 | プロ野球 - Number Web - ナンバー)
私は、岡田彰布氏とまったく同時期ではないが、少しずれて早稲田界隈の雀荘に出入りしていたことがある。学生麻雀では飽き足らなくなって新宿などに場を移したのだが、最高位戦Cリーグに参加しようとしたことならある。とある麻雀全国大会決勝で私の態度に問題があったとして、選考から落とされてしまったのだが…。
今回の阪神優勝について、麻雀プロリーグ(Mリーグ)の選手たちが何かコメントするのだろうか? 彼らは麻雀が仕事なので、余計なことは言わないと思うが。
ともあれ、今年の岡田野球は、プロ野球のあり方について、あまり誰も論じたことのない角度から光を当てたと思う。などとわけのわからない理屈をこねながら、私は感動の嗚咽にむせびそうだ。この想いは、
感涙装置としての阪神
に書いたとおりだ。
さて、明日か数日後にアレが決まったら、岡田監督は、今年の功労者を二軍に落とし、井上広大など、来年以降、活躍が期待される若手を1軍に昇格させるだろう。そうしてシーズン終了まで戦うのだが、功労者を休ませるといっても、記録がかかっている近本などの選手もいるし、最近覚醒したのではないかと思われるサトテルもいる。
登録抹消となるのは、打者では大山選手、中野選手、木浪選手、ノイジー選手あたりか。投手では、岩崎選手は確実に登録抹消して休養させるはず。桐敷選手も休ませるか。
外さないと思われるのは、サトテル、森下。坂本捕手は外さないはずだが、出番のなかった榮枝と長坂の2捕手を先発起用するはずだ。
二軍から抜擢した若手が目を見張る活躍をすれば、CSおよびシリーズに抜擢して岡田監督の眼力が世間の注目と絶賛を浴びるだろう。
現実に、広島は少し前に優勝をあきらめて、主力を休養させている。優勝をあきらめているのに勝ちを重ねた広島は強い。CSで最も警戒すべきは広島である。
ともかく、岡田彰布は、プロ野球のあり方を変えてしまった。
岡田監督と麻雀と言えば、次のようなエピソードがある。
「ドラフト前日、チームメイトと早稲田の雀荘で麻雀をしとったんよ。売れない芸人が各球団の監督に扮した仮想ドラフトっていう番組が店のテレビに映っていて、阪急が俺の交渉権を獲得していた(笑)。実際は阪神が交渉権を獲得したわけだけど、テレビのように他球団がクジを当てたとしても入団していたはず。抽選で人生が決まる理不尽さは感じていたけど、『俺には選択権がないんだから、阪神に入団できなくても仕方がない』と割り切っていたよ」「鳥谷敬指名の2年前に布石は打っとったんよ」(出展:岡田彰布が明かすドラフト論「『なんでこの選手を?』はウラ事情があると思っていい」 - ドラフト会議 | プロ野球 - Number Web - ナンバー)
私は、岡田彰布氏とまったく同時期ではないが、少しずれて早稲田界隈の雀荘に出入りしていたことがある。学生麻雀では飽き足らなくなって新宿などに場を移したのだが、最高位戦Cリーグに参加しようとしたことならある。とある麻雀全国大会決勝で私の態度に問題があったとして、選考から落とされてしまったのだが…。
今回の阪神優勝について、麻雀プロリーグ(Mリーグ)の選手たちが何かコメントするのだろうか? 彼らは麻雀が仕事なので、余計なことは言わないと思うが。
ともあれ、今年の岡田野球は、プロ野球のあり方について、あまり誰も論じたことのない角度から光を当てたと思う。などとわけのわからない理屈をこねながら、私は感動の嗚咽にむせびそうだ。この想いは、
感涙装置としての阪神
に書いたとおりだ。
さて、明日か数日後にアレが決まったら、岡田監督は、今年の功労者を二軍に落とし、井上広大など、来年以降、活躍が期待される若手を1軍に昇格させるだろう。そうしてシーズン終了まで戦うのだが、功労者を休ませるといっても、記録がかかっている近本などの選手もいるし、最近覚醒したのではないかと思われるサトテルもいる。
登録抹消となるのは、打者では大山選手、中野選手、木浪選手、ノイジー選手あたりか。投手では、岩崎選手は確実に登録抹消して休養させるはず。桐敷選手も休ませるか。
外さないと思われるのは、サトテル、森下。坂本捕手は外さないはずだが、出番のなかった榮枝と長坂の2捕手を先発起用するはずだ。
二軍から抜擢した若手が目を見張る活躍をすれば、CSおよびシリーズに抜擢して岡田監督の眼力が世間の注目と絶賛を浴びるだろう。
現実に、広島は少し前に優勝をあきらめて、主力を休養させている。優勝をあきらめているのに勝ちを重ねた広島は強い。CSで最も警戒すべきは広島である。
ともかく、岡田彰布は、プロ野球のあり方を変えてしまった。
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