2004年12月04日

写真のホイール・ローダーのバケットには、前方にしか爪がないが、事故を起こした重機のバケットには、後方にも釣り針状の鍵爪があった(詳細は、この記事末尾に示すソース記事から[Watch this story...] リンクをクリックしてビデオを参照)。その鍵爪が彼の頭部を貫通したらしい。通常の操作でこのような事故が起こるとは考えにくく、まだ原因がはっきりしていないという。
頭部を貫通されたにも関わらず62歳のクリークさんは意識があり、駆け付けたレスキュー隊の問いかけにも答えることができた。しかしながら、重機のバケット部分と彼の頭がつながった状態になっていたため、救出は困難を極めた。
通常、こういうケースでは、ブロー・トーチで金属を溶断する方法が採られる。しかし、厚さ1インチもある重機の爪がクリークさんの頭に突き刺さっているのだから、金属が溶断する前にクリークさんの頭部や脳や神経などが焼けてしまうのは確実だった。
検討した結果、プラズマ・トーチを使うのが最も低温で済む方法だとわかった。しかし、それでも隊員の一人が素手でクリークさんの頭を支え、熱いと感じたら作業を中断しなければならなかった。現場には、外科医も駆けつけ、レスキュー隊に指示を出した。切断に成功するまでかなりの時間がかかった。
救出されたクリークさんは、ヘリコプターで病院に搬送された。今のところ命に別状はない模様だが、まだ頭部には爪の一部が残されているという。
たぶん、あと数ミリずれていたら命はなかったのだろう。また、レスキュー隊が最善の選択と最善の処置をしたからこそ助かったのだろう。今後、金属を摘出する手術なども行われるはずで予断を許さない状況だろうと思われる。次のように評価しておこう。
■Source: WOAI: SAN ANTONIO//NEWS - Man Has Hook Driven through Skull
上記ページには、現地で放送されたテレビ映像へのリンクが用意されている。[Watch this story...] のリンクをクリックしてご覧になることをお勧めしたい。もちろんテレビ映像だから、男性の頭に鉄爪が貫通している様子のアップなどといった生々しい映像は含まれていないので安心。
【最新情報(05/02/14】
この男性のその後の回復に関する記事がx51.orgに掲載されている。やはり失明してしまったらしい。
通常、こういうケースでは、ブロー・トーチで金属を溶断する方法が採られる。しかし、厚さ1インチもある重機の爪がクリークさんの頭に突き刺さっているのだから、金属が溶断する前にクリークさんの頭部や脳や神経などが焼けてしまうのは確実だった。
検討した結果、プラズマ・トーチを使うのが最も低温で済む方法だとわかった。しかし、それでも隊員の一人が素手でクリークさんの頭を支え、熱いと感じたら作業を中断しなければならなかった。現場には、外科医も駆けつけ、レスキュー隊に指示を出した。切断に成功するまでかなりの時間がかかった。
救出されたクリークさんは、ヘリコプターで病院に搬送された。今のところ命に別状はない模様だが、まだ頭部には爪の一部が残されているという。
たぶん、あと数ミリずれていたら命はなかったのだろう。また、レスキュー隊が最善の選択と最善の処置をしたからこそ助かったのだろう。今後、金属を摘出する手術なども行われるはずで予断を許さない状況だろうと思われる。次のように評価しておこう。
不幸中の幸い度9 | ■■■■■■■■■□ |
■Source: WOAI: SAN ANTONIO//NEWS - Man Has Hook Driven through Skull
上記ページには、現地で放送されたテレビ映像へのリンクが用意されている。[Watch this story...] のリンクをクリックしてご覧になることをお勧めしたい。もちろんテレビ映像だから、男性の頭に鉄爪が貫通している様子のアップなどといった生々しい映像は含まれていないので安心。
【最新情報(05/02/14】
この男性のその後の回復に関する記事がx51.orgに掲載されている。やはり失明してしまったらしい。
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この記事へのコメント
1. Posted by Continued 2014年05月11日 11:24
e liquide halo なんでも評点:左こめかみから鼻梁の右側まで重機の爪が貫通したけど意識があった、そして助かった