2006年10月11日
ブルガリア東部、黒海に面するブルガス近郊の村に57歳の女性が戻ってきた。彼女は15年の刑を言い渡されて刑務所に服役していたが、急遽釈放されることになった。濡れ衣が晴れたから釈放されたわけではない。全身にガンが転移し、余命わずかと診断されたからだった。
ブルガス地域の警察のスポークスマンは、こう話している。「彼女はガンに罹っており、すでに末期のステージにあることがわかりました。ガンが全身に転移していました。法務当局は、衰弱するばかりの彼女をこのまま服役させるより、釈放して治療を受けさせるなり、休息させるなりした方がよいと判断したのです」
彼女には家族がいた。最後の時を家族と過ごさせてやろうという温情処置であったかどうかは、微妙なところ。というのも、彼女が懲役15年の刑を言い渡されたのは、2005年の4月に殺人を犯したためだった。しかも、被害者は当時29歳の実の息子(長男)だった。ガーデニング用のクワで就寝中の息子の命を奪った。
ソース記事に、その犯行の動機は書かれていない。仮に長男による家庭内暴力などが背景にあったとしたら、家族はいたわりの気持ちを持って彼女を迎え入れようとしたかもしれない。彼女は彼女で、最後のかけがえのない時間を家族と過ごしながら静かに死を受け入れようとしたかもしれない。
上記のスポークスマンの言葉はこう続いている。「彼女は衰弱しているどころか、家に帰ると突然に凶暴化し、今度は夫を殺めたのです」
家に戻ってまもなく、夫の喉をナイフで掻き切り、彼の命を奪ったのだ。自分の運命を静かに受け入れるどころか、“死なばもろとも”である。
彼女はすぐに身柄を拘束された。まもなく、今度は夫殺しの罪で裁きを受けることになる。
警察のスポークスマンによると、取調べを受けている際に彼女は“もう一度釈放されたら、今度は次男を殺してやるつもりだ”と言い放ったという。
「本件は、もはや、われわれの理解を超えていると言うべきかもしれません」とスポークスマンは付け加えている。
確かに不可解な話である。抗がん剤などが精神の錯乱を引き起こす可能性もある。また、脳腫瘍に罹ると人格が変わることがある。
だが、彼女が服役中に抗がん剤の投与やその他の治療を受けていたかどうかはソース記事には明記されていないし、ガンの原発箇所も不明である。
結果的に、彼女の家族にとっても(そして彼女自身にとっても)刑務所が彼女を家に帰したことは、究極の“ありがた迷惑”だった・・・ということにしてお茶を濁しておこう。
法務当局が釈放を決めたくらいなので、少なくとも服役中は衰弱しているように見え、凶暴性を帯びている兆候もなかったのだろう。
なお、本件はReutersが伝えているが、おそらく日本語化されないと思われるので取り上げることにした。
■ Source: http://reuters.myway.com/article/20061010/
2006-10-10T134831Z_01_L10288593_RTRIDST_0_ODD-CRIME-BULGARIA-DC.html
【関連記事】
彼女には家族がいた。最後の時を家族と過ごさせてやろうという温情処置であったかどうかは、微妙なところ。というのも、彼女が懲役15年の刑を言い渡されたのは、2005年の4月に殺人を犯したためだった。しかも、被害者は当時29歳の実の息子(長男)だった。ガーデニング用のクワで就寝中の息子の命を奪った。
ソース記事に、その犯行の動機は書かれていない。仮に長男による家庭内暴力などが背景にあったとしたら、家族はいたわりの気持ちを持って彼女を迎え入れようとしたかもしれない。彼女は彼女で、最後のかけがえのない時間を家族と過ごしながら静かに死を受け入れようとしたかもしれない。
上記のスポークスマンの言葉はこう続いている。「彼女は衰弱しているどころか、家に帰ると突然に凶暴化し、今度は夫を殺めたのです」
家に戻ってまもなく、夫の喉をナイフで掻き切り、彼の命を奪ったのだ。自分の運命を静かに受け入れるどころか、“死なばもろとも”である。
彼女はすぐに身柄を拘束された。まもなく、今度は夫殺しの罪で裁きを受けることになる。
警察のスポークスマンによると、取調べを受けている際に彼女は“もう一度釈放されたら、今度は次男を殺してやるつもりだ”と言い放ったという。
「本件は、もはや、われわれの理解を超えていると言うべきかもしれません」とスポークスマンは付け加えている。
確かに不可解な話である。抗がん剤などが精神の錯乱を引き起こす可能性もある。また、脳腫瘍に罹ると人格が変わることがある。
だが、彼女が服役中に抗がん剤の投与やその他の治療を受けていたかどうかはソース記事には明記されていないし、ガンの原発箇所も不明である。
結果的に、彼女の家族にとっても(そして彼女自身にとっても)刑務所が彼女を家に帰したことは、究極の“ありがた迷惑”だった・・・ということにしてお茶を濁しておこう。
| ありがた迷惑さ10 | ■■■■■■■■■■ |
法務当局が釈放を決めたくらいなので、少なくとも服役中は衰弱しているように見え、凶暴性を帯びている兆候もなかったのだろう。
なお、本件はReutersが伝えているが、おそらく日本語化されないと思われるので取り上げることにした。
■ Source: http://reuters.myway.com/article/20061010/
2006-10-10T134831Z_01_L10288593_RTRIDST_0_ODD-CRIME-BULGARIA-DC.html
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1. 末期ガンで死期が近いとの判断で釈放された女囚が昨年の実子殺害に続き、今度は夫を殺害 [ 世界一バカ、決定戦!! ] 2006年10月11日 23:50
シェアブログsekaiitibakaに投稿 ブルガリアで、15年の刑を言い渡されて服役していた女性が、釈放される事になった。 彼女の犯した罪は、自分の息子をガーデニング用のクワで殺した事による、殺人罪。 だが全身にガンが転移し、余命わずかとの事で治療を受けさせるなり、....
この記事へのコメント
1. Posted by ななせ 2006年10月11日 03:57
なんとまた。久しぶりの更新と思えばえぐい話を。
いつも楽しみに読ませてもらってます。これが評点クオリティなんですね。サイドバーに出てる作家の新堂先生とも通じるものが、あるかも。
いつも楽しみに読ませてもらってます。これが評点クオリティなんですね。サイドバーに出てる作家の新堂先生とも通じるものが、あるかも。
2. Posted by munimuni 2006年10月11日 23:56
今回の記事をトラックバックさせて頂きましたが、ソースの表示はこれでよろしいでしょうか?
ご確認よろしくお願いします。
3. Posted by ミヤ 2006年10月12日 07:53
お願いだからもう二度と彼女を釈放しないで!
次は次男だ!って言う所から彼女は精神をかなり病んでるのかしら
もしくはアタシだけ死ぬなんて許さないo(><)o的なジコ虫な考えかしら。どっちにしろ怖いわね。美形女装娘ホームページ遊びに来てね〜
