クラウドソーシング「ランサーズ」 なんでも評点:水辺で偶然見つけたボトルレターは昨年亡くなった親友が小学生のころに流したものだった

2006年06月23日

水辺で偶然見つけたボトルレターは昨年亡くなった親友が小学生のころに流したものだった


米国ウィスコンシン州のホワイトレイクという湖でボトルレターが見つかった。海に流したボトルレターでさえ実際には、大洋を渡ることは稀にしかない。たった数日で、ごくごく近くの岸辺に打ち上げられることが多いという。ましてや潮流のない湖に流したボトルレターである。最近、誰かが流したものであってもおかしくない。だが、これは発見者にとって驚愕のボトルレターだった。
その日、スティーブ・リーダーさんという男性が湖畔で仲間たちと談笑していたところ、岸辺にボトルが打ち上げられているのが目に入った。なぜか気になり、ボトルを拾い上げてみた。

「中に手紙が入っているぞ」

リーダーさんたちはボトルを割って中の手紙を取り出した。手紙には、こうしたためてあった。

「僕の名前はジョシュ・ベイカー。10歳。このボトルレターを見つけたら、ニュースで取り上げてもらってください」

普通、湖でボトルレターが見つかったくらいではニュースにならないだろう。だが、発見者のリーダーさんは、ジョシュ・ベイカーという名前、10歳という年齢、そして「95年4月16日」という日付を見て、胸が張り裂けそうになった。


意外性10■■■■■■■■■■


そのボトルレターの送り主は、リーダーさんの今は亡き親友だった。亡くなったのは昨年のこと。海兵隊員として中東に派兵されていたが、無事任務を終え、帰還して間もないときにカリフォルニア州で交通事故に遭い帰らぬ人となった。

リーダーさんはボトルレターをベイカーさんの母親に届けた。母親は、その手紙を家の中に飾っておこうと考えている。ボトルレターは、今から11年前、小学校の課題で湖に流したものだった。

ボトルは、とうの昔から水辺に打ち上げられていて、拾われる日が来るのを待っていたのかもしれない。「見つけたら、ニュースで取り上げてもらってください」というベイカーさんの願いは、11年の歳月、そして自らの生涯の終わりを超えて、確かにかなえられた。しかも親友の手によって。




■ Source: Message in a Bottle Found 10 Years Later

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この記事へのコメント

1. Posted by ry   2006年07月01日 08:35
何ともいえない気持ちになるな。いい話だが切ない
2. Posted by わき   2006年07月01日 12:59
暖かいです。
4. Posted by 梨   2006年07月01日 17:58
切なくて温かい話だ
良い人に拾われて良かったね
5. Posted by    2006年07月02日 02:23
確かに記憶した
6. Posted by     2006年07月03日 00:09
国境を越えて大ニュースになったよ
7. Posted by にょろた   2007年06月13日 13:10
5 リーダー氏が状況を把握したシーンで涙があふれました
複雑ないろんな感情が入り混じった、しかしすばらしい奇跡ですね

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