クラウドソーシング「ランサーズ」 なんでも評点:娘の遺体を食肉と一緒に保冷庫に貯蔵するのは紛らわしい行為?

2005年02月23日

娘の遺体を食肉と一緒に保冷庫に貯蔵するのは紛らわしい行為?


ジンバブウェで、ジャコブ・ハーカウス・ベッカーという名の農夫に有罪判決が下された。彼の行為は、不衛生だと判断された。罪状は保健法違反である。

食肉用の保冷庫に自分の娘の遺体を“貯蔵”していたためである。なんて話を聞くと、殺害した娘の死体を長期にわたって隠していたと思う人が多いだろう。しかし、実際には、火葬前の一晩だけ娘の遺体を保冷庫に安置していたにすぎない。

遺体を保冷庫に入れたとき、そこにはまだ食肉が貯蔵されていた。後で、別の場所に移動したのだが。

「ベッカーが死体を隠している」というタレコミを受けた警察が保冷庫を調べると、そこに死体が見つかった。ベッカーさんは現行犯逮捕され、結局、三十万ジンバブウェ・ドルの罰金を課せられた。

ベッカーさんは地元の新聞に次のように話している。「保冷庫は私の所有物です。どんな用途に使おうと私の勝手じゃないですか」。

元記事では明らかにされていないが、食肉はベッカーさんの家で消費されるものだけだったのか、それとも市場に出るものだったのか。前者なら、ベッカーさんに同情する。後者なら、罰金モノでしょう、やはり。

とはいえ、この話、一番大事なことが忘れられている気がしないだろうか? そもそも、ベッカーさんは実の娘を亡くして悲しんでいたはずなのだ。その上、犯罪者扱いされて泣きっ面に蜂とは、このことかもしれない。

警察は、遺体を保冷庫に置いているという行為の“まぎらわしさ”に惑わされてベッカーさんを誤認逮捕してしまい、名目を保つために保健法違反で起訴したのかもしれない。

まぎらわしさ7■■■■■■■□□□


ところで、ジンバブウェという国名を聞きなれない人も多いだろう。南アフリカ共和国の北側にある内陸の国である。かつては豊かな時代があった。

だが、今は、通貨危機に陥り、国内経済はガタガタである。公共機関は軒並み機能停止、電車の代わりに昔の汽車を引っ張り出してきたり、救急車の代わりに牛車を使うという有様である。

そのあたりのことは、以前に次の記事で詳しく触れた。



ちなみに罰金額の三十万ジンバブウェ・ドルを日本円に換算すると、実は5千円ほどにしかならない。しかし、上のような状況ゆえ、単純には比較できない。所得水準も異なれば、実質的な通貨価値も不安定である。




■ Source: IOL - A Step Beyond - Farmer stores daughter's corpse with meat

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この記事へのコメント

1. Posted by がく   2005年02月23日 08:14
いつも面白く考えさせられる記事楽しく読ませていただいています。
ところで、神田昌典先生のブログ、二月十四日の投稿、面白いことになってます。
評点のほどをお願いします。
2. Posted by miccckey   2005年02月23日 13:52
>がくさん

神田昌典氏のブログをさっそく見に行きましたが、面白いことってコメント欄のことでしょうか?

そもそも神田昌典氏のブログは過去に数回斜め読みしたことがあるだけで、私には何のことやらさっぱり分かりません。私自身に評点を付けましょう。

   空気読めない度10 ■■■■■■■■■■

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