2006年12月24日
クリスマスを目前に控えた12月22日、米国ワシントン州スポーケン郡の地元紙Spokesman-Reviewが公共バスに出没して乗客にプレゼントを配っている謎の女性のことを伝えた。その女性は、停留所から颯爽とバスに乗り込み、乗客1人1人に「メリークリスマス」と声をかけては封筒を手渡していく。そして渡し終えると、バスが停留所から発車するより前に疾風のように去っていく。
プレゼントをもらった乗客の多くは、しばらくきょとんとしている。バスが発車した後、ようやく自分の手に本物のクリスマス・プレゼントが渡されたことに気づく。封筒は、“To a friend from a friend”(友から友へ)と印字されたステッカーで封印されている。
封筒を開けると、中にはクリスマス・カードと50ドル紙幣が入っている。
女性は、いつも1人か2人の少年を伴って現れる。肩に下げた布製のバッグから封筒を取り出して、すばやく配っていく。目線はどこか伏し目がち。本当に疾風のように現れて疾風のように去っていく。だから、どんな顔や背格好をしていて、何歳くらいかに関しては、プレゼントを受け取った乗客がめいめい異なることを言う。
公共バス管理センターの広報担当者ダン・コルベルトさんによると、同センターでは何とか女性に連絡を取ろうとしたが、何の手がかりもなかった。彼女がプレゼントを配っているのは、決して企業のマーケティング戦略なんかではなさそうだという。
マックス・クレモンズという名の運転手が運行していたバスにも、謎の女性が乗り込んできた。クレモンズ運転手は「その女性を以前に見たことがあるかどうか、思い出せません」と言いながらも、彼女が乗客の1人を深く感激させたのを見届けたことを語った。
後の方に座っていた若い男性が封筒の中を見て、今にも泣き出しそうな表情で、感激を言葉にした。「クリスマスのこの時期、困ってたんだ。あの女性が思っている以上に値打ちがあるプレゼントだよ」と。
テリー・ドブソンという名の別の運転手のバスには、その謎の女性が2回も現れた。ドブソン運転手は言う。「プレゼントを受け取った乗客がみんな大喜びしていました。プレゼントをもらったことを携帯電話で誰かに知らせたりして・・・。本当にお金を必要としている人たちがバスに乗っていたんですね」
ドブソン運転手も感動の渦に巻き込まれた。謎の女性が疾風のように去って行った後も、目がしょぼしょぼしそうだった。「あまりに感動的で、全身鳥肌が立ちそうでした」と言う。
見ず知らずの人にいきなりプレゼントを渡されても、ありがた迷惑に感じる人がいてもおかしくはない。どうせ、マーケティング戦略の一環だろうと思ったりもしがちである。だが、プレゼントを受け取った人たちがみな喜びをあらわにしている。ありがた迷惑なはずがない。
ドブソン運転手がいみじくも言ったように、“本当にお金を必要としている人たち”が多いバス路線だと知って、彼女は人助けに勤しんでいるのだろう。きっと、それがすべてなのだろう。なんら怪しい他意はなさそうである。
■ Source: Woman Gives $50 Gifts To Bus Riders in Washington
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封筒を開けると、中にはクリスマス・カードと50ドル紙幣が入っている。
女性は、いつも1人か2人の少年を伴って現れる。肩に下げた布製のバッグから封筒を取り出して、すばやく配っていく。目線はどこか伏し目がち。本当に疾風のように現れて疾風のように去っていく。だから、どんな顔や背格好をしていて、何歳くらいかに関しては、プレゼントを受け取った乗客がめいめい異なることを言う。
公共バス管理センターの広報担当者ダン・コルベルトさんによると、同センターでは何とか女性に連絡を取ろうとしたが、何の手がかりもなかった。彼女がプレゼントを配っているのは、決して企業のマーケティング戦略なんかではなさそうだという。
マックス・クレモンズという名の運転手が運行していたバスにも、謎の女性が乗り込んできた。クレモンズ運転手は「その女性を以前に見たことがあるかどうか、思い出せません」と言いながらも、彼女が乗客の1人を深く感激させたのを見届けたことを語った。
後の方に座っていた若い男性が封筒の中を見て、今にも泣き出しそうな表情で、感激を言葉にした。「クリスマスのこの時期、困ってたんだ。あの女性が思っている以上に値打ちがあるプレゼントだよ」と。
テリー・ドブソンという名の別の運転手のバスには、その謎の女性が2回も現れた。ドブソン運転手は言う。「プレゼントを受け取った乗客がみんな大喜びしていました。プレゼントをもらったことを携帯電話で誰かに知らせたりして・・・。本当にお金を必要としている人たちがバスに乗っていたんですね」
ドブソン運転手も感動の渦に巻き込まれた。謎の女性が疾風のように去って行った後も、目がしょぼしょぼしそうだった。「あまりに感動的で、全身鳥肌が立ちそうでした」と言う。
見ず知らずの人にいきなりプレゼントを渡されても、ありがた迷惑に感じる人がいてもおかしくはない。どうせ、マーケティング戦略の一環だろうと思ったりもしがちである。だが、プレゼントを受け取った人たちがみな喜びをあらわにしている。ありがた迷惑なはずがない。
ありがた迷惑さ0 | □□□□□□□□□□ |
ドブソン運転手がいみじくも言ったように、“本当にお金を必要としている人たち”が多いバス路線だと知って、彼女は人助けに勤しんでいるのだろう。きっと、それがすべてなのだろう。なんら怪しい他意はなさそうである。
■ Source: Woman Gives $50 Gifts To Bus Riders in Washington
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商売人とマスむen,tv";@
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この記事へのコメント
1. Posted by 真ん中ミヤミヤ 2006年12月24日 15:10

筆者さん、メリクリ
2. Posted by y 2006年12月24日 20:43
50ドル配るって・・・
どんだけ金持ってんだよ・・
どんだけ金持ってんだよ・・
3. Posted by # 2006年12月25日 00:47

4. Posted by ・ 2006年12月25日 09:30
ゴールドマンサックスのご婦人の方なら有り得ない事もない、ボーナス平均7300万円貰ったんだからな・・・orz
最高で23億円・・・orz
最高で23億円・・・orz
5. Posted by まる 2006年12月26日 15:38
アメリカは基本的に車社会なのでバスを利用している人たちは非常に貧しい人たちが多いのです。一家に一台どころか、ほぼ確実に一人に一台あるところが普通。持ってないひとは家族に送ってもらったりするし…(治安上バスは危険な場合が多い)
アメリカは上も凄く上まであるけど、下も底なしに落ちていくほど下があります。数十ドル稼ぐのに苦労している人もいるのです。
こういう人たちにとって五十ドルは凄く価値のあるプレゼントだったと思います
アメリカは上も凄く上まであるけど、下も底なしに落ちていくほど下があります。数十ドル稼ぐのに苦労している人もいるのです。
こういう人たちにとって五十ドルは凄く価値のあるプレゼントだったと思います