クラウドソーシング「ランサーズ」 なんでも評点:政府から男性宅に電話:「あなたは標高2285メートルの山を所有しています」

2005年11月27日

政府から男性宅に電話:「あなたは標高2285メートルの山を所有しています」


当ブログでは、“青天の霹靂”という言葉を“想定の範囲外で悪いことが起こった”という文脈でばかり使ってきた。だが、実際には“夢にも思わない幸運が舞い込んだ”という文脈でも、この成句を使うことができる。
ある日、ルーマニアのアレクサンドル・アンガヌバンシラさん(53歳)のところに政府の役人から電話がかかってきた。電話の主は、こう告げた。「カルパティア山脈の一角にある標高2285メートルのガウラ山は、あなたの所有物です」

ガウラ山には、美しい滝がいくつかあり、ハンティング用のロッジも何棟か建っている。山全体の土地と観光資源、そして数十頭はいると思われる熊、これら一切合財の所有権がアンガヌバンシラさんに与えられたのである。

いや、厳密には“与えられた”のではなく、“返還された”と表現するのが正しい。かつてコミュニストがルーマニアの政権を握ったときに、羊飼いをしていたアンガヌバンシラさんの祖父がこの山を政府に没収されたのだった。

しかし、アンガヌバンシラさんは、まさかガウラ山が自分の所有物になる日が来るなんて期待もしていなかった。祖父が山を没収されたとことは、おそらく知っていたはずなので、その分を差し引いて次のように評点しておこう。

青天の霹靂度8■■■■■■■■□□


気になるのは、この山の土地の固定資産税である。資源を有効利用できない限り厳しいものがあるからなのか、アンガヌバンシラさんは返還されたガウラ山を売りに出すことにした。

最初は地元紙に小さな広告を出したが買い手が現れなかったので、インターネットで売りに出すことにしたとのこと。

本件に関連しそうな過去記事を探してみたが見当たらず。このブログでは、“不幸中の幸い”と形容すべき話はたくさんあるが、純粋に幸運な話は皆無に近い。




■Source: Global village - Unusual Tales - "For sale: mountain with own bears"

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1. いきなり山を手にすることになった男性がいる  [ どうでもいいこと ]   2005年11月28日 22:39
ルーマニアのある男性の元に電話がかかってきました。相手は政府の役人だと名乗り、こ...

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1. Posted by click here to read   2014年05月11日 10:35
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