2005年12月26日
当ブログでは、人の死に方に関する話を何度も取り上げてきた。危険物の取り扱いに不注意だったり、自業自得だったり、本末転倒だったりする、そんなデスストーリーの数々。しかし、今回お伝えする話は、涙なしには読めないかもしれない(折りしも、ホリエモンが株主総会で涙を流したことが話題になっていたりもするが)。
英国ウェストミッドランド州ウェストブロミッジで、クリスマスイブを翌日に控えた12月23日の夜のこと、ローン会社の外交員をしている女性が、ある家のドアをノックした。すると、一家の子供が出てきて、こう告げた。「お母さんは死んじゃったんだ」
二階でお母さんが死んでいるという。女性は家の中に入り、階段を駆け上がった。ロフトに掛けたハシゴの下で、カレン・ラッソンさんが死んでいた。すぐに警察を呼んだ。
カレンさんが死亡して発見されるまでに、24時間近くが経過していたと見られている。
カレンさんは、24歳という若さにも関わらず5人の子供がいるシングルマザーだった。事故当時、家にいたのはカレンさんのほかに、3歳の息子ジェイデン、4歳の娘ベサニー、6歳の娘エリーズの幼い三兄弟だけだった。
家の中は、楽しげなクリスマスの飾りつけでいっぱいだった。クリスマス・ツリーの下には、包み紙で包装されたプレゼントの箱がいくつか置かれていた。カレンさんの遺体のそばにも、何個かのプレゼントの箱が落ちていた。
カレンさんは、ロフトに隠しておいたプレゼントを手に持ち、ハシゴ伝いに降りようとしているときに転落したらしい。
3歳、4歳、6歳の幼い兄弟は、お母さんが死んでしまった後、24時間近くもパジャマを着たまま家の中で助けが来るのを待っていた。その間、6歳の娘エリーズちゃんが下の二人に食事を与えていた。シリアルの箱と牛乳のパックがキッチンに残されていた。
カレンさんの父ロイさん(52歳)は取材を受け、こう話している。「カレンは、まだ学生のときに上の子を産みました。女手一つで子供たちを育ててきました。頑張り屋でした。娘を亡くした私たちとしては飾り付けを取り外してクリスマスをキャンセルしたいところでしたが、幼い孫たちのことを考えると、キャンセルというわけには行きませんでした」
カレンさんには、家にいた3人の子供のほか、7歳のダニエルと10歳のデランの2人の息子がいる。事故当時、彼らは親戚のところで過ごしていた。
カレンさんの母ローナさん(49歳)は言う。「カレンは、孫たちにとって、素晴らしい母親でした。孫たちは、とても“けなげ”にしています。上の方の孫たちは、カレンがもう家に帰って来ないことを理解できているでしょう。心が痛みます」
カレンさんの隣人、チナ・メイソンさん(44歳)は、こう語っている。「お母さんが2階で冷たくなったまま、あの子たちは家の中で助けを待っていたのだと思うと、胸が張り裂けそうになります。あの夜、カレンさんの家に行くと、幼い女の子が“私が下の子たちにご飯を食べさせてあげていたの”と言いました。子供たちは、パジャマを着たままソファの上で寄り添っていました。その表情が頭から離れません」
何より、子供たちを喜ばせるためにプレゼントを取り出そうとして、ハシゴから落ちて亡くなったという不運が哀れを誘う。
家に残されていた3人の子供たちは、一番上が6歳の長女エリーズちゃん。警察に電話するくらいなら出来たのではないかと思うかもしれないが、自分で電話をかけられるかどうか微妙な年齢である。人の死という概念についても、まだ十分には理解できていない年齢であろう。兄弟三人でおとなしく待っていれば、お母さんが生き返るかもしれないと思っていたのだろうか。
それでも幼い三兄弟は“けなげ”だったと形容すべきだろう。
■ Source: The Sun Online - Mum dies getting prezzies
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二階でお母さんが死んでいるという。女性は家の中に入り、階段を駆け上がった。ロフトに掛けたハシゴの下で、カレン・ラッソンさんが死んでいた。すぐに警察を呼んだ。
カレンさんが死亡して発見されるまでに、24時間近くが経過していたと見られている。
カレンさんは、24歳という若さにも関わらず5人の子供がいるシングルマザーだった。事故当時、家にいたのはカレンさんのほかに、3歳の息子ジェイデン、4歳の娘ベサニー、6歳の娘エリーズの幼い三兄弟だけだった。
家の中は、楽しげなクリスマスの飾りつけでいっぱいだった。クリスマス・ツリーの下には、包み紙で包装されたプレゼントの箱がいくつか置かれていた。カレンさんの遺体のそばにも、何個かのプレゼントの箱が落ちていた。
カレンさんは、ロフトに隠しておいたプレゼントを手に持ち、ハシゴ伝いに降りようとしているときに転落したらしい。
3歳、4歳、6歳の幼い兄弟は、お母さんが死んでしまった後、24時間近くもパジャマを着たまま家の中で助けが来るのを待っていた。その間、6歳の娘エリーズちゃんが下の二人に食事を与えていた。シリアルの箱と牛乳のパックがキッチンに残されていた。
カレンさんの父ロイさん(52歳)は取材を受け、こう話している。「カレンは、まだ学生のときに上の子を産みました。女手一つで子供たちを育ててきました。頑張り屋でした。娘を亡くした私たちとしては飾り付けを取り外してクリスマスをキャンセルしたいところでしたが、幼い孫たちのことを考えると、キャンセルというわけには行きませんでした」
カレンさんには、家にいた3人の子供のほか、7歳のダニエルと10歳のデランの2人の息子がいる。事故当時、彼らは親戚のところで過ごしていた。
カレンさんの母ローナさん(49歳)は言う。「カレンは、孫たちにとって、素晴らしい母親でした。孫たちは、とても“けなげ”にしています。上の方の孫たちは、カレンがもう家に帰って来ないことを理解できているでしょう。心が痛みます」
カレンさんの隣人、チナ・メイソンさん(44歳)は、こう語っている。「お母さんが2階で冷たくなったまま、あの子たちは家の中で助けを待っていたのだと思うと、胸が張り裂けそうになります。あの夜、カレンさんの家に行くと、幼い女の子が“私が下の子たちにご飯を食べさせてあげていたの”と言いました。子供たちは、パジャマを着たままソファの上で寄り添っていました。その表情が頭から離れません」
何より、子供たちを喜ばせるためにプレゼントを取り出そうとして、ハシゴから落ちて亡くなったという不運が哀れを誘う。
家に残されていた3人の子供たちは、一番上が6歳の長女エリーズちゃん。警察に電話するくらいなら出来たのではないかと思うかもしれないが、自分で電話をかけられるかどうか微妙な年齢である。人の死という概念についても、まだ十分には理解できていない年齢であろう。兄弟三人でおとなしく待っていれば、お母さんが生き返るかもしれないと思っていたのだろうか。
それでも幼い三兄弟は“けなげ”だったと形容すべきだろう。
けなげさ10 | ■■■■■■■■■■ |
■ Source: The Sun Online - Mum dies getting prezzies
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【参考リンク】
- ちゅるるん: [調査]イヤン☆な死に方大集合
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1. パッパカッぁあれあれ [ ぷぷりぷりモンブラン ] 2005年12月27日 02:15
ペタンコ小人チャンこれはいかがなもんですかいのぉパカッぁ
2. 今日のニュース [ WorldBlogNews ] 2005年12月27日 11:21
こんな記事のブログをを発見した
3. Today TrackBack [ B-NEWS JAPAN ] 2005年12月27日 11:22
Good News
この記事へのコメント
2. Posted by スマホチャットレディのメリット 2011年07月06日 20:26

3. Posted by visit the next website page 2014年05月11日 18:36
diy e juice なんでも評点:24歳の母親が子供たちへのクリスマスプレゼントと共に落下して死亡