クラウドソーシング「ランサーズ」 なんでも評点:自殺することも殺してもらうことも出来なかった男は不幸なのか幸せなのか

2005年03月10日

自殺することも殺してもらうことも出来なかった男は不幸なのか幸せなのか


豪州メルボルン郊外の道を1台のフォード・セダンが走っていた。車には30歳の男と18歳の少年2人が乗っていた。彼らは崖を探していた。まず男が致死量の睡眠薬を飲み、その後、2人の少年が男に致命傷を加えた後、死体を崖から落せば確実だと考えていた。

だが適切な場所が見つからなかった。仕方がないので、ひと気のないところで車を止め、男が3箱の睡眠薬を飲んだ。そのまま意識を失うはずが、男は地面の上でいつまでももがいている。そもそも睡眠薬だけでは死ねないケースを想定して、男は2人の少年を5000ドルずつで雇っていたのだ。
少年たちは、用意していた鉄の棒で男の頭を数回殴った。これで死んだはずだと思い、2人は立ち去った。“死体”を路上に残したまま。

しかし、この30歳の男、鉄の胃袋と頑丈な石頭を兼ね備えていたようだ。意識朦朧としたまま、道路上をさまよって歩いているところを発見され病院に送られた。搬送先から、さらに別の病院の精神科に転送された。

2人の少年たちは、警察の取調べを受け、事件への関与を自供した。男の車は少年たちの家の外で見つかった。少年たちは殺人未遂の疑いで起訴されることになる。男から渡されたお金は、酒を飲んだり、キューバ葉巻を吸ったり、携帯電話を購入するのに使ったという。(5000ドルというのはオーストラリアドルではないかと思われる)。

30歳の男性は、とにかく確実に死ねる方法はないかと考えて、このような計画を実行に移したらしい。3箱の睡眠薬を飲んだ上、鉄の棒で頭部を殴打されても死ねなかった彼には、やはり“不幸中の幸い”という形容がふさわしいのか、ふさわしくないのか。判断しかねるので、半分くらいに評価しておこう。

不幸中の幸い度5■■■■■□□□□□


少年たちは、男が死ななかったことを知って内心ほっとしているかもしれない。だが、警察も指摘しているが、“死体”を藪の中に隠したりせずに現場に置き去りにしたのが、やや腑に落ちない点である。手加減して殴ったのかもしれない。

報酬は既に受け取っているし、依頼者が死ぬ必要もなかったはず。そのへんのことは、法廷で明らかにされるのだろう。




■ Source: Man fails to kill himself, or be killed - National - www.smh.com.au

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