クラウドソーシング「ランサーズ」 なんでも評点:速度違反ドライバーの創作力豊かな言い訳トップ10(イギリス発)

2004年12月04日

速度違反ドライバーの創作力豊かな言い訳トップ10(イギリス発)


イギリス北東部のノーサンバーランド州では、交通事故死亡者数を減らす名目で危険な交差点などの通行車両をカメラで監視しており、撮影された違反者は警察に出頭しなければならない。日本の高速道路に設置されているオービスのようなシステムが一般道に適用されているわけである。

固定式セーフティ・カメラ  移動式セーフティ・カメラこれらのカメラには固定式と移動式があり、Northumbria’s Safety Camera Partnershipという団体(Web サイトは下記)が維持・管理に当たっている。



このサイトには、面白い情報が記載されている。カメラに撮影されて出頭した速度違反者の言い訳トップ10リストである。第1位から紹介していこう。


  1. 遠くにUFOらしき発光体が見えたかと思うと、意識を失ってしまいました。カメラのフラッシュが光ったときに意識が戻りました。

  2. 道路がちょうど空港への着陸ルートと重なっていて、頭上をジェット機が飛んでいました。カメラが作動したのは飛行機のせいです。

  3. ひどい下痢に見舞われていて、早くトイレに行かないと漏らしてしまいそうでした。

  4. クルマの後方から強風が吹き付けたため速度制限を超過してしまいました。

  5. 友人が指を切断してしまったんです。縫合手術ができるように大急ぎで病院に指を届ける必要があったんです。

  6. クルマの屋根にサーフボードを積んでいました。その振動がカメラを誤作動させたに違いありません。

  7. 飼っているハムスターが瀕死の状態だったので、大至急、動物病院に連れて行くところだったんです。

  8. 発作的に大きなくしゃみをしてしまい、連鎖反応で足がアクセルペダルを押してしまいました。

  9. 牛が口蹄疫に罹っている疑いがあると言われたので、牛をチェックするために急いでいるところだったんです。

  10. クラッチが故障していて、アクセルペダルを思いっきり踏み込まないとクルマが前に進まなかったんです。


Northumbria’s Safety Camera Partnershipのマネージャーであるレイ・キング氏は、新聞の取材に対し「巧妙な作り話を信じてもらえれば、違反を帳消しにしてもらえるのではないかと思っているドライバーもいるようですね」と話している。

違反を軽くするに値する正当な理由があると思われる場合は、ドライバーの異議申し立てを行政に提出することに決してやぶさかではないという。上記のトップ10は、言い訳として件数が多かったものを示しているのではない。キング氏たちが「最も創作力豊か」と評価した言い訳のトップ10である。

面白い話だが、他人事だから笑える話かもしれない。実際、上の言い訳をそれぞれ考え付いたドライバー当人にしたら、創作力を評価されトップ10にランクされたところで「ありがた迷惑」な話だろう。そんな計らいは要らないから、罰金を減らしてくれよと思っているに違いない。

ありがた迷惑さ7■■■■■■■□□□


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この記事へのコメント

1. Posted by ムシムシ   2004年12月06日 11:21
スピード違反の言い訳で実際に「ひどい下痢に見舞われていて、早くトイレに行かないと漏らしてしまいそうでした。」ににたことをやったことがあります。

寒い朝早く釣りに行って、2時間程度釣りをしていたら体が冷えて急にひどい腹痛に見舞われました。慌てて車に戻り、法定速度40kmの道を、60kmで走行。交番を見つけてスピードを落とさず駆け込み、ドアを開けて、「トイレ貸してください!!」と叫びトイレを貸してもらい、トイレのほうは事なきを得ました。

警察の方苦笑いされながら、スピードは出さないようにって厳重に注意されただけですんだのですけど、ネズミ捕りでは通用しないかもしれないです。
2. Posted by miccckey   2004年12月07日 13:33
>ムシムシさん

私は大阪市民なんですが、大阪では40キロ制限を60キロで走るのなんて当たり前だったりします(笑)。特にひどいのが阪神高速。高速と名が付くものの、実際は60キロ制限なんですが(夜間は50キロ制限になる)、みんな100キロくらいで走っています。

釣りがお好きなんでしたね。私も以前はよく早起きして釣りに行ってました。もう何年も釣りからは遠ざかっていますが。

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