2005年05月01日
南アフリカ共和国ムプマランガ州で、少年2人を乗せた180ccの四輪バイクが野原を突っ走っていた。CJリチャード君(12歳)が後ろに乗り、友達のピーター・プレトリウス君がバイクを操縦していた。
2人は、まさか、新しい柵が行く手を遮っているとは予想していなかった。柵の手前にはワイヤーが張ってあったが、注意を促す看板などはなかった。2人を乗せた四輪バイクは、もろにそこに突っ込んでしまった。
2人は、まさか、新しい柵が行く手を遮っているとは予想していなかった。柵の手前にはワイヤーが張ってあったが、注意を促す看板などはなかった。2人を乗せた四輪バイクは、もろにそこに突っ込んでしまった。
この事故により、CJ君は下顎に大怪我をしてしまった。実際には下顎がそぎ落とされてしまったのだが、そのプロセスは以下のように推理されている。
しかし、彼の下顎が失われていることが分かるまでには、まだしばらく時間がかかった。
事故直後、CJ君は自分が大怪我を負っていることに気付かなかったらしく、バイクを運転していたピーター君を助けようとしたほどである。しかし、ピーター君はCJ君の顔が血まみれになっているのを見て、恐怖に悲鳴を上げてしまったという。
野原の真ん中で起きた事故である。2人の少年は、四輪バイクに乗って数キロの道のりを引き返すほかなかった。家に到着したCJ君は、すぐにミッデルブルグ病院に救急搬送された。彼を診察した医師は、首都プレトリアのユニタス病院に彼を転送した。
この段階では、CJ君の両親であるウィリー&アンネ-マリー・リチャード夫妻は、まさか自分の息子の下顎の骨がそぎ落とされているとは知らなかった。顔に深い傷を負っているとしか認識していなかった。
転送先のユニタス病院でレントゲン検査が行われ、そのとき初めてCJ君の下顎が失われていることが判明した。このとき、下顎は、歯と共にまだ野原に残されていた。
リチャード夫妻は、バイクを運転していたピーター君の父に下顎の骨の捜索を依頼した。そして、ピーター君の父が現場に駆けつけ、下顎の骨を見事に見つけ出し、それを袋に入れてプレトリアに届けてくれた。下顎は土で汚れ、アリがたかっていたと言う。
CJ君の父は、こう語っている。「あそこには、ジャッカルやその他の害獣がたくさんいます。息子の下顎が動物に持ち去られなかったのは奇跡ですよ」。
一方、下顎の骨を受け取った医師たちは、うまくいくかどうか難しいところだと考えていたが、7時間を超える大手術の末、下顎の骨をCJ君の顔に接合することに見事成功した。
手術後、CJ君はユージン・マライス病院に移され、砕けた骨の回復を促すための高圧酸素治療を受けている。彼の顔はまだ腫れていて、何本ものチューブが体に差し込まれているが、意識ははっきりしている。目をぱっちりと開いて、両親と筆談を交わしている。
2番目の病院(首都プレトリアのユニタス病院)に到着するまで、まさか下顎がそぎ落とされているとは(おそらくCJ君本人も含めて)誰も気付いていなかった。
しかも、その事実が判明した時点で、下顎の骨と歯はジャッカルがうようよしている野原にまだ残されたままだった。だが、それを見事回収でき、しかも手術も成功した。これからが大変だと思うが、不幸中の幸いだと言えるだろう。
一応、医療専門家にもこの話の概要を伝えて意見を聞いたのだが、レントゲン検査が行われるまで、下顎がないことがわからなかったのは、たぶん止血のために包帯で患部を覆っていたりしたためではないかと思われる。相当な出血があったはずだ。
また、実際にそぎ落とされたのは下顎の前の方の部分(歯茎と下唇を含む)だけなのだろう。舌は、そぎ落とされずに残っていたはずだ。これもまた不幸中の幸いだったということか。
それにしても、野原の真ん中とはいえ新しい柵を作ったのなら、事故防止のため、目立ちやすい警告看板や目印を設置しておくべきだと思う。手前にワイヤーなど張ってあるだけでは、逆に危険ではないか。
■ Source: Boy's jaw ripped off by fence
- まず、ワイヤーがピーター君のヘルメットを直撃した。ピーター君の頭はヘルメットごと後方に激しく引っ張られた。
- そのヘルメットがCJ君の顎を一撃した。この衝撃により、まずCJ君の下顎の骨が砕かれた。CJ君はヘルメットを着用していなかった(着用していたとしてもフルフェース・ヘルメットでなければ防げなかったが)。
- 次に柵がピーター君のヘルメットの上を擦り抜けてCJ君の砕けた下顎の骨に引っかかった。そのまま、CJ君の下顎は歯とともに、そぎ落とされてしまった。
しかし、彼の下顎が失われていることが分かるまでには、まだしばらく時間がかかった。
事故直後、CJ君は自分が大怪我を負っていることに気付かなかったらしく、バイクを運転していたピーター君を助けようとしたほどである。しかし、ピーター君はCJ君の顔が血まみれになっているのを見て、恐怖に悲鳴を上げてしまったという。
野原の真ん中で起きた事故である。2人の少年は、四輪バイクに乗って数キロの道のりを引き返すほかなかった。家に到着したCJ君は、すぐにミッデルブルグ病院に救急搬送された。彼を診察した医師は、首都プレトリアのユニタス病院に彼を転送した。
この段階では、CJ君の両親であるウィリー&アンネ-マリー・リチャード夫妻は、まさか自分の息子の下顎の骨がそぎ落とされているとは知らなかった。顔に深い傷を負っているとしか認識していなかった。
転送先のユニタス病院でレントゲン検査が行われ、そのとき初めてCJ君の下顎が失われていることが判明した。このとき、下顎は、歯と共にまだ野原に残されていた。
リチャード夫妻は、バイクを運転していたピーター君の父に下顎の骨の捜索を依頼した。そして、ピーター君の父が現場に駆けつけ、下顎の骨を見事に見つけ出し、それを袋に入れてプレトリアに届けてくれた。下顎は土で汚れ、アリがたかっていたと言う。
CJ君の父は、こう語っている。「あそこには、ジャッカルやその他の害獣がたくさんいます。息子の下顎が動物に持ち去られなかったのは奇跡ですよ」。
一方、下顎の骨を受け取った医師たちは、うまくいくかどうか難しいところだと考えていたが、7時間を超える大手術の末、下顎の骨をCJ君の顔に接合することに見事成功した。
手術後、CJ君はユージン・マライス病院に移され、砕けた骨の回復を促すための高圧酸素治療を受けている。彼の顔はまだ腫れていて、何本ものチューブが体に差し込まれているが、意識ははっきりしている。目をぱっちりと開いて、両親と筆談を交わしている。
2番目の病院(首都プレトリアのユニタス病院)に到着するまで、まさか下顎がそぎ落とされているとは(おそらくCJ君本人も含めて)誰も気付いていなかった。
しかも、その事実が判明した時点で、下顎の骨と歯はジャッカルがうようよしている野原にまだ残されたままだった。だが、それを見事回収でき、しかも手術も成功した。これからが大変だと思うが、不幸中の幸いだと言えるだろう。
不幸中の幸い度8 | ■■■■■■■■□□ |
一応、医療専門家にもこの話の概要を伝えて意見を聞いたのだが、レントゲン検査が行われるまで、下顎がないことがわからなかったのは、たぶん止血のために包帯で患部を覆っていたりしたためではないかと思われる。相当な出血があったはずだ。
また、実際にそぎ落とされたのは下顎の前の方の部分(歯茎と下唇を含む)だけなのだろう。舌は、そぎ落とされずに残っていたはずだ。これもまた不幸中の幸いだったということか。
それにしても、野原の真ん中とはいえ新しい柵を作ったのなら、事故防止のため、目立ちやすい警告看板や目印を設置しておくべきだと思う。手前にワイヤーなど張ってあるだけでは、逆に危険ではないか。
■ Source: Boy's jaw ripped off by fence
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1. TBちゃんねる [ TBちゃんねる ] 2005年05月01日 16:59
トラックバックしまくり。宣伝でもトラバ練習用でもなんでもOK。←のカテゴリーから関連をどんどんトラバしまくりぇ。
2. 【実話】私は竹島で韓国軍を喜ばせてしまいました。愛国者の方、すみません! [ 世の中の気になる情報&私の数奇な日常 完全公開 ] 2005年05月01日 17:56
ブログで書き綴っていたとおり、
昨日、マリの弟が兵役を終え、日本に遊びに来ました。
成田空港で初めて会ったのですが、私に韓国語で何かを
一生懸命言っていました。
マリに通訳してもらうと、こういった内容でした。
何週間か前にマリが弟に電話をしてました。
突然、
3. まさか下顎がそぎ落とされていたなんて − 事故現場に残されアリがたかっていたが回収&接合成功 [ Silver_PONの「とらばやねん!」 ] 2005年05月01日 19:42
http://rate.livedoor.biz/archives/20532479.html#trackbackリチャード夫妻は、バイクを運転していたピーター君の父に下顎の骨の捜索を依頼した。そして、ピーター君の父が現場に駆けつけ、下顎の骨を見事に見つけ出し、それを袋に入れてプレトリアに届けてくれた。下顎は
この記事へのコメント
1. Posted by ぶにん 2005年05月01日 20:54
下あごが削ぎ落とされることを想像してしまいました。おそろしや・・・
2. Posted by はみ 2005年05月02日 03:21
うわぁぁぁぁ
日本でも機械にはさまれて手やら足やら顔やらがぐちゃぐちゃになる話とか
たまに聞くけど、自分がそんな状況になって
怪我の度合いに気付いた時の絶望度は測り知れないもんがあるでしょうな。
きっと正気で居られないと思う。
日本でも機械にはさまれて手やら足やら顔やらがぐちゃぐちゃになる話とか
たまに聞くけど、自分がそんな状況になって
怪我の度合いに気付いた時の絶望度は測り知れないもんがあるでしょうな。
きっと正気で居られないと思う。
3. Posted by click through the up coming article 2014年05月10日 18:35
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5. Posted by look at this website 2014年05月11日 23:14
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