クラウドソーシング「ランサーズ」 なんでも評点:「あなたが人を殺したので、私は自殺します - 妻より」というメモ書きがクリーニング作業中に見つかる

2006年09月29日

「あなたが人を殺したので、私は自殺します - 妻より」というメモ書きがクリーニング作業中に見つかる


刑事や探偵のように、誰かのプライバシーや秘密に立ち入ることが職務の一部をなす人たちがいる。その一方で、本来なら見てはいけないものを偶然に垣間見てしまう職業の人たちもいる。
日常的にそういう体験が最も多いのは、要請があれば男女のカップルが直前まで濃密な時間を過ごしていた個室にさえ出動しなければならない救急隊員だろう。テレビのミステリー・ドラマでシリーズものになったように、家政婦も雇い主の秘密に触れる機会が多い。引越し業者の場合も、目を背けるべき物が梱包からこぼれ落ちたりすることがあるだろう。

ドライクリーニング業で働く人たちも、客から出された衣類のポケットの中に差し障りのある物を見つけることがあるという。たとえば、個人情報が書かれたメモ書き、ラブレターと思わしきもの、他人が見るべきではない類の写真などである。

先日、米国ミシガン州アナーバー市のドライクリーニング業者に客から出された紳士物のスポーツコートの中にメモ書きが見つかった。普段から慣れているはずの従業員たちも、さすがに今回は背筋に寒いものを感じた。これは警察に連絡しないとまずいということになった。

そのメモ書きには次のように書かれていた。

あなたは人を殺した。でも、世間の人は信じないでしょうね。私にできるのは自ら命を絶つことだけ。そうすれば、あなたが殺人者だということを世間の人に知ってもらえるはず。

― あなたの妻、アリスより


紳士物のスポーツコートの持ち主が人を殺め、妻がそれを明るみにするために自ら命を絶とうとしている。あるいは、もうすでに自殺してしまったかもしれない。そう考えた従業員たちは、ただちに警察を呼んだ。

アナーバー市警のブライアン・ザサドニー刑事らがスポーツコートの持ち主をすぐに割り出し、事実関係を問い質した。持ち主の男性の職業は舞台俳優だった。彼は、“Retreat from Moscow”(モスクワからの脱出)という劇に出演しており、メモ書きは劇の小道具の1つだった。

良い意味で拍子抜けさせられる結末が待っていたわけだが、紛らわしい話である。

まぎらわしさ9■■■■■■■■■□


ソース記事はごくごく短いものだが、コートの持ち主は舞台俳優ということで、警察側も身元に信用が置けると判断したのだろう(それに加え、仮にこの男性が独身で妻がいないとすれば、メモ書きが本物でないことが如実に証明されただろう)。

一歩間違えれば、彼の家を警官隊とSWAT部隊が包囲し、ネゴシエータが交渉に当たるという大騒ぎになっていた可能性がある。実際、周囲の過剰反応から、そのような大騒ぎに発展した実例を当ブログでも取り上げたことがある(下記「関連記事」の先頭のリンクを参照)。




■Source: http://www.sunherald.com/mld/sunherald/15634658.htm

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1. クリーニング店員、衣類のポケットから遺書を発見し吃驚  [ 風風書堂 ]   2006年09月30日 14:09
 米ミシガン州のクリーニング店に預けられた衣類の中から、とんでもないものが見つかった。  同州アナーバーの警察当局が現地紙に語ったところによると、市内のクリーニング店で、従業員が預かったスポーツ用コートのポケ??t-!

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