2007年06月23日
米国にはシックスフラッグスという遊園地チェーンがある。子供用の乗り物やジェットコースターなどのアトラクションがある。なかでも人気の1つが“Superman Tower of Power”という絶叫マシン。塔の上から擬似自由落下を味わうタイプのもの。
客の乗ったシートが地上54メートルまでケーブルで引き上げられた後、地上めがけて落下する。落下速度は最大で時速86キロに達する。この手のマシンで一番心配なのは、ケーブルが切れはしないかとか、ブレーキが利かなくなるのではないかという点だろう。
下のYoutubeビデオは、シックスフラッグス経営のケンタッキー・キングダムという遊園地に設置されている“Superman Tower of Power”の映像である。これを見ると、ケーブルとブレーキ以外にもう1つ不安な点に気づかないだろうか。搭乗者の足を守るものがない。足が空中に投げ出された状態になる。
このビデオでは、搭乗者が普段どおり無事に地上に戻ってきている。だが、6月21日の夕刻、ケンタッキー・キングダムのこのマシーンで悲劇が起きた。
この悲劇が起きたときに、地上から塔を見上げていた人が何人かいた。娘がマシンにt搭乗したので地上で待っていたクリス・ウィリアムスさんという男性によると、座席が塔を登り切ったとき、ケーブルが緩むのが見えた。
さらに、自分自身はマシーンに搭乗せず、仲間が乗った座席を地上から見ていた女性トリーヴァ・スミスさんによると、マシンが降下を開始した瞬間、ケーブルが再びパチンと張り詰めた。
そして、すべての座席が無事に地上に到着したかに見えたのだが、仲間たちの方へ駆け寄ったスミスさんが信じられない光景を目の当たりにする。
仲間たちの近くの席に1人の少女が座っていたのだが、その少女には足がなかった。両足の足首から先が消えていた。落下の途中、空中にぶらぶら投げ出されていた彼女の両足が何らかの原因で切断されてしまったのである。
スミスさんは言う。「彼女には、足がありませんでした。彼女はただ静かにしていました。きっと、あまりのショックで声も出なかったのでしょう」
スミスさんの目には、少女が血を流しているようには見えなかった。少女は泣き声すら上げずに、両足のない姿のまま座っていた。だが周囲の人たちは、恐怖のあまり悲鳴を上げていた。
少女はただちに最寄の病院に搬送された。13歳の少女だという。
前述したとおり、目撃者の1人、クリス・ウィリアムスさんは娘が乗ったマシンを地上から見上げていたのだが、皮肉な事実も判明した。彼の娘は、両足を失った13歳の少女と直前に席を替わっていたのである。
本件を伝えているソース記事は速報ということもあり、記事作成時にまだ発表されていなかったとして、13歳の少女の容態が記されていない。また、少女の足首から先が失われた原因についても記載がないが、おそらくケーブルがいったん緩んで再び張り詰めた瞬間に何かが起きたのだろう。
なお、“Superman Tower of Power”というこのマシン、以前はHellevator(地獄のエレベータ)という名で呼ばれていた。「スーパーマン」より「地獄」の方がふさわしいと言わざるをえない。
■ Source: http://www.local6.com/news/13548463/detail.html
(報道映像(目撃者へのインタビューなど))
【関連記事】
下のYoutubeビデオは、シックスフラッグス経営のケンタッキー・キングダムという遊園地に設置されている“Superman Tower of Power”の映像である。これを見ると、ケーブルとブレーキ以外にもう1つ不安な点に気づかないだろうか。搭乗者の足を守るものがない。足が空中に投げ出された状態になる。
このビデオでは、搭乗者が普段どおり無事に地上に戻ってきている。だが、6月21日の夕刻、ケンタッキー・キングダムのこのマシーンで悲劇が起きた。
この悲劇が起きたときに、地上から塔を見上げていた人が何人かいた。娘がマシンにt搭乗したので地上で待っていたクリス・ウィリアムスさんという男性によると、座席が塔を登り切ったとき、ケーブルが緩むのが見えた。
さらに、自分自身はマシーンに搭乗せず、仲間が乗った座席を地上から見ていた女性トリーヴァ・スミスさんによると、マシンが降下を開始した瞬間、ケーブルが再びパチンと張り詰めた。
そして、すべての座席が無事に地上に到着したかに見えたのだが、仲間たちの方へ駆け寄ったスミスさんが信じられない光景を目の当たりにする。
仲間たちの近くの席に1人の少女が座っていたのだが、その少女には足がなかった。両足の足首から先が消えていた。落下の途中、空中にぶらぶら投げ出されていた彼女の両足が何らかの原因で切断されてしまったのである。
スミスさんは言う。「彼女には、足がありませんでした。彼女はただ静かにしていました。きっと、あまりのショックで声も出なかったのでしょう」
スミスさんの目には、少女が血を流しているようには見えなかった。少女は泣き声すら上げずに、両足のない姿のまま座っていた。だが周囲の人たちは、恐怖のあまり悲鳴を上げていた。
少女はただちに最寄の病院に搬送された。13歳の少女だという。
前述したとおり、目撃者の1人、クリス・ウィリアムスさんは娘が乗ったマシンを地上から見上げていたのだが、皮肉な事実も判明した。彼の娘は、両足を失った13歳の少女と直前に席を替わっていたのである。
本件を伝えているソース記事は速報ということもあり、記事作成時にまだ発表されていなかったとして、13歳の少女の容態が記されていない。また、少女の足首から先が失われた原因についても記載がないが、おそらくケーブルがいったん緩んで再び張り詰めた瞬間に何かが起きたのだろう。
なお、“Superman Tower of Power”というこのマシン、以前はHellevator(地獄のエレベータ)という名で呼ばれていた。「スーパーマン」より「地獄」の方がふさわしいと言わざるをえない。
■ Source: http://www.local6.com/news/13548463/detail.html
(報道映像(目撃者へのインタビューなど))
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1. 戻ってきて見れば、消えていたモノ [ CELESTIAL FORTUNE-21st wayイラスト投稿者東陽子の雑記帖 ] 2007年06月23日 12:27
タワー降下式絶叫マシンが地上に戻ってきたとき、13歳少女の両足の足首から先が消えていた(なんでも評点)
http://rate.livedoor.biz/archives/50391732.html
こ、怖い!!
何か、最近のエキスポランド事故(事件)思い出したよ。
Youtubeで、事故機・Superman...
この記事へのコメント
1. Posted by より 2007年06月25日 01:04
もう絶叫マシーンには乗らない。
2. Posted by たんかね 2007年06月26日 03:16
週末に日本でも報道されましたね。
怖いのは、エキスポランドのときと違って外国の話だからか、日本にある同タイプの絶叫マシンもチェックしてみよう、と言う声が全然上がらないことです。
日本でもありえる事故なのに・・・
怖いのは、エキスポランドのときと違って外国の話だからか、日本にある同タイプの絶叫マシンもチェックしてみよう、と言う声が全然上がらないことです。
日本でもありえる事故なのに・・・
3. Posted by dots 2007年06月26日 12:00
今朝の番組で同型のものがある八景島シーパラダイスでワイヤーなどの点検を行っていると報道がありました。
どんなにメンテしてても絶対安全なんてありえないので
僕は乗りません。
どんなにメンテしてても絶対安全なんてありえないので
僕は乗りません。