クラウドソーシング「ランサーズ」 なんでも評点:“豚インフルエンザ”をめぐる不可解さ ― “生物兵器では?”という第一印象を払拭できない

2009年05月01日

“豚インフルエンザ”をめぐる不可解さ ― “生物兵器では?”という第一印象を払拭できない


人から人への伝染を通じて“弱毒”から“強毒”へ


日本時間で4月30日未明、世界保健機関(WHO)がパンデミックの警戒水準を5に引き上げた。6段階中の5だから、あと一歩でパンデミック(世界的流行)が宣言されることになる。今のところ、“豚インフルエンザ”による死者はメキシコとアメリカでしか報告されておらず、アメリカで亡くなったのもメキシコ人の1歳11か月の男児であったとされる。


このウィルスは現時点では弱毒性とされており、パンデミックに至っても死亡者があまり出ないかのように見える。だが、最初は弱毒性であったインフルエンザウィルスが人から人へと伝染する過程で病原性を増した実例がある。


1918年から1919年にかけて世界的に流行したスペイン風邪も、パンデミックの第一波では、あまり死者がでなかった。しかし、その後の第二波および第三波では病原性が高まり、日本でも39万人の死者が出た(当時の人口は5500万人だったので、141人に1人が死んだことになる)。結局、スペイン風邪による死者数は全世界で1億人に達した。


1918年当時と今を比べれば、国境を越えた人の行き来に雲泥の違いがある。対策が十分でなければ、スペイン風邪を遙かに凌ぐ勢いで世界中に蔓延してしまうだろう(後述するように、今の日本の水際対策は“ザル”の可能性すらあるわけだが)。しかも、人から人への伝染の速度が高いことから、病原性が高まるまでの時間も短くなるのではないか。


情報がぼやけて揺れ動く


ところで、WHOの職員も会見で言いにくそうに述べていたが、今回のウィルスは豚インフルエンザ、鳥インフルエンザ、ヒトインフルエンザのハイブリッドと言うべきものであり、「このようなウィルスが自然界で発生する可能性は著しく低い」わけだ。


しかも、オバマ大統領は、このウィルスを“豚インフルエンザ(Swine Flu)”と呼ばず、“新型N1H1ウィルス”と呼んでいる(source)。WHOからも、今ごろになって「新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の感染源について、豚ではない可能性がある」との見解が出されている(ソース)。


WHOから今ごろになって「何を今さら」な見解が出たのは、食品業界への配慮ではないかと見る向きもあるだろう。日本でも、その昔、O-157菌で多数の死者が出たときに、感染源として最も疑われる食肉から目をそらすためにカイワレダイコンがスケープゴートにされたかのように見えた。思い出せばO-157のときも情報が錯綜しているのか、それとも操作されているのか、その感染経路の実態がなかなか見えてこず、結局、国民ははっきりしたことを知らされず仕舞いだった。


今回の“豚インフルエンザ”についても情報がぼやけていて、しかも「豚起源でない疑い」が当のWHOから表明されるなど、情報が揺れ動いている。私個人は最初に、「これは豚起源ではなく、細菌兵器によるものじゃないの?」という印象を抱いた。そして、その後も、その第一印象が払拭されることはなく、個人的確信に変わりつつある。


それと、中国からの情報のなさも気になる。アフリカ大陸では、昨年、南アでインフルエンザが大流行したほか、4月21日にはジンバブウェで“ミステリアスなインフルエンザ・ウィルス”により2名の死者が出たと伝えられている(source)。ジンバブウェは現在秋口だが、気温が高くあまりインフルエンザは流行らないはずなのに。


生物兵器“流出”疑惑


ところで、この“豚ウィルス”が世界的なニュースになるより少し前の4月23日にCNNが非常に気になるニュースを伝えていた。


 米メリーランド州にある米陸軍の生物研究施設で、病原体の入った小瓶3本の行方が分からなくなり、軍の犯罪捜査部隊が調査に乗り出していたことが分かった。


問題が発覚したのは同州フォート・デトリックの研究所。紛失した小瓶には、ベネズエラウマ脳脊髄炎の病原体サンプルが入っていた。米軍の感染症研究所によると、これは蚊を介して馬から人間に感染する疾患で、人間が感染するとインフルエンザのような症状を呈し、約100人に1人の割合で死亡することがある。米国では1971年以降、流行したことはないという。


(引用元:http://www.cnn.co.jp/science/CNN200904230011.html



この紛失した標本がたとえばテロリストの手に渡り、それがばらまかれたのではないかとする説も唱えられていたりするわけだが、上記の病原体は蚊を介して伝染するタイプのものなので、今回のような飛沫感染は起こさない。


疑うとしたら、むしろ「ベネズエラウマ脳脊髄炎」のほかに“新型N1H1ウィルス”の標本も紛失したのではないかという点だろう。しかも、標本などと聞こえの良いことを言っているが、実際は人工的に合成されたウィルス(つまり生物兵器)であったりするのだろう。


2005年の3月には、韓国で豚から採取されたウィルスに、数十年前に科学者が人間のインフルエンザ・ウイルスから人工的に作り出したウイルスの遺伝子が含まれていた・・・というニュースが一部で伝えられていた(ソース:)。


現状の水際対策では、もう手遅れ?


さて、日本では空港での水際対策を強化しているが、すでに未チェックで入国した人が1万人を超えているという。そもそもインフルエンザウィルスは感染していても発症しない人がいる。だから、発熱している人を空港で発見して隔離しても、“保菌者”はフリーパスである。今の水際対策は、ある意味、“ザル”の可能性がある。


何を隠そう、この私が“発症しない”タイプらしく、幼い子供のときに何度か発症して以来、周囲にどんなにたくさんインフルエンザ患者がいても一度も発症したことがない。そんな私でも、たまには咳き込んで飛沫を飛ばすことがある。その飛沫の中にも当然、ウィルスがいる。・・・もうこれ以上は言うまでもないだろう。


ただし、私のように免疫力が強いタイプの方が新型ウィルスで命を落とす可能性が高いという話もある。免疫系が自分の体を過剰に攻撃して死に至る“サイトカインストーム”である。


行き詰まった世界にリセットをかけるためなのか?


ともあれ、私も“豚インフルエンザ”という呼称はあまり使いたくない。豚起源ではなさそうで、私の個人的確信では、生物兵器だと思うからだ。誰がいったい何のために散布したのかは、私にはよくわからない。


前にも書いたが、今の世界は経済至上主義である。極論を言えば、株価をつり上げるために絶対に暴かれない陰謀が仕掛けられた可能性だってある。むろん、そんなことをしてウィルスが毒性を増し、世界中で多数の死者が出たらまずい。しかし、経済至上主義の頂点であぐらをかいている人たちも、もうぎりぎりまで追い詰められているはずである。手負いの猛獣が恐ろしいのと同じだ。(ま、陰謀があるとして、それを裏で操っている人々は早々に作られたワクチンを接種済みだったりするだろう)。


そうでなくても、今の世界経済はとうに破綻しているのに、焼け石に水のような悪あがきを続けている(公的資金注入がまさにそれ)。しかしもう限界だ。ならば、世界の半分ほどを滅ぼしてリセットをかけるというやり方もありえる。「世界の半分を滅ぼす」戦略については以前に書いたことがあるが、この場合は、“貧者”がその半分に該当するかもしれない。






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1. トンフルエンザって読むんですね  [ 花柳の巷 ]   2009年05月01日 18:32
豚フルエンザ。いや、豚インフルエンザ。最近では新型N1H1ウィルス?メキシコでは死者
2. 豚インフルエンザがt-ウイルスだったら  [ Pearls for Swine ]   2009年05月04日 19:05
 世間を騒がせている豚インフルエンザ。大学にもその余波は来ていましてお達しが出ておりました。曰く  「これから感染が酷い地域に旅行、...

この記事へのコメント

1. Posted by cocoa   2009年05月01日 05:58
昨年、新型インフルエンザが数十年に一度だかの強毒性を持って大流行すると聞いていたのに無に終わったので、それが今来たのだと思ってました。
この噂は専門家によるものでしたが、生物兵器の説明の方が納得いきます。
2. Posted by     2009年05月01日 11:19
患者一号ではないかと言われてる少年も町の人々も、「アメリカ企業の」養豚施設を疑っているのに、
それをメキシコ政府が認めない、頑なに少年も患者一号と認定しないというのも気になりますね。

盗難やテロではなく、
作為的に「パンデミックシミュレーション」を決行したという可能性も考えられないですかね?
鳥フルが出ては手遅れなので問題を洗い出すために。
3. Posted by けん   2009年05月01日 11:24
小松左京の「復活の日」を思い出しました。ワクチンの奪い合いになると、「悪い人」の方が生き残る確率が高いでしょうね。
4. Posted by た   2009年05月02日 17:00
2 豚インフルだった場合、鳥よりも厄介です。豚とヒトは遺伝子的に似ているからです だから豚で死ぬならヒトでも死にます
5. Posted by え   2009年05月03日 16:44
>>4
豚≒人だって自分で言ってるのに豚死=人死って言っちゃうの・・・?
6. Posted by hai   2009年05月04日 00:05
>2
>パンデミック・シミュレーション

俺もちょっとだけ考えた。
なんというか非常事態が無理矢理作られた感があってならなかったし。
億単位の死者を出す可能性のウイルスが出たにしては検疫があまりにも杜撰だと思う。

とはいえ、この経済状況の中で経済をさらに停滞させるリスクを背負ってまで訓練をするのは不可解。
少なくとも外貨流動に大いにダメージを与えかねない。

もし作為的に世界がパンデミック状態にしているとしたら、シミュレーションよりも、何かの特需を狙っているとか、人の意識を一方向にする第一段階 (例えば、ワザと貧困を加速させて戦争を起こして特需を狙う)だと思う。
7. Posted by NOK   2009年05月04日 15:37
意図的な流失はちょっと考えにくいなぁ

だってウイルスって制御できるような代物じゃないもの
下手すれば巻いた張本人が耐性ついたウイルスにやられるかも知れないし。
8. Posted by エロス   2009年05月04日 17:19
2 個人的確信てなんだろう?
9. Posted by じゃみーた   2009年05月06日 02:25
考えすぎな感が…w
陰謀論に取りつかれているような気がします。
人間が増えすぎたのかもなー
10. Posted by 百式   2009年05月17日 12:39
豚インフルエンザ広がっているようですが
豚インフルエンザはアメリカの作った生物兵器です

ここのテンプレを全部見ればウイルスを撒いた犯人がわかる
空からウイルスを撒いてるんです
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