クラウドソーシング「ランサーズ」 なんでも評点:5月13日首位に並んだ阪神の岡田監督はボケでメディアとファンをコントロールした初の監督

2023年05月13日

5月13日首位に並んだ阪神の岡田監督はボケでメディアとファンをコントロールした初の監督


5月13日、阪神がDeNAに勝利して首位に並んだ。
阪神、岡田監督通算600勝で首位浮上!!大竹が開幕から5戦5勝の快挙― スポニチ Sponichi Annex 野球
セ・リーグ 阪神7−2DeNA ( 2023年5月13日 甲子園 )


岡田監督は、とにかく長い目でシーズンを見ている。3連敗が一度もないことについてコメントを求められたときに「5連敗や6連敗」はそのうちするよ ― と答えている。今回の首位についても、「まだ先は長いわ」とどこかのメディアに答えていることだろう。

金本政権や矢野政権に遡ると、トーナメント的にペナントレースに挑んでいたと思う。1つの負けを嫌がっていた。連敗が積み重なると、もうパニック。ファンがそういう心理だから首脳陣にもそれが伝染する。昨年序盤の連敗続きなんざ、ファンのヒステリーがチームに乗り移っていた。

5連敗や6連敗したチームでも、長いシーズンの最後には優勝するのが普通だ ― という岡田監督のような達観が昨年備わっていれば、優勝もありえたのではないか。現にAクラスまでは戻せたのだから。

岡田監督がこれまでの阪神監督や他チームを率いた名監督と決定的に違うのは一点。彼は、メディアやファンにボケをかまして煙に巻く。ファンの不信や不満を煙幕の中に放り出して、わけのわからない流れを演出してしまう。最たるものが「梅野4番」発言である。

【阪神】岡田監督「梅野4番で行く」 報道陣「冗談でしょww」→岡田監督「え? ホンマや」(真顔) | まとめまとめ

5月10日には、大きな信頼と期待を寄せていたはずの外国人助っ人2人を突然スタメンから外して、しれっとした態度。

【阪神】岡田監督がスタメン改造を決断 ノイジー、ミエセスを外して3番小野寺暖、6番井上広大 - プロ野球 : 日刊スポーツ
ノイジーは今季ここまで打率2割4分6厘、2本塁打、9打点。コンスタントに安打は重ねているが、いまひとつ状態が上がっていない。ミエセスは1軍デビュー戦から2戦連続先発で8打数1安打、打率1割2分5厘。5日広島戦で来日1号を放ったが、9日ヤクルト戦は4打数無安打に倒れていた。


結果は、ヤクルトに2試合連続の完封負け。だが上の記事には、不敵な笑みを浮かべる岡田監督の写真があった。この気まぐれに見える采配自体が大ボケかましであった疑惑さえありえると私は見ている。

wry smile

トーナメントでない長丁場の勝負事、全勝は不要だ。全体の流れをよくするために、一か八かの勝負に出る試合があってもいいはずだ。どこかでまた、こういう仕掛けをしてくるだろう。監督がボケていると、怒ったファンも喧嘩腰になれない。

関西のお笑い精神の中核には「ボケ」がある。そのボケを武器にして、メディアとファンの心理をコントロールした初のプロ野球監督が岡田彰布氏なのだ。

現役ドラフトで阪神に移籍してから5戦5勝を決めた大竹耕太郎投手も、これまでプロでそこまで注目を浴びたり、大役を任されたりする選手ではなかったのに、感情が安定していそうな堂々たる落ち着いた態度だ。彼は不遇な時代も自分の力を信じ、ヒーローとして注目を浴びたときにどう振舞うかをイメージトレーニングしていたのだろうか。中二病患者にありがちなイメージトレーニングだが、大竹投手は現実に夢見た地位を勝ち取った。



阪神の選手層は若い。2023年は、平均年齢が25.7歳だと。近本や中野など、運動神経お化けもいれば、祖父母から東北の武士の血を引いたテルもいる。こういった若い世代とのコミュニケーションを円滑化する上でも、岡田監督のボケ体質は(計算ずくのボケであろうとも)有利に働くだろう。

5月13日は、元阪神の藤浪選手がMLB初勝利を得た日でもあった。元阪神のロマン砲江越選手が2戦連続のホームランを放った日でもあった。



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この記事へのコメント

1. Posted by ブラック即日OK街金   2023年06月03日 08:51
こないだ岡田監督と新幹線で会って声を掛けたら気さくに応じてもらえました。SPらしき人が一緒でした。

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