クラウドソーシング「ランサーズ」 なんでも評点:ギャンブル嫌い?

2004年06月24日

ギャンブル嫌い?


さきほど、当ブログのカテゴリをちょっと整理してみました。番外記事が増えすぎなんですね。評点記事を書くのはけっこう大変なんですよ(無意味な大変さのような気もするけど)。新たにEssayというカテゴリを追加しました。既にそのカテゴリに入っている記事もありますが、この記事もエッセイ風ということで・・・

筆者は基本的にギャンブルをしない人です。前に「都会のセミは知っている...《はかなさ評点 8》」でギャンブルや投機に対して否定的なニュアンスのことを書きました。
特に、パチンコは絶対にやらないです。パチンコに関しては、日本という国の闇の部分が見え隠れします。事実上、賭博であることに違いないのに、換金制度が何のおとがめもなしにまかり通っています。

もう6年ほど前のことですが、漫画家の蛭子能収さんが麻雀賭博容疑で逮捕されたことがありますね。あのケースとパチンコ業界に対するおとがめのなさを比較すると、不公平さ評点は堂々たる満点の10に値します。だけどね、やっぱりパチンコの世界には日本の闇の部分がかかわっているから、あまり突っ込むと身に危険が迫るかもしれないのです。だから、この話題に関しては、もう口にチャックをしてしまいます。筆者は、そこまで正義派でもなければ、チャレンジャーでもありません。

ギャンブルをまったくしないのかといえば、実は麻雀には、人生の貴重な時間の多くを費やしてしまいました。特に20代前半までは起きている時間の3分の1は雀荘で過ごしていたと思います。仲間内で楽しく卓を囲むような麻雀ではなくて、基本的に見ず知らずの人と同卓し、シビアに金銭をやりとりする・・・という世界にどっぷり漬かっていた時期があります。

かの有名な雀鬼さまの現役最後のころに何度か同卓せていただいたこともあります。私の手牌をすべてお見通しだったし、ゲームの展開もすべて雀鬼さまの言ったとおりに進みました。超能力者だとしか思えませんでしたよ。武芸の達人が超能力者としか思えないのと同じです。

博打としての麻雀のほかに、今はヘアヌード写真集などで有名ですが、当時は麻雀に特化した、かなりカルトな出版社だった竹書房が主催していた大会に参加したり、プロ試験なるものを受けたりしたこともあります。一般参加の大会では一応2年連続決勝に進出したのですが、そのときの態度が悪かったということでプロ試験は落とされました。今は温厚な筆者も、当時は血の気が多かったですからね(笑)。まあ、筆者は上背もあり威圧感があるということで、よけいに荒くれぶりが増幅されたのかもしれませんが。

余談ですが、当時の竹書房のビルは、かなり貧しいものでしたよ。エレベーターもなく、4Fだか5Fだかにある対局室まで、狭い階段を上っていかなければならなかった。今は大きな社屋を構えておられるのでしょうけど。

最近は麻雀からも遠ざかっています。仲間内で麻雀をやろうという話があっても、あまり気乗りしません。麻雀というのは、基本的に弱者を徹底的に叩くゲームです。仲間内で叩きあいをしても面白くない。やっぱり、勝負事に情けは禁物だと思うわけ。それに、勝負事は決して楽しいことではない。負けが込めば惨めな思いを味わうことになるし、かといって勝ち続けるのも胃が痛くなる。


麻雀してるより、麻雀劇画を読んでる方が楽しめる気がします。実は筆者は、今、髪を伸ばし放題でして、髪形だけなら次の麻雀劇画の主人公に似てるかもしれません。髪型だけですよ。こんなに人相悪くないですから(笑)

むこうぶち


高レート麻雀で、小金を持っている連中を餌食にしていく傀(カイ)という男が主人公。金銭感覚を失って賭博にはまっていく破滅心理の描写が見事だと思います。

この麻雀劇画、まだ竹書房の麻雀劇画誌の方に連載しているのかどうかよく知らないのですが、原作者が安藤満という人です。安藤満さんは、一応プロ雀士という肩書きも持っていましたが、今年の春先にガンで亡くなりました。ご存知の方はご存知かと思いますが、人気作家鷺沢萠さんの自殺は安藤満さんの死が引き金になったとも言われていますね。合掌。

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この記事へのコメント

1. Posted by 英語学習帳   2004年06月24日 04:49
ほう、雀鬼様と卓を囲んだことがあるんですか!?すごい体験ですね。私は、学生同士の他愛ない麻雀しかやったことないですが、それでも大学の授業より多くの時間を雀荘で過ごした記憶があります。アレは色んな教訓があって面白いゲームです。

最近の学生は麻雀をしなくなって、学生街の雀荘がどんどん潰れていると聞きます。少し寂しいですね。
2. Posted by miccckey   2004年06月24日 11:55
>y-46さん

ある意味、人生のシミュレーションをしているようなゲーム、まさしくこれぞ人生ゲームかもしれませんね。だけど、この人生ゲームにのめりこみすぎて人生を台無しにした人も少なくないかも。

さすがにバルセロナに雀荘はないですよね?(笑) 私がかつて南アフリカで暮らしていたときには、行きつけの日本料理店で営業時間後に麻雀をしたものですが。

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