2008年03月23日
たとえば、友達に紹介された異性や合コンなどで知り合った異性と試しにデートしてみた経験を持つ人は多いだろう。しかし、会話も盛り上がらず、趣味もフィーリングも一致しないので、その1回きりで終わるか、数回デートしただけでそれ以上進展せずに終わってしまうことも少なくはないはずである。
BT PodShowというエンターテインメント・サイトが英国人を対象に実施したアンケート調査の結果によると、英国人の男女がパートナーに巡り合うまでに、とりあえずデートしてみる相手の数は平均して22人だという。
日本人に比べると性にあけっぴろげな英国人のことなので、初デートの相手(もしくはパブなどでその日初めて出会った相手)と関係を持つことにもやぶさかではない。しかし、初デートでベッドインしてみたところで、平均して3人目までは一夜限りの関係で終わってしまうという結果も出ている。
また、平均して3人の相手とある程度長期にわたって交際した後で、身を落ち着けるという。
これらはあくまで平均値である。極端な人数を報告している人たちもいる。たとえば、50人くらいとデートしてみて、ようやく今のパートナーが見つかったという回答もあった。さらに、今のパートナーと巡り合うまでに、10人以上の異性と初デートで関係を持ったと回答した人が9パーセントもいた。
パートナーに求める条件については、会話が弾むことと積極的な性生活の2点を挙げる回答が多かった。逆に付き合いたくない相手としては、不潔な相手、ユーモアのセンスがない相手、ベッドの上で楽しめない相手を挙げる回答が多かった。
さて、平均して22人とデートしないと、パートナーが見つからないというこの調査結果は、やはり日本と英国の文化の違いを示唆するものなのだろうか? 回答者には男女両方が含まれていることを忘れるべきではないだろう。
日本では(少なくとも筆者が知る限りにおいての話だが)、もっと狭い範囲でパートナー探しを完結させることが多いように思われる。“狭い範囲”とは、たとえば学校の同級生とか職場の同僚とか、友達の紹介といった範囲のことである。こういった狭い範囲内でパートナーを見つけようとする傾向が強いのではなかろうか。
ところが平均して22人とデートしてようやくパートナーを見つける英国人の場合は、理想の相手の探索範囲がもっと広いのだろう。その中には、ネットの出会いもかなり含まれるだろう。日本の場合も出会いサイトの類は無数に存在するが、長く交際できる相手を真剣かつ手軽に見つけられる場所としては機能していないことが多いのかもしれない。
少なくとも筆者が知る限りでは、「数十人とデートしてようやく今の配偶者が見つかった」というようなことを公言する人は、日本にあまりいない気がする。ただし、「数十人と見合いして、ようやく今の配偶者が見つかった」、あるいは「数十人と見合いしても理想の相手に巡り合えなかった」という話なら、(あまり若くない人の口から)何度となく聞いたことがある。
英国では、デートした人数(あるいは初デートで関係を持ったが、その場限りで終わった人数)が多くても、あまり社会的圧迫が生じないという側面もありそうだ。一方、日本の場合は、「数十人とデートしたが、まだ誰とも付き合っていない」というようなことを話すと、遊び人ではないのかと見られがちである。ましてや、一夜限りで終わった人数が多いことを白状しようものなら、完全にレッテルを貼られてしまうことだろう。
端的に言えば、ジェームズ・ポンドの国と寅さんの国の違いのようなものがあるかもしれない。
■ Source: Love takes time
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注:「パートナー」という言葉を使っているが、基本的には伴侶の意味である。ただし、英国では籍を入れずに同棲を続けるカップルが多いので、夫婦とは限らない。そのへんを考慮して「パートナー」とぼかしている。
日本人に比べると性にあけっぴろげな英国人のことなので、初デートの相手(もしくはパブなどでその日初めて出会った相手)と関係を持つことにもやぶさかではない。しかし、初デートでベッドインしてみたところで、平均して3人目までは一夜限りの関係で終わってしまうという結果も出ている。
また、平均して3人の相手とある程度長期にわたって交際した後で、身を落ち着けるという。
これらはあくまで平均値である。極端な人数を報告している人たちもいる。たとえば、50人くらいとデートしてみて、ようやく今のパートナーが見つかったという回答もあった。さらに、今のパートナーと巡り合うまでに、10人以上の異性と初デートで関係を持ったと回答した人が9パーセントもいた。
パートナーに求める条件については、会話が弾むことと積極的な性生活の2点を挙げる回答が多かった。逆に付き合いたくない相手としては、不潔な相手、ユーモアのセンスがない相手、ベッドの上で楽しめない相手を挙げる回答が多かった。
さて、平均して22人とデートしないと、パートナーが見つからないというこの調査結果は、やはり日本と英国の文化の違いを示唆するものなのだろうか? 回答者には男女両方が含まれていることを忘れるべきではないだろう。
日本では(少なくとも筆者が知る限りにおいての話だが)、もっと狭い範囲でパートナー探しを完結させることが多いように思われる。“狭い範囲”とは、たとえば学校の同級生とか職場の同僚とか、友達の紹介といった範囲のことである。こういった狭い範囲内でパートナーを見つけようとする傾向が強いのではなかろうか。
ところが平均して22人とデートしてようやくパートナーを見つける英国人の場合は、理想の相手の探索範囲がもっと広いのだろう。その中には、ネットの出会いもかなり含まれるだろう。日本の場合も出会いサイトの類は無数に存在するが、長く交際できる相手を真剣かつ手軽に見つけられる場所としては機能していないことが多いのかもしれない。
注:英語Webの世界では、出会いサイト(dating services)がかなりポジティブに受け入れられている。実際、新聞社のニュース・サイトにもdating servicesへのリンクがあっけらかんと示されていたりする。しかも、試しに覗きに行くと、みんな堂々と自分の顔写真を載せている。
少なくとも筆者が知る限りでは、「数十人とデートしてようやく今の配偶者が見つかった」というようなことを公言する人は、日本にあまりいない気がする。ただし、「数十人と見合いして、ようやく今の配偶者が見つかった」、あるいは「数十人と見合いしても理想の相手に巡り合えなかった」という話なら、(あまり若くない人の口から)何度となく聞いたことがある。
英国では、デートした人数(あるいは初デートで関係を持ったが、その場限りで終わった人数)が多くても、あまり社会的圧迫が生じないという側面もありそうだ。一方、日本の場合は、「数十人とデートしたが、まだ誰とも付き合っていない」というようなことを話すと、遊び人ではないのかと見られがちである。ましてや、一夜限りで終わった人数が多いことを白状しようものなら、完全にレッテルを貼られてしまうことだろう。
端的に言えば、ジェームズ・ポンドの国と寅さんの国の違いのようなものがあるかもしれない。
■ Source: Love takes time
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この記事へのコメント
1. Posted by 悲愴 2008年03月23日 06:19
こう言った類いの統計データの数理的な真実はと言うと、平均値が私達が思い描いている平均的な描象を示せないと言う事である。
詳しくは実際のデータを見てみなければ言えないが、統計量の分布は緩い巾則を示し、平均値に著しい分散がありそうだ。
身長の統計の様に正規分布を持つものでなければ、足して母標本で割っただけの値が平均的な層の真の姿を映すと考えるのは間違い。
詳しくは実際のデータを見てみなければ言えないが、統計量の分布は緩い巾則を示し、平均値に著しい分散がありそうだ。
身長の統計の様に正規分布を持つものでなければ、足して母標本で割っただけの値が平均的な層の真の姿を映すと考えるのは間違い。
3. Posted by ヌコ 2008年03月23日 19:22
最後の一文に ニヤリ
4. Posted by モッチ 2008年03月23日 20:19
Love takes time あまり時間がかからないで恋人や結婚相手を見つけてしまう人もいるでしょうけど人生や生活を共にと思う程の相手を見つけるのにはやはりある程度時間はかかるものか必要なのでしょうね。それでもNGな時もありますが。英国に限らず性に開放的だったり他人からの評価をあまり気にしない国民性?を持った国の人達なら時間に伴って?付き合う異性の人数も増えて行き多くなるのもわかる気はします。