2023年04月06日
前の記事で、野球用語として意味が通らないcommand issues=コマンドの問題を指摘した件だが、ググってみるとベースボールチャンネルなど、ベースボールに特に詳しいサイトでもAIが出した「コマンドの問題」という誤訳をぼんやりと使っていることが判明した。
この状況については、下記Google検索結果をご覧いただきたい。権威のありそうなサイトで使われた訳であるがゆえ、何の疑いもなく同じ文を引用したサイトも多そうだ。
"藤浪" "コマンドの問題" - Google Search
藤浪ってパソコンやロボットの一種だったのか? 笑い事ではない。AI翻訳の弊害の一例として銘記したい。
野球(投球)用語としてのcommandは、類義語としてcontrolがある。いわゆるコントロールと制球は区別が難しいが、ストライクゾーンに投げ込む能力がコントロールcontrolであり、狙ったゾーンに投げ込む能力を制球commandと言うらしい。
command issuesの正しい訳は「制球難」である。
これはAIの弊害の1つと書いたが、AI翻訳が普及した今、翻訳物の海がAI問題の氷山に埋め尽くされていて、これは言わば氷山の一角なのだ。人間翻訳者から仕事を奪った結果がこれだ!
本稿は、誤植指摘カテゴリに追加しておく。AI時代が生んだ新たな「誤植」と言えるかもしれないからだ。
"藤浪" "コマンドの問題" - Google Search
藤浪ってパソコンやロボットの一種だったのか? 笑い事ではない。AI翻訳の弊害の一例として銘記したい。
野球(投球)用語としてのcommandは、類義語としてcontrolがある。いわゆるコントロールと制球は区別が難しいが、ストライクゾーンに投げ込む能力がコントロールcontrolであり、狙ったゾーンに投げ込む能力を制球commandと言うらしい。
command issuesの正しい訳は「制球難」である。
これはAIの弊害の1つと書いたが、AI翻訳が普及した今、翻訳物の海がAI問題の氷山に埋め尽くされていて、これは言わば氷山の一角なのだ。人間翻訳者から仕事を奪った結果がこれだ!
本稿は、誤植指摘カテゴリに追加しておく。AI時代が生んだ新たな「誤植」と言えるかもしれないからだ。
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