2005年11月30日
アメリカのドラマや映画を見ていると、キャリア・ウーマンがセクシーないでたちで颯爽と登場することが多い。ボディは見事にシェイプアップされていて、タイトなショートスカートから伸びた長い脚をハイヒールがよりいっそう長く見せる。襟元が切れ込んだブラウスから露出する肌も目を引く。
スクリーンの外から見ている分には、才色兼備な女性は魅力的に映る。だが責任あるポストについている女性が毎日セクシーな服装で職場に現れる場合、同じ職場で働く同僚や上司はそれをどう受け止めるだろうか?
米国ウィスコンシン州アップルトンのローレンス大学で、男女両方の被験者を集めて心理学実験が行われた。この実験では、次の3通りのビデオを被験者に見せた(登場するのは、実際には女優である)。
ビデオに登場した女性に対して抱いた印象を被験者たちに回答させたところ、ビデオAの女性(派手ないでたちの女性エグゼクティブ)に反感を覚えるという回答が多数に上った。つまり、こういう傾向があることがわかった。
この研究の詳細は、“Psychology of Women Quarterly”誌の12月号に論文として発表されている。その論文には次のような一節がある。
「さまざまな女性向けメディアが、女性たちをよりセクシーな方向へと焚き付けている。しかし、職業上の地位が高い女性が職場の人たちに尊敬されたいのであれば、そんな誘い文句に乗っている場合ではないかもしれない」
この実験で使われたビデオは、プロの女優を起用しているので、当然のことながらセクシーな服装が似合う女性が登場するはず。似合わないのに露出の高い服装をしているから悪評を買ったのではないだろう。
セクシーなキャリアウーマンが反感を買うメカニズムをあえて強引に分析してみよう。
ま、こうして周りから反感を抱かれていることに気づかず、セクシーな服装をどんどんエスカレートさせて自己陶酔している女性エグゼクティブがいたとしたら、次のように評点するのが妥当であろう。
満点にしていないのには理由がある。そんな彼女に全員が反感を覚えているわけではないと思われるからである。中には目の保養にしている男性もきっといるはずだからだ。
■Source: Sexy execs 'lose' respect (AFP)
【関連記事】
米国ウィスコンシン州アップルトンのローレンス大学で、男女両方の被験者を集めて心理学実験が行われた。この実験では、次の3通りのビデオを被験者に見せた(登場するのは、実際には女優である)。
- ビデオA:挑発的な服装をまとったセクシーな女性エグゼクティブが登場し、自分のバックグラウンドと趣味について語る。
- ビデオB:ビデオAとは対照的に、ローヒール、スラックス、タートルネックという地味な服装の女性エグゼクティブが登場し、自分のバックグラウンドと趣味について語る。
- ビデオC:ビデオAと同じくセクシーな服装の女性が登場して自分のバックグラウンドと趣味について語るが、この女性はエグゼクティブではなく、受付嬢という設定。
ビデオに登場した女性に対して抱いた印象を被験者たちに回答させたところ、ビデオAの女性(派手ないでたちの女性エグゼクティブ)に反感を覚えるという回答が多数に上った。つまり、こういう傾向があることがわかった。
- 女性エグゼクティブがセクシーな格好をしていると周囲の反感を買う。
- 受付嬢がセクシーな格好をしている場合は、彼女のボス(つまり女性エグゼクティブ)がセクシーな格好をしている場合ほど反感を買わない。
この研究の詳細は、“Psychology of Women Quarterly”誌の12月号に論文として発表されている。その論文には次のような一節がある。
「さまざまな女性向けメディアが、女性たちをよりセクシーな方向へと焚き付けている。しかし、職業上の地位が高い女性が職場の人たちに尊敬されたいのであれば、そんな誘い文句に乗っている場合ではないかもしれない」
この実験で使われたビデオは、プロの女優を起用しているので、当然のことながらセクシーな服装が似合う女性が登場するはず。似合わないのに露出の高い服装をしているから悪評を買ったのではないだろう。
セクシーなキャリアウーマンが反感を買うメカニズムをあえて強引に分析してみよう。
- 男性の場合、同じ職場にいて仕事の出来る女性が色っぽすぎると、仕事とは別の回路にスイッチが入ってしまいそうだから、それを抑えようとする。そのために疲れてしまう。疲れるのは嫌だから、最初から“反感”を抱いて相手を敬遠しようとする。
- 同性から反感を買う場合のメカニズムとしては、やっぱりライバル心だろうか。仕事が出来る上、自分より色気があったらライバル心が倍増する。敵意が増す。
ま、こうして周りから反感を抱かれていることに気づかず、セクシーな服装をどんどんエスカレートさせて自己陶酔している女性エグゼクティブがいたとしたら、次のように評点するのが妥当であろう。
空気読めない度9 | ■■■■■■■■■□ |
満点にしていないのには理由がある。そんな彼女に全員が反感を覚えているわけではないと思われるからである。中には目の保養にしている男性もきっといるはずだからだ。
■Source: Sexy execs 'lose' respect (AFP)
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この記事へのコメント
3. Posted by うえだ 2006年08月10日 23:24
自分は目の保養にする方ですね。
最近はユニセックスとかいうのが
浸透して本当につまらないですよ。
どこを限度にするかは
難しいとは思いますが、
女の人はそれなりに女らしさを
強調する格好をしてほしいですね。
最近はユニセックスとかいうのが
浸透して本当につまらないですよ。
どこを限度にするかは
難しいとは思いますが、
女の人はそれなりに女らしさを
強調する格好をしてほしいですね。
4. Posted by うえだ 2006年08月10日 23:24
ところで、なぜこういう結果がでたか
考察してみますと、
男性は女性に命令される立場(もしくは対等に張り合う間柄)にいることを
あまり快く思わないからだと思います。
だから、命令する側が確実に女だと
意識させられるような見た目であれば、
女に命令されるという現実を直視せざるを
得ず不快感が生じてしまう。
一方、相手が男みたいな女であれば、
「まあ、こいつは女に見えないからいいか」
と脳内変換ができ、これにより、
女性に命令される立場という事実を
多少は紛らわすことができ、不快感を
軽減させることができる。
受付嬢の場合はそんなに反感を
持たれないというのもそういう理由から
でしょう。
だからこそ、セクシー自体が悪いことではないと思いますよ。いやむしろセクシーは歓迎ですよ。断じて。
考察してみますと、
男性は女性に命令される立場(もしくは対等に張り合う間柄)にいることを
あまり快く思わないからだと思います。
だから、命令する側が確実に女だと
意識させられるような見た目であれば、
女に命令されるという現実を直視せざるを
得ず不快感が生じてしまう。
一方、相手が男みたいな女であれば、
「まあ、こいつは女に見えないからいいか」
と脳内変換ができ、これにより、
女性に命令される立場という事実を
多少は紛らわすことができ、不快感を
軽減させることができる。
受付嬢の場合はそんなに反感を
持たれないというのもそういう理由から
でしょう。
だからこそ、セクシー自体が悪いことではないと思いますよ。いやむしろセクシーは歓迎ですよ。断じて。
5. Posted by click for source 2014年05月10日 21:53
electronic cigars なんでも評点:セクシーな服装のキャリアウーマンは男女どちらからも反感を買う?
6. Posted by site 2014年05月11日 14:23
electronic hookah pen なんでも評点:セクシーな服装のキャリアウーマンは男女どちらからも反感を買う?
7. Posted by try these guys out 2014年05月12日 06:45
volcano e cigs なんでも評点:セクシーな服装のキャリアウーマンは男女どちらからも反感を買う?