なんでも評点:《厄災パラレルワールド》

《厄災パラレルワールド》

2022年02月26日

尖閣に水爆:未来人語る《厄災パラレルワールド》

私の名は、吉行言明。「よけ げんめい」と読む。2100年、西京生まれだ。これから日本で起きる大震災の数々をみんなに知らせるためにやってきた。あ、西京と言うのは、昔の首都だった東京が第二次関東大震災で壊滅した後、西の方に造られた首都だ。実は、私たちの世代は、簡体字しか習っていない。第二中華帝国(以下、単に「中華帝国」)に吸収されたからだ。日本の歴史と真実を日本人に知られないようにするには、古い書物の漢字を判読不能にするのがすこぶる効果的だからだ。

本稿はフィクションです。


2100年代でも、まだ「書物」があるのか?と疑問をお持ちの2000年代民も多かろう。第二次関東大震災は、富士山のカルデラ噴火とセットになって起きた。破局噴火には至らずとも、膨大な火山灰が噴出され、あらゆる筐体のあらゆる隙間から入り込み、HDDやSDDの内部に紛れ込んで、ほとんどすべての電磁的記録を破壊したのだ。中国でも、黒竜江省の五大連池火山群が50万年ふりに噴火し、8000万人の犠牲者を出した。同じく電磁媒体を壊滅させた。
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2022年02月24日

奈良の異世界インコの秘密は2013年の大誤報にあり

2012年10月26日に、あるテレビ番組で取り上げられたインコ。「ナカタ・ピーコ」と名乗り、「奈良市三条」などで始まる住所らしき音声を繰り返す。しかし、「三条」が含まれる地名は多い。番組で奈良市内の該当しそうな住所を探すも、飼い主は見つからず。結局、飼い主が見つからず「迷宮化」したのだが、視聴者からインコが恐ろしいことを喋っているという声が上がる。

ピーちゃんごめんね。ここは異世界かも。内職してたら急に誰もいなくなった。ピーちゃんだけでも逃げて。電話も繋がらない。私は出て行きます」と喋っているように聞こえるという。飼い主が聴かせた言葉を繰り返しているようだ。

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2022年02月21日

2058年からやってきた時給5万円の人力会計士 《厄災パラレルワールド》

2058年からやってきた時給5万円の人力会計士 《厄災パラレルワールド》

彼の名は、デロ東松。東松は最初1985年から2021年にタイムトラベルをした。新型インフルが大流行。これが最初に東松がいた世界線に定められた運命だったようだ。時間旅行初心者だったころ、東松は「世界線」の概念を知らなかった。少し違う世界線だと、新型インフルの代わりに“低毒性エボラ”や“新型風邪”が流行っていたりする。インフルではなく、“新型インフエンザ”が流行している世界線もある。そういえば「コロナ」という自動車が流行し過ぎて、各地で人身事故を多発させた世界線もある。
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2022年02月19日

ヴェロキラプトル:《厄災パラレルワールド》

ヴェロキラプトル

《厄災パラレルワールド》その2

東京府をはじめとする関東圏には、いくつもの治外法権エリアがあるが、テツが興味を引かれたのは江東区の埋立地である。無数に立ち並ぶ倉庫や工場が津波による水害と火災を交互に受けて荒れ果てた後に、国籍も定かでない無法者たちが無数に流れ込んで来て、彼らの流儀により不衛生で暴力的な街を築き上げた。続きを読む

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2022年02月18日

夢島 ― 東京湾に出現した桜島

当ブログは、海外珍ニュースで名が売れた時期があるので、ずっとそれにこだわってきたが、10数年前に大手メディアが海外珍ニュースに力を入れるようになっから、まったく歯が立たなくなった。最近は、災害系にシフトしてきたが、今や検索エンジンからしか人が来ない(今でも必ずリンクを貼ってくれる女神のような超有名サイトが1つだけあるが)。アクセス数は300ないしは800分の1まで減った。この10年ほど、まったくお金を稼げていない。

アクセスが減る前、Google Adsenseに対して私が変更した設定はすぐに更新されていた。1日のアクセス数が今の1年分くらいあったからだと最近になってようやく気付いた。

また、コメント数が夥しく多い記事がよくあった。悪意を持って荒らされていると感じたこともたびたび。中国関係の記事には、アンチ中国のコメントが連なり、中国か、親中派に睨まれ、出版した本の版元に圧力がかかって、普通に売れていた本が廃版になり、編集者が首になる事態を招いた。今思えば、それもアクセス数の「賜物」であった。

もう好き勝手するか。と思い、小説みたいなものを断片的に公開したこともあるが、何かに応募することを目的としていたりして既製の体裁にとらわれてきた。もっと好き勝手しよう。

これから《厄災パラレルワールド》と題するコンテンツをぼちぼち追加しようと思う。基本的にはSFショートショートなのだが、体裁は考えない。賞に応募するとかは何も考えない。「厄災」と言っても災害とは限らない。個人が直面する厄災もある。

そんなにアクセスを呼べるものではないと思う。だが、世界珍ニュースを伝えていたころの経験と、SFまがいのものを書いて発表の場もなかった知識の「燃えカス」を焼きイモの最後の火にくべるような無駄な抵抗をもう少し続けてみる。

「パラレルワールド」と題するのは、ツキに見放された人間って、たいてい自分が並行宇宙に彷徨いこんだせいだと思い込むものだからだ。大きく違っていれば、人は諦めて受け入れる。微妙にずれた世界に来てしまったからこそ、微妙にうまくい行かず、ツキに見放されたと感じている。そういうものだ。

というわけで、一遍目がこれ。東京湾が鹿児島湾に似ているというネットの最新の話題にインスパイアされた。文学や小説のように人を描く気は端からない。描くのは、あくまでパラレルワールドに起きたと筆者がでっち上げる事象。
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