2006年02月01日
南アフリカ共和国ノースウェスト州の保健局が1月31日に発表したところによると、同州マフィケン周辺のいくつかの村で、昨年の12月(現地では夏)から謎の病気が流行しているという。“謎の病気”と聞くと、SARSのようなウィルス性の伝染病を真っ先に連想するかもしれない。だが、ウィルスではなく、目に見える大きさの生物が関与している皮膚病なのだ。
この病気にかかった人は、まず体中がかゆくなる。3日以内に体のあちこちの皮膚が小さく腫れて、ただれてくる。腫れた部分は内部が膿んで、黄色いおできになる。やがて、皮膚が破れ、膿と共に“虫”(昆虫の幼虫と思われる虫)が出てくる。
ノースウェスト州の保健局では、マフィケン周辺の村々の住人に対し、体がかゆくなって黄色い発疹が出来た場合は、すぐに診療所で見てもらうように呼びかけている。保健局の職員が感染者の家を訪問したところ、犬も同じ病気にかかっていることがわかった。
農務省の家畜鳥獣・公衆環境衛生課が“虫”の標本を採取し、分析を急いでいる。何らかの種の昆虫の幼虫だと見られている。この“幼虫”の感染経路として最も疑われているのは、洗濯物である。次のようなプロセスで発病するのではないかと考えられている。
この説に基づき保健局では、感染地域の村人たちに対し、衣類(特に肌着類)を着用する前に必ずアイロンを当てるように呼びかけた。
この“幼虫”が有害な細菌やウィルスを媒介して、深刻な感染症が生じる可能性もある。保健局では、現在、そのようなヘルス・ハザードも含めて現地で詳しい情報を収集すると共に、専門家たちの意見を聞いて対策を検討中だという。
なお、寄生虫による皮膚感染症自体は稀なことではなく、ダニ感染症(疥癬)、シラミ寄生症、クリーピング病(皮膚幼虫移行症)などがよく知られている。本件のように洗濯物を通じて感染する例としては、ヒトクイバエによるプチフライ症(皮下ハエ症)がある。ヒトクイバエとは、その名のとおり、幼虫が人間の皮下に入り込んで組織を貪り食うという恐ろしい昆虫である。
マフィケン周辺の村々で流行している謎の病気は、プチフライ症に似ているが、激しい痛みを伴わない点や短期間で幼虫が外に出てくる点が異なるようである。おそらく、本来は人間に寄生しない(あるいは人間以外の別の動物を幼虫の宿主とする)生態の昆虫なのではないだろうか。
どちらにしても、衣類を日光にさらして干すこと自体は衛生上好ましいことだと思われるのに、逆の結果を招いてしまうなんて皮肉な話である。これも“本末転倒”に分類すべきか? ただ、そんな病気があることが知られているマラウイとは異なり、南アではこんな病気は前例がなく、村人たちにすればまったくの不可抗力であった。その辺を差し引き、次のように評点してお茶を濁しておこう。
■ Source: IOL - Mysterious disease hits North West villages
【関連記事】
ノースウェスト州の保健局では、マフィケン周辺の村々の住人に対し、体がかゆくなって黄色い発疹が出来た場合は、すぐに診療所で見てもらうように呼びかけている。保健局の職員が感染者の家を訪問したところ、犬も同じ病気にかかっていることがわかった。
農務省の家畜鳥獣・公衆環境衛生課が“虫”の標本を採取し、分析を急いでいる。何らかの種の昆虫の幼虫だと見られている。この“幼虫”の感染経路として最も疑われているのは、洗濯物である。次のようなプロセスで発病するのではないかと考えられている。
- 村人たちが洗濯物を干しているときに、何らかの昆虫が衣類に産卵する。
- 卵が付着した衣類を身に付けているときに、卵が皮下に侵入する。皮下で幼虫が孵化し、ある程度の大きさまで成長する。(または、皮膚に付着した卵から孵化した幼虫が皮下に侵入して、成長する)。
- 幼虫の成長に伴い、かゆみや腫れなどの症状が生じ、最終的に患部が化膿して、そこから幼虫が体外に出る。
この説に基づき保健局では、感染地域の村人たちに対し、衣類(特に肌着類)を着用する前に必ずアイロンを当てるように呼びかけた。
この“幼虫”が有害な細菌やウィルスを媒介して、深刻な感染症が生じる可能性もある。保健局では、現在、そのようなヘルス・ハザードも含めて現地で詳しい情報を収集すると共に、専門家たちの意見を聞いて対策を検討中だという。
なお、寄生虫による皮膚感染症自体は稀なことではなく、ダニ感染症(疥癬)、シラミ寄生症、クリーピング病(皮膚幼虫移行症)などがよく知られている。本件のように洗濯物を通じて感染する例としては、ヒトクイバエによるプチフライ症(皮下ハエ症)がある。ヒトクイバエとは、その名のとおり、幼虫が人間の皮下に入り込んで組織を貪り食うという恐ろしい昆虫である。
<プチフライ症(皮下ハエ症)>
屋外に干した生乾きの衣類を着用したり、湿ったタオルを使うと、そこに産み付けられた卵からかえった幼虫(プチフライ:ニクバエの一種、ヒトクイバエ)が皮膚に付着する可能性がある。幼虫は皮膚を通過して皮下に侵入し寄生して組織を食べるため、皮膚は炎症を起こし、一見10〜20mmのおできができたように見えるが、非常に激しい痛みを伴い、幼虫の成長とともに炎症は悪化する。予防策としては、はだしやサンダル履きで歩かないこと、衣類を外に干す時は、地面や木の枝などに干さないようにすること、衣類は屋外から取り入れてからアイロンをかけるか、3日間はその衣類を着ないようにすることである。
【引用元】JAICAサイト(世界の現状を知る> 世界の様子(国別生活情報) > マラウイ)
マフィケン周辺の村々で流行している謎の病気は、プチフライ症に似ているが、激しい痛みを伴わない点や短期間で幼虫が外に出てくる点が異なるようである。おそらく、本来は人間に寄生しない(あるいは人間以外の別の動物を幼虫の宿主とする)生態の昆虫なのではないだろうか。
どちらにしても、衣類を日光にさらして干すこと自体は衛生上好ましいことだと思われるのに、逆の結果を招いてしまうなんて皮肉な話である。これも“本末転倒”に分類すべきか? ただ、そんな病気があることが知られているマラウイとは異なり、南アではこんな病気は前例がなく、村人たちにすればまったくの不可抗力であった。その辺を差し引き、次のように評点してお茶を濁しておこう。
| 本末転倒度6 | ■■■■■■□□□□ |
■ Source: IOL - Mysterious disease hits North West villages
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1. 流し読み [ ニャンと奇妙な! ] 2006年02月01日 04:11
皮膚から幼虫が出てくる謎の奇病に悩まされる村人たち(南ア)
1.村人たちが洗濯物を干しているときに、何らかの昆虫が衣類に産卵する。
2.卵が付着した衣類を身に付けているときに、卵が皮下に侵入する。皮下で幼虫が孵化し、ある程度の大きさまで成長する。(....
2. 皮膚から幼虫が出てくる謎の奇病に悩まされる村人たち [ ブログ(仮) ] 2006年02月09日 22:21
おっそろしいわ〜((((;゚Д゚)))ガクブル
『リアルハス画じゃねぇか!!』ということで(実際のものではありませんが)ググれば普通に出るハス画でも貼っときます。
※ほんとにこれ ?? ??
この記事へのコメント
1. Posted by 1q 2006年02月04日 00:09
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
プチエイリアンだなこりゃ
プチエイリアンだなこりゃ
2. Posted by 両生類 2006年02月04日 18:06
雛見沢症候群!?
3. Posted by K1 2006年02月10日 02:12
オヤシロ様の祟り・・・ (((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
4. Posted by qqq 2006年02月10日 21:30
こええええーーーー!
5. Posted by Cheap Louboutins 2011年07月04日 18:15
的を得るを射るだと馬鹿にして指摘する頭の悪い人が多いことでしょう
6. Posted by Full Piece of writing 2014年05月11日 21:59
e liquide halo なんでも評点:皮膚から幼虫が出てくる謎の奇病に悩まされる村人たち(南ア)
