2004年12月18日
ロンドンでエンジニアとして働き始めたばかりのベン・ニコルソンさん(24歳)は、上司のニック・スミスさんから貯水タンクの発注を任された。ベンさんは、渡されたリストに載っていたメーカーに電話して、“タンク”を発注した。
しばらくして送られてきたインボイス(送り状)を見てびっくり。こんなものを購入したら大変だ。とんでもない“タンク違い”だったのだ。目の前が真っ暗になってしまった。会社をクビになってしまう。ベンさんは、どれほどうろたえたことか。
しばらくして送られてきたインボイス(送り状)を見てびっくり。こんなものを購入したら大変だ。とんでもない“タンク違い”だったのだ。目の前が真っ暗になってしまった。会社をクビになってしまう。ベンさんは、どれほどうろたえたことか。

ベンさんが間違って注文してしまったChallenger Battle Tank
英語のtankには、「戦車」の意味もある。実際、日本語でも小型戦車もしくはそれを思わせる体型の人を記述する“豆タンク”という言葉がある。ベンさんが発注してしまったのは、戦車だったのだ。
実にまぎらわしい話である。
まぎらわしさ9 | ■■■■■■■■■□ |
しかし、こういう間違いには受注側が気づくのが普通ではないか。実は、気づいていたらしい。
ベンさんは、上司のニック・スミスさんに一杯食わされてしまったわけだ。電話を受けたBAE Systemsの担当者も、この不慣れなエンジニアがどうせ誰かに一杯食わされているのだろうと気づき、すっとぼけて受注したふりをしたのである。
ともあれ、ベンさんは会社を首にならずに済んだ。めでたしめでたし。
■ Source: Kerala News, India - Engineer buys battle tank instead of water tank!
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この記事へのコメント
1. Posted by ムシムシ 2004年12月21日 12:54
ずいぶん前ですけど、友達とボードゲームをしていて配置をしているときに、「タンクとって」(その当時、戦車と言わずにタンクといっていた)っていったら、灯油が入ったポリ容器をもってこられた。
海戦ゲームで、「Fishを喰らいやがれ」(やっぱりその当時は魚雷といわず、Fishといっていた。)と言ったら、冷蔵庫から魚の切り身をもってこられたのを、思い出しました。
けど、実生活でこんなタンク違いのジョークをしかけられたら、やられたほうは、ドキドキで笑えないでしょうねぇ。
実際、灯油のポリ容器や魚の切り身をもってこられたときも、「目が点」になって笑うまで時間がかかってしまいましたから。
海戦ゲームで、「Fishを喰らいやがれ」(やっぱりその当時は魚雷といわず、Fishといっていた。)と言ったら、冷蔵庫から魚の切り身をもってこられたのを、思い出しました。
けど、実生活でこんなタンク違いのジョークをしかけられたら、やられたほうは、ドキドキで笑えないでしょうねぇ。
実際、灯油のポリ容器や魚の切り身をもってこられたときも、「目が点」になって笑うまで時間がかかってしまいましたから。
2. Posted by miccckey 2004年12月21日 15:28
>ムシムシさん
日本語でも同音異義語が多いけど、英語にも結構あります。日本語の場合は、カタカナ語にこれまた同音異義語が多いわけですが。
この話の元記事には、エンジニアがどういう会社に勤務しているかについての情報がないんですよ。それがわかっていたら、さらに面白みが増したかもしれないけど。
日本語でも同音異義語が多いけど、英語にも結構あります。日本語の場合は、カタカナ語にこれまた同音異義語が多いわけですが。
この話の元記事には、エンジニアがどういう会社に勤務しているかについての情報がないんですよ。それがわかっていたら、さらに面白みが増したかもしれないけど。