クラウドソーシング「ランサーズ」 なんでも評点:“割礼祭り”が盛り上がっているらしい

2005年04月16日

“割礼祭り”が盛り上がっているらしい


モロッコといえば性転換手術・・・というのは、まったくの間違いだそうだ。その昔、カルセール麻紀が性転換手術を受けた話が多くの人を印象付けたからなのだろう。実際には、男女差別が厳しいイスラム国である。性転換手術の存在すら知らない国民が多いという。

モロッコで盛んなのは、“男が男でなくなるための”性転換手術ではなくて、その逆の“男の子が男になるための”割礼である。モロッコでは、割礼のことを“浄化”と呼んでいる。男児は、この儀式を経てイスラム・コミュニティの一員になるのだ。

4月13日、国王モハマド6世の幼い息子が2歳の誕生日(来月)を目前に割礼を受けた。これは、とてもめでたいことなのだ。

首都ラバットから東に200キロに位置し、王家の宮殿が置かれているフェスでは、祝祭が始まった。国王が宮殿に市民を招くことが決まっている。男性にはランチ、女性にはディナーをご馳走してくれるらしい。(男女別々であることに注意)。

国民たちは、ただ単に王子の割礼を祝うだけではない。王子にならえとばかりに子供たちに割礼を受けさせ始めた。モロッコ最大の都市カサブランカでは、既に5000人の男の子が割礼を受けた。国中、割礼祭りに熱狂している。この盛り上がりの中、まだまだこれからも何千人もの男の子たちが包皮を除去されることになる。

モロッコでは、かつて割礼と言えば、散髪屋さんの仕事だった。さすがに現代モロッコでは、多くの場合、医師の監督のもと、割礼術が施されている。

この様子だと、今回のお祭り騒ぎで割礼を受ける男児の数は1万人以上に上るのではないだろうか。割礼に失敗して大変なことになる子供がいないことを願いたい。実際、南アでは、毎年、割礼シーズンに死者が出るのである。その多くは、インチキ施術者にかかったか、自分でカミソリを手に割礼に挑んだ少年だが。

ともあれ、筆者が仮に今、お祭り騒ぎ真っ最中のモロッコにいたとしても、まったく空気が読めない自分になりそうな気がする。王子の包皮が取り除かれたことがそんなにめでたい理由もわからなければ、みんながそれにならって子供に割礼を受けさせる一体感にもなじめない。次のようなことになるだろう。

空気読めない度9■■■■■■■■■□





■ News24.com - Thousands get the chop

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この記事へのコメント

1. Posted by およ   2005年04月22日 11:43
カルーセルでは?
6. Posted by Cheap Louboutins   2011年07月04日 18:15
的を得るを射るだと馬鹿にして指摘する頭の悪い人が多いことでしょう

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