クラウドソーシング「ランサーズ」 なんでも評点:祝サムライジャパン:大谷とトラウトの同門対決を伝える英文記事を“半機半人翻訳”してみる

2023年03月23日

祝サムライジャパン:大谷とトラウトの同門対決を伝える英文記事を“半機半人翻訳”してみる


明日3月23日のスポーツ紙や一般紙は、WBCでの日本の偉業を書き立てることだろう。ここでは、ロナルド・ブラムというベースボールライターが書いた英文記事を日本語化して紹介しよう。

Ohtani fans Trout, Japan tops US 3-2 for WBC championship
大谷投手がトラウト選手を三振に切って取り、日本が米国を3対2で下しWBC優勝


RONALD BLUM
ロナルド・ブラム

AP Baseball Writer
March 21, 2023

大谷翔平選手とマイク・トラウト選手は、日米の多くのファンと共に、この瞬間を夢見ていた。長年のチームメイトである地球上の2大スターが世界タイトルを懸けて、60フィート6インチの戦場で対峙するそのときを。

対決はフルカウントまで煮詰まった。

そして、大谷はトラウトを外角のスライダーで空振りさせ、日本が3-2で勝利し、2009年以来のワールド・ベースボール・クラシック優勝を果たしたのである。

「人生で最高の瞬間です」と、大谷は通訳を介して語った。

太平洋の東西のファンを魅了する二刀流の大谷選手は、打率.435、1本塁打、4二塁打、8打点、10四球を記録し、マウンドでは9回2/3を11奪三振、2勝0敗1セーブ、防御率1.86でWBC MVPに選出された。

「すべての野球ファンが見たかったと思う。この1カ月半、それに関する質問に答えてきた」と、2018年から大谷のロサンゼルス・エンゼルスのチームメイトであるトラウトは言った。

「これ以外の終わり方なんて考えられなかった」

8回、9回の展開を見て、日本の一塁手・岡本和真は信じられない思いをしていた。

「まるで漫画を読んでいる気がしました」と、通訳を介して吐露した。

アメリカ代表のマーク・デローザ監督は、この対戦を楽しんだ。
"ただ、マイク(トラウト)が500フィート(150 m)のホームランを打つところを見たかった"。

大谷は試合前、日本のクラブハウスでチームに檄を入れた。

ウェブサイト「Samurai Japan」に掲載された動画をLos Angeles Timesが翻訳したものによると、「憧れるのはやめよう」と大谷翔平は言った。「大リーガーに憧れたら、大リーガーを超えることはできない。僕らは大リーガーを超えるため、頂点を極めるためにここに来たんだ。一日だけ、大リーガーへの憧れを捨て、勝つことだけを考えよう」

日本は、2013年にドミニカ共和国と並んで、野球の最高峰である代表チームのトーナメントで唯一の無敗のチャンピオンとなった。サムライ・ジャパンは7勝0敗、対戦相手を56対18で圧倒し、2006年と2009年の第1回WBCで優勝して以来、初めて決勝戦に進出したのだ。この大会で2回以上優勝した国は他にない。

トレア・ターナーは、今永昇太(1-0)との第2打席で、2006年に韓国の李承ヨプが記録したWBC記録に並ぶ大会5本目のホームランを放ち、米国に先制点を与えた。

村上宗隆は、メリル・ケリー(0-1)の2回裏の初球で、快速球をミートし、115・1マイル(185・3キロ)もの打球速度で右翼アッパーデッキに突き刺して、日本を米国に追い付かせた。日本は満塁とし、日系アメリカ人MLB選手として初めてサムライ・ジャパンに参加したラース・ヌートバールが、アーロン・ループからファーストゴロを打ち、2-1とリードを広げた。

岡本は4回にも、カイル・フリーランドのフラットなスライダーを左中間の壁の上に飛ばすソロホームランを放ち、リードを広げた。8回にはカイル・シュワーバーがダルビッシュ有から本塁打を放ち、1点差に詰め寄った。

大谷は日本の指名打者として、まず6回に先行してブルペンへ。ダグアウトに戻り、7回に内野安打で出塁すると、再び左翼線を歩いて日本のブルペンに向かい、今大会3度目のマウンドに上がるためのウォーミングアップをした。

9回から大リーグの打点王ジェフ・マクニールを歩かせ、6回オールスターのムーキー・ベッツをダブルプレーに打ち取った。

そこで登場したのが、アメリカのキャプテンで、オールスター10回、MVP3回を誇るトラウトである。
デローザは言う。「彼が感情を抑えようと大きく深呼吸しているのが見えた。地球上で最も優れた2人の選手が、あの場所でチームメイトとして角を突き合わせている、あの瞬間を想像することさえできない」

大谷は低めのスライダーでスタートし、100マイルの速球をトラウトに空振りさせた。もう1級の速球が外角に投げ込まれ、トラウトは99.8マイルの球を真ん中越しに見逃した。大谷の15球の中で最も速い渾身の101.6マイルの球が外角低めの空間を切り裂き、最後は外角のスライダーがトラウトのバットに空を切らせた。


以上、AI翻訳DeepLを援用してWBC決勝における日本の勝利を伝える英文記事を和訳した。あくまで「援用」である。野球用語を正しく翻訳できないケースがとても多い。

そもそも記事タイトルの“Ohtani fans Trout, Japan tops US 3-2 for WBC championship”を「大谷選手がトラウト選手をファンサ、日本が米国を3-2で下しWBC優勝を決める」と訳しているのだから意味不明である。動詞fanには「魅了する」などの意味もあるが、野球用語では「三振させる」である。

“大谷がチームに檄を入れた”あたりの翻訳も変だった。ただ、「大リーガー憧れるのはやめよう」の話は、まだあまり大きく伝えられていないと思われる。歴史に残る言動だと思うので、これから何度もリプレイされることだろう。

このほかにも、そのままでは意味が通らない文がたくさんあった。しかし、他分野でのAI翻訳の利口さを思い知っている人間翻訳者の私から見れば、野球やスポーツをどんどんディープに学習していけば、こういった問題はじきに克服できるだろう。

AIに変な癖があるのは、ChatGPTである。



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