クラウドソーシング「ランサーズ」 なんでも評点:2年半もテレビとエアコンがつきっぱなしの部屋で女性の亡骸が発見される

2006年01月10日

2年半もテレビとエアコンがつきっぱなしの部屋で女性の亡骸が発見される


米国オハイオ州ハミルトン郡のジョナス・ポープさんは、2003年の8月29日から今年の1月4日に警察によって発見されるまで、2年半もの間、二階の部屋に座りっぱなしだった。テレビとエアコンも2年半、ずーっとオンになったままだった。
家の一階には、ジョナスさんの家族が暮らしている。彼らはジョナスさん(享年61歳)の遺志に忠実に従っていた。

本件は、1月4日、ジョナスさんの親戚の人が彼女の姿を2年半も見かけないことを不思議に思って家を訪ねたことから発覚した。警察が駆け付けると、二階への階段にはバリケードが置かれていた。それをどけて二階の部屋に入ると、ジョナスさんの亡骸が椅子に座った姿勢で放置されていた。

エアコンがつきっぱなしだったことにより、遺体は徐々に腐敗とミイラ化が進んだようだった。だが、本件を担当したオデル・オーウェン検視官によると、外にも異臭が漏れ出ていたという。オーウェン検視官は、まだ死因を特定できていないとしながらも、虐待や不正行為の痕跡は認められなかったと話している。

警察当局は犯罪性の有無を確認すべく調べを進めているが、オーウェン検視官はこう話している。「こんなふうにジョナスさんの遺体を二階に隠していたことで、介護人や家族に何か得るものがあったとは考えられませんね」。(注: 彼女の年金がどうなっていたかはソースに言及なし)。

ジョナスさんは、介護人に口頭で次のような遺言を残していた。「私が死んでも、遺体を人に見せないでほしい。埋葬しないでほしい。私は、あの世から戻ってくる予定だから」

家族と介護人は、その遺言を馬鹿正直に守り通していたのである。これ以上詳しい情報はソース記事に書かれていないので、何らかの宗教が関係しているのか(日本でもときどき宗教がらみで類似の事件が発覚するが)、そうでなくても、ジョナスさんが本当に生き返ると家族や介護人が信じていたのかは不明である。

不可解度7■■■■■■■□□□


死にゆく人の口から「また生き返る予定だ」なんてことを聞かされたら、それを無視するわけにもいかない心理になってしまうかもしれない。

本件からの連想だが、ある大金持ちの老人が次のような遺言を書面で残して死んだ場合はどうなるのだろうか。「私が死んでも、実際には死んでいない。また生き返る予定なので、財産は引き続き私の所有物である。財産は誰にもやらない」。




■ Source: Woman who died in '03 left in front of TV (Associated Press)

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