2009年10月25日
京阪神では、10月22日の午後2時から3時ごろにかけて、奇妙に規則的なゼブラ状(波状)の雲が観察された。その雲は東の空に見られ、北側でほぼ一直線に切れており、空の晴れた部分との明確な境界線が形成されていた。
地震雲掲示板にも、その雲を撮影した多数の写真が投稿されている。地震雲に関する通説によれば、波状の雲や、空の晴れた部分との明確な境界線は地震雲の特徴であるとされる。たとえば、地震情報サイト(JIS)には、波状の雲が次のようなイラストで例示されている。
10月22日に京阪神の上空で観察された雲はこのイラストの雲に該当しそうである。筆者も何枚か撮影したので以下に示すことにする。
これは、だいたい東北東方向に空を見上げて撮影したものである。写真下側(おおむね北方向)には、空の晴れた部分との明確な境界線がある。そして雲自体は不気味なほどに規則的に縞模様を描いている。
この写真には縞状の雲が8本見えているだけだが、実は東に向かって延々と縞模様が繰り返されている。下の写真を見れば、その様子を多少わかっていただけるだろうか。
ほかにも数枚の写真をこちらのページに掲示しておいた。リンク先ページでは画像をクリックすると、フルサイズの写真が表示される。
地震雲掲示板を見ると、大阪市より東北約70キロに位置する滋賀県栗東市でも、次のような雲が撮影されている。
この写真は撮影方向が不明なのだが、琵琶湖の湖面と思われる水面が見えることから、おそらく“境界線”は私の撮影した写真と同じく、ほぼ北側を向いているのではないかと思われる。
香港の新浪網という新聞のオンライン版によると、10月20日に四川省の北川でM4.9の地震が発生したが、その直前に次のような雲が観察されていたらしい(撮影者がネットで公開した写真のようだ)。
地震雲は、地震前に地下で岩石が破壊されることによって生じる電磁波が大気に影響を及ぼして生じるとされている。四川省で撮影された上の雲が地震雲であったとすると、電磁波がこのような影響を及ぼしたことになる。で、日本でこれから起きる予定の地震についても地下から発生する電磁波が同じような影響を及ぼして、同じような雲が現れた・・・と考えればよいのだろうか?
いや、むしろ、電磁波の影響とは無縁な、純粋に気象的な条件によって形成された雲だから、四川省と京阪神上空に似たような雲が現れたと考える方が妥当ではないかと思われる。
よって、京阪神上空で観察されたゼブラ雲は純粋な気象現象であると結論付けたい。
・・・とか言いながら、なんとなく近いうちに大きいのが来そうな気がしないでもない。地震雲に関する通説によれば、地震雲が発生しても直後に地震が起きるとは限らないらしい。波状の雲は地震発生の1週間前によく見られるという。
下のYoutube映像をご覧いただきたい。地震発生前の電磁波の変化に関するデータに基づいて、実験空間内で電磁波の強さを変えながら実験したところ、地震発生1週間前に相当するタイミングで波状の雲が確かに発生している。
上記の実験結果に信憑性があるとするなら、この次は“竜巻状”の雲が観察され、やがて“塊状”の雲が発生した直後に地震が起きることになる。そして、その時期は10月29日前後で、(波状の雲が延々と東側に続いていたことから)震源は京阪神もしくはその東側ということになるのだろうか。
【10月26日0:20 追記】
コメント欄で、地震雲による予知が的中したのではないかという書き込みがあった。確かに気象庁発表で次のような地震がこの記事の投稿後数時間で発生している。
しかし、波状の雲が見られるのは大地震(M4.0程度ではなく)の約一週間前というのが地震雲に関する通説であり、上のYoutube映像の中でも、この説に基づく検証が行われている。
ま、筆者は、こういった通説をあくまで参考程度にとらえているわけだが、本当に地震雲であったとすると、タイミングが早すぎるということになるだろうし、地震の規模も小さいので関係なさそうだということになる。
もう1件、コメント欄で高知大学の衛星画像のことを知らせていただいた。以下に示すのが、その画像のうち、問題の部分である。
確かに波状の雲の輪郭らしきものが映し出されている。しかし、よく見ると、この波状模様は内陸部だけではなく、太平洋側から続いて、近畿の中程で終わっている。
下の画像は、南海地震および東南海地震の想定震源域を示している。
波状の筋が認められるエリアと上記のエリアがほぼ一致しているように見えるが、単なる偶然の一致だろう。ここまで広く雲が広がっていたのだから、これは気象現象以外の何ものでもなさそうに見える。
純粋な気象現象としての雲が地表(ないしは海底)から放射された電磁波の影響を受けて波状に変化したという仮説も立てられるかもしれないが、筆者には特にそう主張する意図はない。
なお、本稿で示した10月22日の雲は、正確に言うと、夜になってもまだ波状の形態を維持していた(当日の夜、目視で確認した)。
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10月22日に京阪神の上空で観察された雲はこのイラストの雲に該当しそうである。筆者も何枚か撮影したので以下に示すことにする。
これは、だいたい東北東方向に空を見上げて撮影したものである。写真下側(おおむね北方向)には、空の晴れた部分との明確な境界線がある。そして雲自体は不気味なほどに規則的に縞模様を描いている。
この写真には縞状の雲が8本見えているだけだが、実は東に向かって延々と縞模様が繰り返されている。下の写真を見れば、その様子を多少わかっていただけるだろうか。
ほかにも数枚の写真をこちらのページに掲示しておいた。リンク先ページでは画像をクリックすると、フルサイズの写真が表示される。
地震雲掲示板を見ると、大阪市より東北約70キロに位置する滋賀県栗東市でも、次のような雲が撮影されている。
この写真は撮影方向が不明なのだが、琵琶湖の湖面と思われる水面が見えることから、おそらく“境界線”は私の撮影した写真と同じく、ほぼ北側を向いているのではないかと思われる。
香港の新浪網という新聞のオンライン版によると、10月20日に四川省の北川でM4.9の地震が発生したが、その直前に次のような雲が観察されていたらしい(撮影者がネットで公開した写真のようだ)。
地震雲は、地震前に地下で岩石が破壊されることによって生じる電磁波が大気に影響を及ぼして生じるとされている。四川省で撮影された上の雲が地震雲であったとすると、電磁波がこのような影響を及ぼしたことになる。で、日本でこれから起きる予定の地震についても地下から発生する電磁波が同じような影響を及ぼして、同じような雲が現れた・・・と考えればよいのだろうか?
いや、むしろ、電磁波の影響とは無縁な、純粋に気象的な条件によって形成された雲だから、四川省と京阪神上空に似たような雲が現れたと考える方が妥当ではないかと思われる。
よって、京阪神上空で観察されたゼブラ雲は純粋な気象現象であると結論付けたい。
・・・とか言いながら、なんとなく近いうちに大きいのが来そうな気がしないでもない。地震雲に関する通説によれば、地震雲が発生しても直後に地震が起きるとは限らないらしい。波状の雲は地震発生の1週間前によく見られるという。
下のYoutube映像をご覧いただきたい。地震発生前の電磁波の変化に関するデータに基づいて、実験空間内で電磁波の強さを変えながら実験したところ、地震発生1週間前に相当するタイミングで波状の雲が確かに発生している。
上記の実験結果に信憑性があるとするなら、この次は“竜巻状”の雲が観察され、やがて“塊状”の雲が発生した直後に地震が起きることになる。そして、その時期は10月29日前後で、(波状の雲が延々と東側に続いていたことから)震源は京阪神もしくはその東側ということになるのだろうか。
【10月26日0:20 追記】
コメント欄で、地震雲による予知が的中したのではないかという書き込みがあった。確かに気象庁発表で次のような地震がこの記事の投稿後数時間で発生している。
平成21年10月25日05時55分 気象庁発表
25日05時50分頃地震がありました。
震源地は京都府南部 ( 北緯35.1度、東経135.6度)で震源の
深さは約10km、地震の規模(マグニチュード)は4.0と推定されます。
しかし、波状の雲が見られるのは大地震(M4.0程度ではなく)の約一週間前というのが地震雲に関する通説であり、上のYoutube映像の中でも、この説に基づく検証が行われている。
ま、筆者は、こういった通説をあくまで参考程度にとらえているわけだが、本当に地震雲であったとすると、タイミングが早すぎるということになるだろうし、地震の規模も小さいので関係なさそうだということになる。
もう1件、コメント欄で高知大学の衛星画像のことを知らせていただいた。以下に示すのが、その画像のうち、問題の部分である。
確かに波状の雲の輪郭らしきものが映し出されている。しかし、よく見ると、この波状模様は内陸部だけではなく、太平洋側から続いて、近畿の中程で終わっている。
下の画像は、南海地震および東南海地震の想定震源域を示している。
波状の筋が認められるエリアと上記のエリアがほぼ一致しているように見えるが、単なる偶然の一致だろう。ここまで広く雲が広がっていたのだから、これは気象現象以外の何ものでもなさそうに見える。
純粋な気象現象としての雲が地表(ないしは海底)から放射された電磁波の影響を受けて波状に変化したという仮説も立てられるかもしれないが、筆者には特にそう主張する意図はない。
なお、本稿で示した10月22日の雲は、正確に言うと、夜になってもまだ波状の形態を維持していた(当日の夜、目視で確認した)。
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この記事へのコメント
1. Posted by clydemender 2009年10月25日 12:06
予知系の話はどうも胡散臭い気がするんですが、実験で再現できるんですねえ。電磁波で活断層の変化をモニターすれば良いだけのような気がしますが、そこまで簡単な話じゃないんでしょうか。
2. Posted by そら 2009年10月25日 16:01
今日関西広範域で地震あったしww
的中じゃないの?
的中じゃないの?
3. Posted by あ 2009年10月25日 19:34
関西ローカルMBSのちちんぷいぷいのお天気のコーナーで予報士の方は普通にその雲を洗濯板みたいと紹介していただけでした。
4. Posted by 衛星画像オタク 2009年10月25日 21:01
http://weather.is.kochi-u.ac.jp/sat/JPN/2009/10/22/を見ると確かに京阪神には波状の雲が確認できます。
5. Posted by 2009年10月25日 22:56
大地震の前兆と言われる雲には段階があるという話を聞きました。
何段階か特殊な形状に変化するんです。
波状の雲や、竜巻のように伸びる雲が一本出現したりとか、
最終段階では大きな卵のような形になったかと思いますが、
ともあれ、この話が本当なら、
継続的な雲の変化がなければ、大きな地震とは関係ないと言えるかもしれません。
それにM4とかM5くらいの地震で気象がそこまで変化するとも思えませんね。
何段階か特殊な形状に変化するんです。
波状の雲や、竜巻のように伸びる雲が一本出現したりとか、
最終段階では大きな卵のような形になったかと思いますが、
ともあれ、この話が本当なら、
継続的な雲の変化がなければ、大きな地震とは関係ないと言えるかもしれません。
それにM4とかM5くらいの地震で気象がそこまで変化するとも思えませんね。
6. Posted by boya ustasi 2012年01月17日 04:30
関西ローカルMBSのちちんぷいぷいのお天気のコーナーで予報士の方は普通にその雲を洗濯板みたいと紹介していただけでした。









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