クラウドソーシング「ランサーズ」 なんでも評点:12階のトイレから出られなくなった5歳の女の子が取った戦慄の行動

2005年11月25日

12階のトイレから出られなくなった5歳の女の子が取った戦慄の行動


11月24日のこと、マレーシア・ペナン州のマンションの12階で両親と暮らしている5歳の女の子ヴィーハちゃんがトイレから出られなくなった。内側から鍵をロックしてしまったのだが、5歳の彼女には開錠の仕方がわからなかった。
母親がトイレのドアの前からヴィーハちゃんに「落ち着きなさい」と声をかけたが、ヴィーハちゃんはパニック状態になっているようで大声で泣きわめいていた。母親がなんとかドアを開けようとしているうちに、5分ほど経過し、ふと泣き声が止んだ。

母親がようやくドアを開けることに成功。だがトイレの個室の中はもぬけの空だった。この12階の部屋のトイレには窓がある。だが窓の向こうには、足場になるようなものは何もない。

母親は恐る恐るトイレの窓から顔を出して地上を見下ろした。はるか下に、ヴィーハちゃんの姿があった。背筋が凍る話である。

父親のラオさんが地元のメディアに語ったところによると、ヴィーハちゃんはトイレの窓の外にバルコニーがあり、それが寝室につながっていると思い込んでいたらしい。しかし、トイレの窓の外には何の足場もない。そのまま墜落してしまったのだ。

父親が妙に冷静にコメントしているのには理由がある。ヴィーハちゃんは、12階から地上に墜落したにもかかわらず、意識があった。墜落の途中、日よけの天幕や木の枝に引っ掛かったため、ショックが和らいだらしい。左手に傷を負い、右足を骨折したものの命に別状はない。まさに不幸中の幸いである。

トイレのドアを開けた後、娘の姿が忽然と消えているのを目の当たりにした母親が味わった絶望と恐怖を想像しつつ、もちろん次のように評点しておこう。

不幸中の幸い度10■■■■■■■■■■


こんな悪夢を見たことはないだろうか? 自分にとって大事な誰かが屋上のような高い場所の縁に立っている。危ない。思わず目を背けてしまう。もう一度その誰かの方を見ると姿がない。もしや。そう思って覗き込むと、はるか下にその誰かの変わり果てた姿が見える。その瞬間、これは夢に違いないと気づく場合が多いだろう。

本件は夢ではなく現実だったが、奇跡が起こった。




■Source: Girl survives 12 floor fall (AFP)

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この記事へのコメント

1. Posted by ice   2005年11月25日 11:05
もう単純に、よかったです〜。
ところで、15歳の女の子がクレ-ンに登った記事のリンクが、今回の落下事件の元記事につながってます〜。(この連絡がメインなので、コメント載せなくてもいいですよ)
2. Posted by miccckey   2005年11月25日 14:35
>iceさん

ご指摘ありがとうございます。修正しておきました。
4. Posted by アイル   2006年10月02日 18:41
昔の私を思い出しました。(笑)
私もトイレに入って施錠したものの
開け方がわからず泣きわめきました。

アパートの三階でしたが
窓から出るということは考えなかったなぁ・・・。

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