2008年07月10日
ぴったりしたドレスをまとうときにラインが出るのを嫌って下着を履かない女性なら、少数派ながらも存在する。しかし、花嫁が下着を履かずに式を挙げることが果たしてあるだろうか。花嫁にとって、もう二度とないはずの大切な結婚式である。みんなの注目を浴びている中で、万一ウェディングドレスが脱げたり破れたりしたら大変なことになるではないか。
イタリア北部、ジェノバ近郊の風光明媚な海辺の町キアバリの教会で大勢の参列者が見守る中、1組のカップルが祭壇に立ち、今まさに結婚の誓いを交わそうとしていた。だがそのとき、新婦の腰のあたりで縫い糸が一気にほつれて、ウェディングドレスの下側がすとんとずり落ちた。
本稿は、英国テレグラフ紙オンライン版に掲載された記事をソースとしている。その記事は、花嫁のドレスの下側が外れた後の光景を次のような言葉で描写している。

この3つの表現をすなおに受け取る限り、花嫁は下着を履かずにウェディングドレスをまとっていたことになる。「イタリアではよくあること」とも思えないわけだが、下着を着用していなかったという線で本稿を続けるとしよう。
ドレスの下半分がずれ落ちたため、下着を着用していなかった花嫁のお尻が参列者全員に丸見えの状態になった。参列者は、さぞかし呆気に取られたはずだが、ソース記事には特にその描写がない。
一方、結婚の誓いの儀式を執り行おうとしていた神父には、お尻の反対側が見えていたことになる。しかし、神父は目のやり場に困った素振りを見せながらも、そのまま新郎新婦に誓いの言葉を求めて儀式を続行してしまう。
花嫁はそんな恥ずかしい姿になりながらも、なんとか花婿と誓いの言葉を交わし終えた。しかし、彼女の目には大粒の涙が浮かんでいた。人生一度の大切な日が人生で一番恥ずかしい日に転じてしまった。
花嫁がまとっていたウェディングドレスはレンタル品ではなく、キアバリから数十キロ離れたラパロのデザイナーに40万円以上を支払って作らせたもの。花嫁に言わせれば、誓いの言葉を交わすときにドレスの下半分が脱げ落ちてしまうなんて、縫製に不備があったとしか考えられない。
この結婚式が行われたのは2006年のことだった。この女性(現在30歳)がドレスのデザイナーを相手取って起こした訴えの内容が先日公開されたことにより、上記のようなハプニングが起きていたことが明らかになった。
女性の氏名は、イタリアの個人情報保護法に基づいて秘匿されている。デザイナーの氏名も明かされていないが、原告女性は被告のデザイナーに対し、日本円で414万円ほどの賠償金支払いを要求している。
彼女の弁護士アルベルト・フィゴーネ氏が7月5日に会見を行い、次のように述べている。「依頼人の女性にとって、その日は最もめでたい日になるはずでした。それなのに、ドレスが破けてしまったことで、人生最悪の日になってしまいました。
「祭壇に立っているときにドレスの下部分が外れてずれ落ち、彼女のお尻が参列者全員の目にさらされてしまったのですから、彼女が受けた精神的ショックは計り知れません。
「神父が儀式を終え、カップルは夫婦となりました。しかし、彼女は下半身裸の姿のまま写真に写ることになりました。当然のことながら、どの写真も思い出の写真として残すには不適切なものでした。
「こうして依頼人は、ラパロのウェディングドレス店を訴えるに至りました。精神的損害と経済的損害の双方を合わせて、23000ユーロの賠償金を求めます」
しかしまあ、儀式をいったん中断させて花嫁の衣装を直させようとしなかった神父にも、責任の一端がありそうな気がする。神父は神父で、流れ作業的に次々と儀式を執り行わなければならないという窮屈なタイムテーブルに逼迫されていたのだろうか。何となく福田首相の顔を思い浮かべてしまうのは筆者だけだろうか。
たとえ結婚式が台無しになっても、幸せな結婚生活が送れていればいいではないか・・・という見方もあるかもしれない。しかし、その幸せも叶っていない。彼女は夫と離婚に向けて別居中だという。

【付記】
1つ前の記事から評点を5項目のレーダーチャートで表す方式を採用してみた。これなら、あまり頭を悩ませずに評点をつけられそうだ。
ちなみに、このようなチャートはMicrosoft Excelを使うとわずか数十秒で出来てしまう。Excelで作成したチャートを画面キャプチャ・ソフトで画像化してブログに表示しているわけである。
携帯ユーザーの方も画像リンクをクリックするとチャートをご覧になれるはずである(機種に依存するとは思うが)。
■ Source: Bride's day -- and dress -- falls apart at altar
【関連記事】
本稿は、英国テレグラフ紙オンライン版に掲載された記事をソースとしている。その記事は、花嫁のドレスの下側が外れた後の光景を次のような言葉で描写している。
- 彼女のお尻が丸見えに(her bottom on display)
- 彼女のお尻が参列者全員の目にさらされた(revealed her bottom to the whole congregation)
- 半裸/下半身裸(semi naked)


ドレスの下半分がずれ落ちたため、下着を着用していなかった花嫁のお尻が参列者全員に丸見えの状態になった。参列者は、さぞかし呆気に取られたはずだが、ソース記事には特にその描写がない。
一方、結婚の誓いの儀式を執り行おうとしていた神父には、お尻の反対側が見えていたことになる。しかし、神父は目のやり場に困った素振りを見せながらも、そのまま新郎新婦に誓いの言葉を求めて儀式を続行してしまう。
花嫁はそんな恥ずかしい姿になりながらも、なんとか花婿と誓いの言葉を交わし終えた。しかし、彼女の目には大粒の涙が浮かんでいた。人生一度の大切な日が人生で一番恥ずかしい日に転じてしまった。
花嫁がまとっていたウェディングドレスはレンタル品ではなく、キアバリから数十キロ離れたラパロのデザイナーに40万円以上を支払って作らせたもの。花嫁に言わせれば、誓いの言葉を交わすときにドレスの下半分が脱げ落ちてしまうなんて、縫製に不備があったとしか考えられない。
この結婚式が行われたのは2006年のことだった。この女性(現在30歳)がドレスのデザイナーを相手取って起こした訴えの内容が先日公開されたことにより、上記のようなハプニングが起きていたことが明らかになった。
女性の氏名は、イタリアの個人情報保護法に基づいて秘匿されている。デザイナーの氏名も明かされていないが、原告女性は被告のデザイナーに対し、日本円で414万円ほどの賠償金支払いを要求している。
彼女の弁護士アルベルト・フィゴーネ氏が7月5日に会見を行い、次のように述べている。「依頼人の女性にとって、その日は最もめでたい日になるはずでした。それなのに、ドレスが破けてしまったことで、人生最悪の日になってしまいました。
「祭壇に立っているときにドレスの下部分が外れてずれ落ち、彼女のお尻が参列者全員の目にさらされてしまったのですから、彼女が受けた精神的ショックは計り知れません。
「神父が儀式を終え、カップルは夫婦となりました。しかし、彼女は下半身裸の姿のまま写真に写ることになりました。当然のことながら、どの写真も思い出の写真として残すには不適切なものでした。
「こうして依頼人は、ラパロのウェディングドレス店を訴えるに至りました。精神的損害と経済的損害の双方を合わせて、23000ユーロの賠償金を求めます」
しかしまあ、儀式をいったん中断させて花嫁の衣装を直させようとしなかった神父にも、責任の一端がありそうな気がする。神父は神父で、流れ作業的に次々と儀式を執り行わなければならないという窮屈なタイムテーブルに逼迫されていたのだろうか。何となく福田首相の顔を思い浮かべてしまうのは筆者だけだろうか。
たとえ結婚式が台無しになっても、幸せな結婚生活が送れていればいいではないか・・・という見方もあるかもしれない。しかし、その幸せも叶っていない。彼女は夫と離婚に向けて別居中だという。

【付記】
1つ前の記事から評点を5項目のレーダーチャートで表す方式を採用してみた。これなら、あまり頭を悩ませずに評点をつけられそうだ。
ちなみに、このようなチャートはMicrosoft Excelを使うとわずか数十秒で出来てしまう。Excelで作成したチャートを画面キャプチャ・ソフトで画像化してブログに表示しているわけである。
携帯ユーザーの方も画像リンクをクリックするとチャートをご覧になれるはずである(機種に依存するとは思うが)。
■ Source: Bride's day -- and dress -- falls apart at altar
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この記事へのコメント
1. Posted by BJ 2008年07月10日 16:52
DoCoMoは見れました!
2. Posted by えめとん 2008年07月10日 18:05
こんな事件ってあるんですね…
ひどい手抜きドレスだ…
ちなみに、AUのW22SAで見れました。項目が潰れて見にくいけど…
ひどい手抜きドレスだ…
ちなみに、AUのW22SAで見れました。項目が潰れて見にくいけど…
3. Posted by lba 2008年07月10日 19:42
これが本当なら新婦の両親か新郎新婦か神父が
中断させると思うのだけど…
真相はほつれた部分からチラリと尻の一部が
見えてるぐらいで賠償金目的なんじゃ無いかな?
中断させると思うのだけど…
真相はほつれた部分からチラリと尻の一部が
見えてるぐらいで賠償金目的なんじゃ無いかな?
4. Posted by miccckey 2008年07月10日 19:50
>えめとんさん
次回からはもう少しだけチャートの文字を大きくしてみますね。またご報告いただけると助かります。ちなみに私はドコモでしかチェックできません。
>lbaさん
真相はそんなところかもしれませんな。
次回からはもう少しだけチャートの文字を大きくしてみますね。またご報告いただけると助かります。ちなみに私はドコモでしかチェックできません。
>lbaさん
真相はそんなところかもしれませんな。
5. Posted by 金髪の孺子 2008年07月11日 15:22
>>何となく福田首相の顔を思い浮かべてしまうのは筆者だけだろうか。
両手を挙げて同意します!(笑)
両手を挙げて同意します!(笑)
6. Posted by しらさん 2008年07月11日 20:35
自分はauのW43Hなのですが、クリックしたら最初のページへと飛んでしまい見れませんでした…σ(^-^;) PCサイトビューアからでなら見れましたが…、って当然か(笑)