2006年12月06日
ドイツの“レンツ・ユニバーサル・サーカス団”を率いるダニエル・レンツ団長(39歳)は、フランス・ルマンでの公演中に4000人もの観客の前で想定外のアクシデントに見舞われながらも、最後まで演目をやり遂げてプロ魂を見せ付けた。会場中央のリングに何頭ものワニ(クロコダイル)を放し、ワニが決して人喰いでないことを実演する演目の最中に起きたアクシデントだった。
レンツ団長は、体長175センチ・体重120キロのキングというワニの背中を撫でて、ワニがおとなしくしている様子を観客に見せるつもりだった。ところがキングは突然、身を翻して団長の左手に噛みついた。
レンツ団長は言う。「キングは、私の左手の親指に鋭い歯を立て、噛みつき、頭部を捻るようにして噛み千切ってしまいました。そして、親指は床にぽとりと落ちました」
親指を失った団長の左手からは、血が噴き出してきた。フロアがみるみる真っ赤に染まっていった。
ところが観客は恐怖におののくどころか、やんやの拍手喝采を団長に浴びせた。指を食い千切られたように見えるのは、仕掛けのある演出だと思い込んだのである。
団長は言う。「傷口から大量に出血していましたが、ここで演目を中止するわけにはいきませんでした。その時点で、5匹のワニをケージの外に出していました。ワニたちをすべてケージの中に戻すまでは、演目を続けるほかなかったのです」
ようやく演目が終わると、本当にアクシデントが起きたのだと思いもしない観客が再び盛大な拍手を団長に浴びせた。団長は、親指を失った手を上げて拍手喝采に答えた。観客は、最後までそれを演出だと信じ込んでいた。
見上げたものである。これぞまさにプロ魂。
団長が親指を左手に再接合する手術を受けたかどうかに関しては、ソースに記述がない。元どおりに接合されていればいいのだが。
レンツ団長は、出血に加え、耐え難いほどの激痛に苛まれていたはずである。にもかかわらず、平然と演目を続けた。親指を失った瞬間も、客席からは団長がさほど狼狽しているようには見えなかったのだろう。観客がそれを演出と信じ込んだのは、団長がそう信じ込ませたというより、たまたまのことだったかもしれないが、やはり団長がとっさに冷静な行動を取ったのが大きいと思われる。
もし演目中に本当のアクシデントだと観客にばれていたら、会場がパニック状態になるおそれもあったし、“レンツ・ユニバーサル・サーカス団”の名をおとしめることにもなっただろう。しかし、こうして後から本当にアクシデントであったことが明らかになった場合は、逆に名を上げることになる。
その演目を見守っていた観客たち各人は、この驚愕の事実を後日知って、心からの喝采を浴びせたに違いない。
■ Source: http://www.metro.co.uk/weird/article.html?
in_article_id=27881&in_page_id=2
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親指を失った団長の左手からは、血が噴き出してきた。フロアがみるみる真っ赤に染まっていった。
ところが観客は恐怖におののくどころか、やんやの拍手喝采を団長に浴びせた。指を食い千切られたように見えるのは、仕掛けのある演出だと思い込んだのである。
団長は言う。「傷口から大量に出血していましたが、ここで演目を中止するわけにはいきませんでした。その時点で、5匹のワニをケージの外に出していました。ワニたちをすべてケージの中に戻すまでは、演目を続けるほかなかったのです」
ようやく演目が終わると、本当にアクシデントが起きたのだと思いもしない観客が再び盛大な拍手を団長に浴びせた。団長は、親指を失った手を上げて拍手喝采に答えた。観客は、最後までそれを演出だと信じ込んでいた。
見上げたものである。これぞまさにプロ魂。
団長が親指を左手に再接合する手術を受けたかどうかに関しては、ソースに記述がない。元どおりに接合されていればいいのだが。
レンツ団長は、出血に加え、耐え難いほどの激痛に苛まれていたはずである。にもかかわらず、平然と演目を続けた。親指を失った瞬間も、客席からは団長がさほど狼狽しているようには見えなかったのだろう。観客がそれを演出と信じ込んだのは、団長がそう信じ込ませたというより、たまたまのことだったかもしれないが、やはり団長がとっさに冷静な行動を取ったのが大きいと思われる。
けなげさ8 | ■■■■■■■■□□ |
もし演目中に本当のアクシデントだと観客にばれていたら、会場がパニック状態になるおそれもあったし、“レンツ・ユニバーサル・サーカス団”の名をおとしめることにもなっただろう。しかし、こうして後から本当にアクシデントであったことが明らかになった場合は、逆に名を上げることになる。
その演目を見守っていた観客たち各人は、この驚愕の事実を後日知って、心からの喝采を浴びせたに違いない。
■ Source: http://www.metro.co.uk/weird/article.html?
in_article_id=27881&in_page_id=2
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1. サーカス団長が演目中にワニに親指を噛み切られるも、演出と思い込んだ観客の喝采を浴びて最後までやり遂げる 他 [ 風風書堂‐ニュースログ‐ ] 2006年12月06日 18:17
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2. ホーム/2006-12-08 [ とんかつ3号 隠れ亭 ] 2006年12月08日 08:16
おはようございます。昨日の朝、久しぶりに石原真理子を見たけど、相変わらずの不思議熟女ぶりを発揮してましたねぇ。あの眉毛、ビバ80年代といったところでしょうか。問題の「ふぞろいな秘密」で公表されたという13名の名前がスポーツ紙かなんかに載ったとか母が騒いで...
この記事へのコメント
1. Posted by ミヤ 2006年12月06日 10:26

本当に好きな事ならば痛みを忘れて夢中になれるんだろうね。
何かに夢中になってる人って羨ましい…
2. Posted by あ 2006年12月06日 20:10
ボアって年々顔が変わっていきますね。
自分の国で金儲けすれば良いのに。
自分の国で金儲けすれば良いのに。
3. Posted by ドドリア 2006年12月07日 21:42

感動した!!