2026年07月22日

NEW!Threads―たまに良スレが出来るが、面倒なコメント者は即ブロックが秘訣

私はSNSをThreadsしかアクティブにやってない。FaceBookも続けているが、最近は月に数回しか更新していない。

‘Threadsは広告に煩わされることが少ないので続けているが、ページビューや“いいね”でユーザーを煽る戦略が凄まじい。私の投稿にも1,000万ページビューが付いたこともある。でも、有名人やインフルエンサーを除いて、特定の個人がスポットを浴びる仕組みにはなっていない。

投稿に良質なコメントが付くと、古き良き時代の2ちゃんねるやブログのように充実した(本来の意味での)“スレッド”が出来上がることがある。私のThreadsでも稀にあるのだが、充実したスレッドの例をご覧に入れよう。

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「ダイエット、ヴィーガン、肉食」に関する投稿―2025年10月13日


Threadsは、相手に不快感を与えるコメント(コメント者本人が不快感を与えることを意図している場合も、ネットのエチケットを理解していない場合もあるが)が付きやすく、荒廃しやすい。私の場合は、そういうコメント者はブロックすることで対応している。最初のうちは、いきなりブロックも相手に失礼かと思って、予告してからブロックしていたのだが、今は即ブロックが基本だ。

ブロックすると、相手とまったく連絡が取れなくなる。どうせThreads運営がユーザーは無名の個人と考えているし、自分も無名の1人。面倒なコメント者と縁が切れても自分のThreadsphere(スレッド世界)は意外と狭くならない。

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clip!

2026年07月07日

「創作大賞」への4作応募完了

スパイアクション小説『南回帰線を舞うひとひらの蝶』が完成しました。前半部は地味な始め方をしたんですが、後半部は「エンターテイメント部門」への応募作であることを肝に銘じて自分に拍車をかけました。

カバを呪術薬で発狂させて政府軍を襲わせるなど、とんでもない(狂人扱いされかねない)描写が続出し、死人がたくさん出ますが、ただの想像ではなく、若き日の私が現地で実体験または現地人から伝聞した現実に基づいています。それぐらい凄まじい現実が1980年代のアフリカ南部には渦巻いていました。でもフィクションであり実在の実在の人物・団体とは一切関係ありません(笑)


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2026年度の「創作大賞」には、本作を含む4作品を応募しました。同じくエンターテイメント部門に応募した近未来SF小説『幼獣伝説』では、劇中で一人の死者も出ません。大地震で首都圏を中心に数万の犠牲者が出た後、物語が始まりますけど。

ミステリー部門には、相貌認識力と痩せの大食いの2つの特殊能力を持つ女性を青年男性の目から描いた『NORA』と、大阪南河内を舞台にしたアウトドア&歴史系少年ミステリー小説『スネークヘッドを継ぐ者』を応募しました。

本作『南回帰線を舞うひとひらの蝶』の作成は7月8日の締め切りにぎりぎり間に合うかどうかの瀬戸際の中、ある種の感染症にかかり41℃の高熱を出して一週間入院しました。よく間に合ったものです。

ただ、『南回帰線を舞うひとひらの蝶』では描き切れなかったネタがいろいろあります。特に「南回帰線」というワードにこだわったのは、1980年代のコミュニズム国家マダガスカルを描きかったから。

残念ながら、『南回帰線を舞うひとひらの蝶』はモザンビークと南アにフォーカスして原稿用紙100枚強で終わりました。“スピンオフ”と言う位置づけなりますが、『アンタナナリボの亡霊』と題する次回作の構想とメモ書きを温めています。

2026年06月01日

アフリカ時代の体験をベースにした新作『南回帰線を舞うひとひらの蝶』の制作開始、7月8日締め切り間に合うか?

73ccd6d5-e9d4-4bf3-8898-046346cdb0ed「工作員のスケッチ」という仮題で創作大賞への応募を検討していた小説、正式題名を『南回帰線を舞うひとひらの蝶』と決定し、7月8日の締め切りまでになんとか完成させようとしています。

投稿対象部門は「ミステリー」になるかと思いますが、ミステリー仕立てになるかどうか。サスペンスがより近い内容になると思われます。

珍しく最初にあらすじの原案が出来ました。AI全盛の風潮に流されず、あえて古めかしい文言であらすじを書きました。AIはおろか、GUIコンピュータや携帯端末すらなかった1980年代の話ですから。

【あらすじ】
20代前半の若さでアフリカ任務に就いた御堂響は、南回帰線を舞う蝶のごとし。1980年代、南アフリカの人種隔離政策下で“名誉白人”と扱われることに甘んじながら、周辺のコミュニズムに感染したアフリカ人国家の役人たちを堕落させる工作活動の日々を送る。

南アでは無軌道な暴力、内戦国ではコミュニズムと資本主義の武力衝突に脅かされる響は、平和の国の使者またはエコノミックアニマルのエージェント(工作員)として蝶のように舞い続けるほかない。

ジンバブエで武器商人から兵器を入手した元傭兵フェイショートがモザンビークの秘密警察に追われ、同行していた響も拘束される。運命やいかに。


2026年05月27日

工作員のスケッチ―サンプル

『スネークヘッドを継ぐ者』をリリースし終えたばかりだが、10年もしないうちに、アフリカに渡航したヒビキ(筆者の分身)+が商社員として暗躍するフィクションをどうリリースするか考えている。

これは筆者自身の実体験をベースにしているが、東西冷戦末期に日本の“エコノミックアニマル”が東側の共産主義国を堕落させた裏事情に言及しているため、当時の関係者に迷惑をかける可能性がある。80年代のことなので、関係者の大半は現役または現世を退いている。筆者が所属していた商社も廃業している。

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とはいえ、巨人軍の監督が親子間のイザコザで警察沙汰になって退任させられる高度コンプライアンス社会において、日本国の黒歴史を暴露することに何の意味があるのか大いに疑問。

バリバリの人間翻訳者として活動していたころから断片をPCのSSDに大量に眠らせている。冒険小説風にほぐしだしていこうか。創作大賞に応募するには、該当するカテゴリーがない。

題名と構成を検討中だが、仮題を『工作員のスケッチ』とし、短編連作にしようか。

【工作員のスケッチ―サンプル】

近代的な製造ラインだった。八十年代の初歩的な産業用ロボットが随所に配されていた。響自身の興味も吸い寄せられていた。

アンゴラの政府要人への説明のためにライン際に配備されている発電機メーカー側の係員より自分の方が面白おかしく説明できそうだ。だから、要人のお供をしていると思われる若い人たちに気安く声をかけて装置の動作原理などを説明すると好評だった。

話の途中でふとしたことから自分の年齢を明かすと、彼らも二十六、七歳と言うではないか。意気投合。彼らはアフリカ人特有の長い手で響にボディタッチするなどして親愛の情を表した。

しかし、肝心のアンゴラ政府要人の姿が目に入らない。

フェイショートもしばらくは文句も言わずに、日本人の利発そうな若者を泳がせていた。だが後ろのほうにいた警察官風の男と内緒話した後、血相を変えた。

響の耳元で「大臣は彼らだ!」と発すると彼の体を「気のいい大臣たち」から引きはがした。

マプトの物販公社のロベルトがそうであるように、ここらのコミュニスト国では、裕福な家に生まれ、欧州の東側諸国に留学して高等教育を受けた若者たちが要職を与えられている。

それはある意味、響をわくわくさせる傾向だった。単純に自分と変わりない年代の彼らが活躍の機会を与えられている事実が素敵に思えた。

だが、コミュニスト国家のママゴトじみた幼稚さにも気づく。決して表から見えぬように自分の内側に隠し持っているエコノミックアニマルの毒牙が武者震いするのは、ももちろんのこと。

アンゴラの案件は直接担当していない。でも、アンゴラの大臣たちは、モザンビークの役人と同様に組みしやすそうに感じられた。




2026年05月26日

『スネークヘッドを継ぐ者』アダルト要素ゼロの釣り&歴史ミステリー完成

#創作大賞2026
#ミステリー小説部門

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スネークヘッドを継ぐ者

【あらすじ】
千数百年前、仁徳天皇陵の時代から貴族や地主に支配された百姓たちが苦闘していた大阪東南部・南河内。平和の塔が北端にそびえる昭和50年代の新興住宅地。無数に残された溜池と灌漑水路。

中学生のヒビキとリュウが、昭和50年代当時は日本の釣り師にとって未知の領域だったルアーフィッシングと出会う。特に魅力的なフィールドは、立ち木や倒木が水没した山池。山深く幽玄なたたずまいだがトラウトは釣れない。アジア大陸から来た奇怪な魚食魚スネークヘッドが支配している。ブラックバスはまだいないが芦ノ湖からの移植・繁殖を企てている“大佐”のような裕福な大人がいる。

同級生の1人、漫画家志望のダイスケが失踪する。その足取りには、千数百年前から存在する野池と灌漑洞穴が関わっていた。

約26000文字、65枚


2026年05月03日

武器を持たずに戦うバグパイプ吹きとは

バグパイプ吹き(piper)は、近代の戦争において重要な兵士とみなされていた。バグパイプの大きく張りのある音は、味方を鼓舞するにも、敵を威嚇するにも効果的だと信じられていたからだ。だが、バグパイプ吹きは、武器を持っていない。死を覚悟して丸腰で突撃する。それが二次大戦においても、彼らの仕事だった。

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◆◆◆◆◆◆◆◆

クラウドワークやランサーズからアホみたいな低価格の実務系翻訳やライティングの仕事を漁るのはやめて、創作活動に専念している。バグパイプ吹きの話はネタになりそう。

漫画やアニメの原作を目指した長編SF小説の他にスーパーレコグナイザーが登場する『NORA』などのミステリーも書いているが、

『スネークヘッドを継ぐ者』と題する少年ミステリー(Young Adult Mystery)を現在作成中。ブラックバスが繁殖していなかった昭和50年代が舞台。

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clip!(評)けなげさ 

2026年04月28日

NOTEでリリースしているSF小説『幼獣伝説』のあらまし

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全オリジナルの自作長編SF小説『幼獣伝説』を創作発表サイトNOTEに投稿する作業を進めているのだが、長編につきNOTEの「マガジン」機能を利用している。

いったいどういうSFなのかを嚙み砕いて紹介しよう。2029年3月11日に相模トラフを震源とする(気象庁が現在異常に神経を尖らせている南海トラフじゃなくて)マグニチュード8.0の大地震が起きる。国会議事堂が倒壊して居眠りをしていた議員の多くを含む議員の半数が即死し、津波が首都圏を洗い流して、首都が壊滅する。

このままじゃ日本が終わるということで、政治機能が大阪都に移され、天皇家は京都に。外国から侵略されてはかなわんので侵略を防ぐべく侵略対策局(AAA)が防衛庁傘下に新設される。広島原爆数百万個に相当する膨大な地震エネルギーから各地にワームホールが生成されており、そこから謎の幼獣たちが現れる。

大の日本アニメ好きで、15歳までに日本語の基本を取得してしまったイタリア娘のパオラが日本の高校に留学したが、そんな彼女が子持ちとなった今、AAAの幼獣調査課の課長に抜擢される。

―というストリーだが、ロバート・ハインラインやアイザック・アシモフを青春時代に読み漁り、大人になってからはサイエンス文献の翻訳に明け暮れ、当ブログでは世界の珍ニュースを紹介してきた筆者が複雑な概念をでっちあげているのが幼獣伝説である。

NOTEで募集している「創作大賞」にはSF部門がないのだが、漫画やアニメの原作になればいいと最初から想定していた筆者にはぴったりの「エンタメ原作部門」を選ばせていただいた。

これとは別に小さいスケールの中で展開する中編ミステリー小説「NORA」もNOTEでリリースしている。


2026年04月26日

幼獣伝説―第4話:QH(地震列石)が地震エネルギーを減衰させる仕組み

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肝心の記述を抜き出すと:

 QHに関する断片的な情報を知っていた翠は、最初期のQHが関西地方の琵琶湖を中心に埋設されていることを知っていた。さらに、関東地方なら、千葉市の海浜地帯に新しいQHが埋設されていることを知っていた。二〇三一年一月一五日夕刻にに幕張のホテルに到着すると、部屋を抜け出して、地上に露出しているはずの〔大理石タイル〕を探してみた。

 道路のセンターラインを構成する線分ぐらいの〔大理石〕模様が見つかった。その模様は真っすぐ伸びているように見えた。海は潮が満ちてきていてボラかスズキが飛び跳ねていた。〔大理石タイル〕が東京湾に吸い込まれているのが見えた。〔大理石タイル〕が本当に大理石製なのかどうかは不明だ。大理石のように見えるだけだ。

 翠が得た断片的な情報に材質は記されていなかったが、地表に露出している部分がストーンヘンジで言えば、石柱の上に置かれている石に相当する。QHがストーンヘンジを地下に埋設したような構造だとすれば、〔大理石タイル〕の下に石柱が埋まっていることになる。しかし、海中に消えていくのを見ると、そんな大変な工事を人知れず完了できたことが不思議だ。この時点で翠は知らなかったが、南海トラフの揺れを完全に抑える巨大QHが日本列島北岸沖海底に敷設されていた。南岸ではなく北岸である。日本海である。南海トラフ地震の震源域プレートは、日本海側の活断層と連動しているためだと思われる。

 翠は、琵琶湖畔でも〔大理石タイル〕を見たことがある。琵琶湖畔でサイクリスト向けのコーヒーショップを営む友人によると、二〇年以上前から存在していると言う。琵琶湖を周回するロードバイクが雨や雪の日に〔大理石タイル〕でスリップする事故が後を絶たないらしい。

 こちらの〔大理石タイル〕は、琵琶湖大橋の西詰付近から琵琶湖に潜っている。実は、これが日本に埋設された最初期のQHであり、翠が奈良県の雀荘で亜藤と名乗る流浪民の代打ちと出会った二〇一三年のあの日に奈良県でM七・八の地震が発生したと誤報があったとき、奈良と大阪を大震災から救ったQHである。二〇一三年当時は、AIがあまり酷使されていなかったため、ネットワークリソースが消費されていなかった。QHは、地震発生日時と規模を正確に予知するためにAIを使用し、地震エネルギーの分散にストーンヘッジ構造を使う。その当時はAIによる地震予測が二〇一〇年代後半以降よりはるかに高速だった。

 生成AIは、各言語の話者が言葉の壁を意識することなく自由に使えるようにするために翻訳AIによるネットワーク帯域幅の消費が莫大であり、経済/軍事用途で生成AIを多用していた各国政府が翻訳AIを廃止するよう求めたのが、二〇二〇年代後半である。それ以降、AIは英語(もしくは中国語)でしか操作できないものが多数派となり、日本語で生成AIを操ることができなくなり、翻訳特化型AIが利用できなくなった。

 マグニチュード七・八と観測された二〇三一年一月一七日の関東新震災は、前震だった可能性がある。その後、一か月以内にM七を超す地震が数回発生した。しかし、環状列石とAIを組み合わせて地震のエネルギーを分散させるQHがようやく完成したおかげで、緊急地震速報が発出されても地表に影響はまったく発生せず、そのたびに気象庁は「誤報」と訂正していた。

 二〇一三年に奈良県でM七・八の地震が発生し、『震度七の大地震が奈良県と大阪府を襲う』と警告する緊急地震速報が発出した。あれは、トライアル運転中のQHプロトタイプが完璧に作動したおかげだったのだが、その後、AIが他の用途に多用されるようになり、ネットワークリソースが不足するようになると、QHは予測精度が低下し、効果を発揮できなくなった。二〇二九年の相模トラフ大震災では、QHの列石構造が作動して多数のワームホールを生成したのだが、AIが地震発生のタイミングを正確に予知できなかった。

 QHでは、大地震の発生予測にAIを酷使する一方で、エネルギーの分散には半径数十キロの環状列石を駆使する。しかし、実際に大地震が起きないと、エネルギー分散を正確にプログラミングできなかった。

 二〇二九年三月一一日の相模トラフ大震災で震源に発生したM八・〇のエネルギーの大部分は、地中にワームホールを開けるために消費されたが、津波の被害が広範囲に及び、首都圏への人口集中が死者・行方不明者数五万人という未曽有の大災害を招いた。二年後の二〇三一年一月一七日にM七・八の関東新震災が発生したのだが、こちらに対してはQHが完全に作動し、今回は地震のエネルギーが過去に繋がる〔横向きのワームホール〕生成に費やされただけでなく、〔あの世〕を含む異次元につながる〔縦向きのワームホール〕生成にも費やされた。QHがなければ死者・行方不明者は数十万人を超えていただろう。






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2026年04月25日

幼獣伝説―第3話:映画制作

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滋賀県伊吹山の林道工事現場で保護された謎のヒヨコ。親子連れの二人が里親になると現れる。次に、米国の恐竜映画製作会社の関係者も引き取りたいと申し出る。

 一方、巨大ヒヨコは保護施設ネオネビュラで、鶏肉などのエサも与えられながらゴールデンレトリバーの乳母に育てられ、保護後三週間で体重一〇キロに達していた。羽毛に覆われた体は鳥類に見えていてフクロウを思わせたが、現生種のどの鳥にも一致しない。翼は備わっておらず、後脚と比べて不釣り合いに小さな一対の前脚が目立つ。それは獰猛な肉食恐竜の特徴に一致していたが、全身を覆うビロード様の羽毛と、インコ類さながらに人真似もできそうな鳴き声からは恐竜を連想しづらい。


2026年04月24日

幼獣伝説―第2話:巨大ヒヨコ

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第2話をご紹介する。上の画像をクリックされたし。

ごく一部を以下に抜粋する。

 AAA事務局に出勤したパオラは、午後二時からの獣医の診察に合わせて天王寺区のネオネビュラへ向かった。四月の物憂い昼下がり、夢洲から舞洲に架かる橋を昇り詰めると、大阪四区の空が霞んでいるのが臨める。

 巨大ヒヨコは、確かに巨大だ。数日のうちにかなり成長したかもしれない。青木理事たちは中型犬の成犬用ケージに巨大ヒヨコを収納して獣医院に向かった。

 獣医の井上氏は、巨大ヒヨコを見ると、「数日で一回り大きくなりましたね」と驚きを隠さない。「保護されるまで餌が足りなかったところに、ミルクをコンスタントに与えているからでしょう。鳥類でも、親が雛にミルクを与えることがあります。身近なハトなんかがそうでして、ピジョンミルクと呼ばれています。素嚢乳(そのうにゅう)とも呼ばれますが、ハトの出すミルクは非常に栄養価が高い。でも哺乳類じゃないので乳首から授乳するのではなく、胃の方から吐き戻して雛に与えます」




幼獣伝説―冒頭部

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NOTEに掲載を開始した自作作品への入り口をなんでも評点にも作っておこうと思う。上の画像をクリック。NOTEへの掲載を開始した長編SF小説『幼獣伝説』の該当箇所にジャンプできる。

本作はカクヨムに昨年初めに発表したのだが、カクヨムはAI小説の壮大な実験場と化している。独創性のない「量産型」文章の集合体。どこかに光る書き手がいるんだろうが、見つからない。「転生」「異世界」の無限ループに吐き気を催す。幼獣伝説は異なる題名だったのを変更し、主人公の名前もパメラからパオラに変更した(若いころに欧州で知り合ったイタリア人女性の名を借りた)。細部も手直ししている。今後、パオラの娘詩伊奈が幼獣と力を合わせてロシアの核兵器を無力化する―というストーリーを焼き直そうか検討中。




2026年04月21日

創作大賞のミステリー部門にNORA投稿完了

オリジナル・ミステリー小説NORAが完成しました。あらすじをここに書いてもあまり意味がないので、最後の個所をご覧に入れます。

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リハビリテーション病院から退院したダイヤは、浦島太郎ではなく、浦島太郎を運んだ後の消息を誰も知らない亀になっていた。亀の遅さで杖を突いて阪急十三駅に行くと、魔女に肩を叩かれた。もともと酒焼けでハスキーだった声が張りを失い、雑踏の中では聞き取りにくい。

「アイロンで殴られたせいで、喉も潰れてん。喉を尖った先っぽで突かれたさかいな」と死にかけたノラが死にかけたダイヤに言葉を発していた。「あんたは臨死体験したんか? ウチはしたよ。あの世で顔を見た悪者のことは、この世でも絶対に忘れへん。この世で見かけたら今回も通報して賞金もらうわ」