2008年05月04日
スズメは観念した。タカの爪が既に体に食い込んでいた。もうなすすべはない。本来なら、タカのあの鋭い嘴(くちばし)でとどめを刺され、わが身がついばまれるに任せるほかないところだった。だが、タカはよほど腹が減っていたのか、とどめを刺すという重要な手順を省いてしまった。
さらに、肉を細かくついばむことさえ省いてしまった。スズメをほとんど丸ごと頭から呑み込んでしまった。そして捕食を達成した満足感を祝うがごとく、ふたたび悠々と宙を舞う。そのときタカは自分が重大なミスを犯していることをまだ知らなかった。(注:本稿の冒頭部では、あえて擬人化した表現を用いている)。
タカの食道には、素嚢(そのう)と呼ばれる膨らんだ部分がある。餌を胃に送る前に一時的にバッファーする役割を担う器官である。タカが宙を舞っているとき、素嚢の中に送り込まれたスズメは、その時点でまだ完全に絶命していなかった。
死に際に一矢報いてやろうと思ったのか、断末魔の苦しみに足をじたばたさせただけなのか・・・スズメの鋭い爪が素嚢を内側から引き裂き、タカの体外に飛び出した。
タカは呑み込んだ獲物もろとも、真っ逆さまに墜落した。墜落した先はハイウェイの道路脇だった。米国カリフォルニア州の動物救助チームに所属するジュリア・ディ・シエノさんがたまたま墜落現場を通りがかった。
彼女は病気のゴイサギを同州ソルバングの動物病院に運ぼうとしてハイウェイを走行していた。小型のタカが道路脇に墜落していることに気づくと、すぐに車をUターンさせた。
墜落していたのは、アシボソハイタカ(英名:harp-shinned hawk)だった。瀕死の状態だったが、ともかくゴイサギとともに動物病院に急送することにした。
しかし、残念なことにアシボソハイタカは病院到着時には既に息絶えていた。アシボソハイタカは米国とカナダに棲息する最小のタカ(全長25�僉�36�僉砲世�、優秀なハンターとして知られている。
ディ・シエノさんは動物病院のジョージ・バートラム獣医とともにタカの体を調べることにした。出血している胸の部分をよく見ると、小鳥のものと思われる小さな爪が体外にはみ出していた。
獣医歴25年という経験豊富なバートラム獣医でさえも、こんな例は見たことがないという。
素嚢が内側から切り裂かれており、そこからスズメと思わしき小鳥の爪がタカの体外にはみ出していた。獲物となった小鳥の大部分を体外に取り出すことができたが、まだあまり消化されていなかった。タカの嘴部分には、小鳥の羽根と肉が少し残っていた。
一般に猛禽類は、獲物の脚や頭部を食べ残す習性がある。このような“事故”を防ぐためだろう。しかし、今回このタカは、その手順を省いてしまった。おそらく、そのために本稿冒頭部に擬人化して記したような状況に至ったと考えられるところである。
もっとも、ディ・シエノさん自身は、そうと断定するには判断材料が不足していると考えているらしく、アシボソハイタカの死因や素嚢が破裂した原因はよくわからないと話している。
しかし、ほかにどんな可能性が考えられるのだろう? たとえば、飛行中のタカの口の中に偶然スズメが飛び込んだとかいう可能性も完全には否定できないということか? いや、やはりスズメが最後に一矢報いて壮絶な相討ちに至ったと見るのが妥当なところではなかろうか。
■Source: Hawk Clawed Open by Own Last Meal
(※アシボソハイタカの死体の写真あり。ややグロ)
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タカの食道には、素嚢(そのう)と呼ばれる膨らんだ部分がある。餌を胃に送る前に一時的にバッファーする役割を担う器官である。タカが宙を舞っているとき、素嚢の中に送り込まれたスズメは、その時点でまだ完全に絶命していなかった。
死に際に一矢報いてやろうと思ったのか、断末魔の苦しみに足をじたばたさせただけなのか・・・スズメの鋭い爪が素嚢を内側から引き裂き、タカの体外に飛び出した。
タカは呑み込んだ獲物もろとも、真っ逆さまに墜落した。墜落した先はハイウェイの道路脇だった。米国カリフォルニア州の動物救助チームに所属するジュリア・ディ・シエノさんがたまたま墜落現場を通りがかった。
彼女は病気のゴイサギを同州ソルバングの動物病院に運ぼうとしてハイウェイを走行していた。小型のタカが道路脇に墜落していることに気づくと、すぐに車をUターンさせた。
墜落していたのは、アシボソハイタカ(英名:harp-shinned hawk)だった。瀕死の状態だったが、ともかくゴイサギとともに動物病院に急送することにした。
しかし、残念なことにアシボソハイタカは病院到着時には既に息絶えていた。アシボソハイタカは米国とカナダに棲息する最小のタカ(全長25�僉�36�僉砲世�、優秀なハンターとして知られている。
ディ・シエノさんは動物病院のジョージ・バートラム獣医とともにタカの体を調べることにした。出血している胸の部分をよく見ると、小鳥のものと思われる小さな爪が体外にはみ出していた。
獣医歴25年という経験豊富なバートラム獣医でさえも、こんな例は見たことがないという。
素嚢が内側から切り裂かれており、そこからスズメと思わしき小鳥の爪がタカの体外にはみ出していた。獲物となった小鳥の大部分を体外に取り出すことができたが、まだあまり消化されていなかった。タカの嘴部分には、小鳥の羽根と肉が少し残っていた。
一般に猛禽類は、獲物の脚や頭部を食べ残す習性がある。このような“事故”を防ぐためだろう。しかし、今回このタカは、その手順を省いてしまった。おそらく、そのために本稿冒頭部に擬人化して記したような状況に至ったと考えられるところである。
もっとも、ディ・シエノさん自身は、そうと断定するには判断材料が不足していると考えているらしく、アシボソハイタカの死因や素嚢が破裂した原因はよくわからないと話している。
しかし、ほかにどんな可能性が考えられるのだろう? たとえば、飛行中のタカの口の中に偶然スズメが飛び込んだとかいう可能性も完全には否定できないということか? いや、やはりスズメが最後に一矢報いて壮絶な相討ちに至ったと見るのが妥当なところではなかろうか。
■Source: Hawk Clawed Open by Own Last Meal
(※アシボソハイタカの死体の写真あり。ややグロ)
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1. こんにゃくで尻をペチン、ペチンと叩けなくなった… [ でっきぶらし -ネットの新鮮ニュースを毎日お届けします- ] 2008年05月05日 16:47
更新時間 2008/05/05 16:00
● 画像
● なんて体に悪そうなドロップス (ねたミシュラン) 味は好きですけど・・wwww
● だったら最初から作るんじゃねーよ (ねたミシュラン) あるあるwwwwwww
● なんかあんまり強くなさそうな...
2. 窮鼠猫を噛む [ ジャンキー・マニア ] 2008年05月07日 14:50
タカに捕食されたスズメが体内からタカの腹を蹴破り、壮絶な相討ちに |なんでも評点
ッ!!!
タイトルを見た瞬間、「こ、これはッ!!」と思った。
素晴らしき、一寸法師。
イヤ、相打ちってことだから、スズメも死んじゃってるわけだし。
一寸法師になれなかった...
この記事へのコメント
1. Posted by 2008年05月06日 08:32
すごいな
2. Posted by 2008年05月06日 19:06
リアル一寸法師・・・
3. Posted by 2008年05月10日 14:23
踊り食いは危険ということですね。
