2004年11月29日
さっきラーメン屋で日刊スポーツを読んでいて気になったのだが、たまには、ありふれたネタを扱おう。通称ヨン様(ペ・ヨンジュン)の体脂肪率のお話。ヨン様には何の関心もないし、ヨン様に群がる女性ファンの心理を分析するのも“何を今さら”な気がして気が乗らない。
厳しいトレーニングと食事制限の成果で、体脂肪率を3.3%まで落としたという。筆者は、長年ジム通いを続けており、ちょっとしたフィットネスマニアでもある。体脂肪率のコントロールにもそれなりに気を遣ってきた。いったい体脂肪率3.3%というのがどういう数字なのかを検証してみようと思う。
厳しいトレーニングと食事制限の成果で、体脂肪率を3.3%まで落としたという。筆者は、長年ジム通いを続けており、ちょっとしたフィットネスマニアでもある。体脂肪率のコントロールにもそれなりに気を遣ってきた。いったい体脂肪率3.3%というのがどういう数字なのかを検証してみようと思う。
まず、日刊スポーツの記事を引用しておこう。
日刊スポーツの印刷版のほうには、囲み記事も付いていて、各スポーツの理想的体脂肪率というのが示されていた。たしか、体操とレスリングが最も低く5パーセント、ボディビルが7パーセント、長距離走が10パーセントと書かれていたが、それを読んでスポーツ紙のクセにいい加減なこと書くなあと思ってしまった。
まず、ボディビルダーはコンテスト当日までに体脂肪率を限りなくゼロに近いところまで落とすのだ。7パーセントでは脂肪が付き過ぎである。ヨン様が今回体脂肪を落とすために採った食事制限は、ボディビルダのやり方に似ている。
摂取する栄養分をたんぱく質と繊維質だけに絞り込んで、炭水化物と脂肪分を極限まで減らすのである。こういう食事を続けていると低血糖気味になる。トレーニング時には、それこそアニマル浜口が叫ぶように思いっきり気合を入れてアドレナリンを分泌させなければならない。
もうこれは修行のようなものである(って、私はそこまでの食事制限をしたことはないが)。ヨン様のことはあまり知らないが、彼自身、自分の人気沸騰ぶりに戸惑っていて、今の人気が落ちたらどうなるだろうと不安な日々を送っていたりするのではないだろうか。だから、こんな極端な体作りに走ってしまったのかもしれない。一種の逃避行為(昇華というべきかもしれないが)だったのだろう。
まあしかし、3.3パーセントなんて体脂肪率は、瞬間風速みたいなものである。普通の食事を1週間も続けていれば、10パーセントなんてあっという間に超えてしまう。いくら筋肉隆々としていても、こんなに低い体脂肪率では、体は完全に飢餓状態である。この状態から数日絶食したら死んでしまうかもしれないくらいだ。
3.3パーセントの体脂肪率は健康域をはるかに下回っている。こんなに低い体脂肪率を仮に何年も維持しようとすると、体中のあらゆる臓器に物凄い負担がかかる。寿命を縮めるのは間違いないし、病気の引き金にもなる。ヨン様ファンが悲しむ結果になりかねない。
体操選手の場合についてはよく知らないが、レスリング選手の場合、5パーセントまで落とすのは試合の直前だけだと思う。試合のないときは10パーセントくらいまで戻しているはず。
そもそも体脂肪は完全な不要物や有害物ではない。適度な体脂肪はエネルギー減やショック吸収装置として不可欠なのだ。
日刊スポーツの囲み記事には、イチローと新庄の体脂肪率についても記載があり、二人とも6パーセント前後だと書かれていたが、普通のプロ野球選手は体脂肪率15パーセントくらいのはずだ。週に5回も試合が続くプロ野球の場合、体脂肪は重要なスタミナ源となる。一流のプロでも20パーセントを超えている例なんか、いくらでもあるはずだ。
筆者の場合、体脂肪率はだいたい12パーセント前後に維持している。もともと水泳をしていたのだが、いっとき7パーセントくらいまで落としたときは、ゆっくり泳ぐのに困難を感じるようになった。全速で泳がないと下半身が沈んでバランスがとれなくなったのだ。
1960年代生まれという筆者の年齢&85キロ前後という体重(身長は183センチだが)からすると、12パーセントでもかなり低い方である。だから、筋肉のカットや割れた腹筋などを想像させてしまうようだが、お腹の周りにはけっこう脂肪が付いている。そんなに格好よくないのです。
きっとヨン様も食事制限&トレーニング前は筆者と同じくらいの体脂肪率で、腹回りにも少し脂肪が付いていたのだろう。でも、どうせまた元に戻るだろうし、元に戻した方が健康でいられそうだ。ヨン様の腹筋が割れていることを期待していたファンなんて、おそらく皆無に近いはず。
さて、この体脂肪率、もう1つの側面がある。体重は標準範囲内でも、体脂肪率では肥満と判定される人が増えている。いわゆる隠れ肥満である。
隠れ肥満ということは、脂肪が隠れていることを意味してもいる。どこに隠れているかというと、お腹の内側、つまり内臓脂肪である。脂肪には大別して皮下脂肪と内臓脂肪の2つがある。
内臓脂肪は付きやすく、落ちやすいと言われている。運動不足や食べすぎが続くとすぐに増えてしまうが、ちょっと運動量を増やすだけでどんどん落ちていく。
皮下脂肪は落としにくい。体のどこかの脂肪が気になるという人がにわかに運動を始めて、全然効果がないとぼやくのは、最初のうちは内臓脂肪しか落ちないからだ。頑張ってもっと続けていると、皮下脂肪にも効果が現れるのだが、そこにたどり着くまえに挫折してしまう人が多いようだ。
また運動不足だった人が急に運動量を増やすと筋肉が増えるため、体重が逆に増えてしまうこともある。さらに、脂肪が気になっている部分の運動を増やすと、その部分の筋肉が増えるため、その部分が太くなってしまったり、脂肪のだぶつきが逆に気になってしまうこともある。
| ヨン様は「像 THE IMAGE VOL.ONE」で、肉体美を惜しみなく披露している。膨れ上がった二の腕、起伏にとんだ腹筋。7キロの減量と体脂肪率3・3%の完ぺきな肉体が、新しいイメージとして浮かび上がってくる。 (中略) ヨン様「運動は1日5時間ぐらいです。一番きつかったのは食事面。1日4回に分けて鶏の胸肉300グラム、野菜300グラム、ご飯200グラムしか食べられませんでした。特に鶏肉が硬くあごに筋肉ができてしまいました(笑い)。あと、1日に水8リットル飲むのもつらかったです。夜トイレに何度も行きたくなって、まともに眠れませんでした。周囲の人がおいしいものを食べているのがとてもうらやましかったです」。 【引用元】ヨン様肉体改造、体脂肪率3・3% - nikkansports.com > 芸能ニュース |
日刊スポーツの印刷版のほうには、囲み記事も付いていて、各スポーツの理想的体脂肪率というのが示されていた。たしか、体操とレスリングが最も低く5パーセント、ボディビルが7パーセント、長距離走が10パーセントと書かれていたが、それを読んでスポーツ紙のクセにいい加減なこと書くなあと思ってしまった。
まず、ボディビルダーはコンテスト当日までに体脂肪率を限りなくゼロに近いところまで落とすのだ。7パーセントでは脂肪が付き過ぎである。ヨン様が今回体脂肪を落とすために採った食事制限は、ボディビルダのやり方に似ている。
摂取する栄養分をたんぱく質と繊維質だけに絞り込んで、炭水化物と脂肪分を極限まで減らすのである。こういう食事を続けていると低血糖気味になる。トレーニング時には、それこそアニマル浜口が叫ぶように思いっきり気合を入れてアドレナリンを分泌させなければならない。
もうこれは修行のようなものである(って、私はそこまでの食事制限をしたことはないが)。ヨン様のことはあまり知らないが、彼自身、自分の人気沸騰ぶりに戸惑っていて、今の人気が落ちたらどうなるだろうと不安な日々を送っていたりするのではないだろうか。だから、こんな極端な体作りに走ってしまったのかもしれない。一種の逃避行為(昇華というべきかもしれないが)だったのだろう。
まあしかし、3.3パーセントなんて体脂肪率は、瞬間風速みたいなものである。普通の食事を1週間も続けていれば、10パーセントなんてあっという間に超えてしまう。いくら筋肉隆々としていても、こんなに低い体脂肪率では、体は完全に飢餓状態である。この状態から数日絶食したら死んでしまうかもしれないくらいだ。
3.3パーセントの体脂肪率は健康域をはるかに下回っている。こんなに低い体脂肪率を仮に何年も維持しようとすると、体中のあらゆる臓器に物凄い負担がかかる。寿命を縮めるのは間違いないし、病気の引き金にもなる。ヨン様ファンが悲しむ結果になりかねない。
体操選手の場合についてはよく知らないが、レスリング選手の場合、5パーセントまで落とすのは試合の直前だけだと思う。試合のないときは10パーセントくらいまで戻しているはず。
そもそも体脂肪は完全な不要物や有害物ではない。適度な体脂肪はエネルギー減やショック吸収装置として不可欠なのだ。
日刊スポーツの囲み記事には、イチローと新庄の体脂肪率についても記載があり、二人とも6パーセント前後だと書かれていたが、普通のプロ野球選手は体脂肪率15パーセントくらいのはずだ。週に5回も試合が続くプロ野球の場合、体脂肪は重要なスタミナ源となる。一流のプロでも20パーセントを超えている例なんか、いくらでもあるはずだ。
筆者の場合、体脂肪率はだいたい12パーセント前後に維持している。もともと水泳をしていたのだが、いっとき7パーセントくらいまで落としたときは、ゆっくり泳ぐのに困難を感じるようになった。全速で泳がないと下半身が沈んでバランスがとれなくなったのだ。
1960年代生まれという筆者の年齢&85キロ前後という体重(身長は183センチだが)からすると、12パーセントでもかなり低い方である。だから、筋肉のカットや割れた腹筋などを想像させてしまうようだが、お腹の周りにはけっこう脂肪が付いている。そんなに格好よくないのです。
きっとヨン様も食事制限&トレーニング前は筆者と同じくらいの体脂肪率で、腹回りにも少し脂肪が付いていたのだろう。でも、どうせまた元に戻るだろうし、元に戻した方が健康でいられそうだ。ヨン様の腹筋が割れていることを期待していたファンなんて、おそらく皆無に近いはず。
さて、この体脂肪率、もう1つの側面がある。体重は標準範囲内でも、体脂肪率では肥満と判定される人が増えている。いわゆる隠れ肥満である。
隠れ肥満ということは、脂肪が隠れていることを意味してもいる。どこに隠れているかというと、お腹の内側、つまり内臓脂肪である。脂肪には大別して皮下脂肪と内臓脂肪の2つがある。
内臓脂肪は付きやすく、落ちやすいと言われている。運動不足や食べすぎが続くとすぐに増えてしまうが、ちょっと運動量を増やすだけでどんどん落ちていく。
皮下脂肪は落としにくい。体のどこかの脂肪が気になるという人がにわかに運動を始めて、全然効果がないとぼやくのは、最初のうちは内臓脂肪しか落ちないからだ。頑張ってもっと続けていると、皮下脂肪にも効果が現れるのだが、そこにたどり着くまえに挫折してしまう人が多いようだ。
また運動不足だった人が急に運動量を増やすと筋肉が増えるため、体重が逆に増えてしまうこともある。さらに、脂肪が気になっている部分の運動を増やすと、その部分の筋肉が増えるため、その部分が太くなってしまったり、脂肪のだぶつきが逆に気になってしまうこともある。
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1. ヨン様は努力家ですね 〜写真集での裏話より〜 [ Y's WebSite : Blog 〜日々是好日〜 ] 2004年11月29日 15:08
体脂肪率3・3%とは驚きですね!
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3. 予告通り購入しました [ 草野球人の決死のダイエット ] 2005年05月12日 02:20
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この記事へのコメント
1. Posted by
ノリッチ
2005年05月12日 02:14
体脂肪に関してとても参考になりました。ありがとうございます。
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