クラウドソーシング「ランサーズ」 なんでも評点:誤植飯店「果実を含むをキノコのような部分を」

2023年01月24日

誤植飯店「果実を含むをキノコのような部分を」


今年はウサギ年だった。奄美大島のアマミノクロウサギのことを伝えている毎日新聞の記者署名入り記事なのだが、一読して意味が分からない。私が以前から気にしている助詞「を」の二段重ねに頭を混乱させられる。(参考記事 -【悪文を回避する文章テクニック】第2回:「を」の二段重ねは読者泣かせ


絶滅危惧種アマミノクロウサギ、光合成しない植物の種の「運び役」に 毎日新聞

チームは2021年1〜3月、奄美大島の湯湾岳(ゆわんだけ)(694メートル)に赤外線カメラ3台を設置。映像を確認すると、アマミノクロウサギがヤクシマツチトリモチの果実を含むをキノコのような部分を食べている様子が延べ49回とらえられていた。調査地で採取したふんには発芽能力がある種が含まれていた。


どう訂正するのが正しいのか、私には自信がない。単に「含むを」の「を」が不要なら

〇アマミノクロウサギがヤクシマツチトリモチの果実を含むキノコのような部分を食べている様子が延べ49回とらえられていた。

ということになる。「果実を含む」と能動態になっているから判読しにくい。「果実が入っている」とした方がまだ読みやすいと思う。つまり

◎アマミノクロウサギがヤクシマツチトリモチの果実の入っているキノコのような部分を食べている様子が延べ49回とらえられていた。

本件は、自らに「歯切れ悪さ8」という評点をつけてお茶を濁したい。ちなみに、アマミノクロウサギの上あごの歯は5対だという。だからと言ってどうなのか? やはり歯切れが悪い。






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