なんでも評点:尖閣に水爆:未来人語る《厄災パラレルワールド》

2022年02月26日

尖閣に水爆:未来人語る《厄災パラレルワールド》


私の名は、吉行言明。「よけ げんめい」と読む。2100年、西京生まれだ。これから日本で起きる大震災の数々をみんなに知らせるためにやってきた。あ、西京と言うのは、昔の首都だった東京が第二次関東大震災で壊滅した後、西の方に造られた首都だ。実は、私たちの世代は、簡体字しか習っていない。第二中華帝国(以下、単に「中華帝国」)に吸収されたからだ。日本の歴史と真実を日本人に知られないようにするには、古い書物の漢字を判読不能にするのがすこぶる効果的だからだ。

本稿はフィクションです。


2100年代でも、まだ「書物」があるのか?と疑問をお持ちの2000年代民も多かろう。第二次関東大震災は、富士山のカルデラ噴火とセットになって起きた。破局噴火には至らずとも、膨大な火山灰が噴出され、あらゆる筐体のあらゆる隙間から入り込み、HDDやSDDの内部に紛れ込んで、ほとんどすべての電磁的記録を破壊したのだ。中国でも、黒竜江省の五大連池火山群が50万年ふりに噴火し、8000万人の犠牲者を出した。同じく電磁媒体を壊滅させた。

Hydrogen Bomb


しかし、人類はその数十年前に一度はコンピュータ文明を失っていた。

2050年代、AI内臓のチップを人体に埋め込むことで人間(ただし上級人類のみ)の寿命は300歳まで伸びたが、AIチップを破壊する生体-電脳ウイルス「COVID-AI」が大流行した。このため、世界の要人の寿命延長処置が終わると、すみやかにコンピュータやAIの使用が世界的に禁止されるに至った。しかし、2080年代からコンピュータ文明は復興し、中国から簡体字によるコーディング体系が発表され、従来のASCII文字によるコーディングを駆逐した。欧米では、かつてのMicrosoft、AppleやGoogleのようにこれから世界を席巻するスタートアップ企業が立ち上げがったが、創始者はいずれも中国系もしくは漢字に詳しい若者たちだった。

ともあれ、私の国籍は中華帝国だが、民族的には日本人であり、母国語は日本語だ。中華帝国は、日本に対して同化政策をとらなかった。その代わり、日本人は被選挙権を持たず、帝国の上層部に入れない。これは、「日人統制」と呼ばれている。厳密には、日本人が日本の政治を仕切るという意味だが、裏返せば中国本土の政治に関わる権利は日本人に与えられていない。

日本が中国に吸収されたのは、2028年のことだ。当時の中国はまだ共産党が支配していた。中共は、尖閣諸島をまず占領し、一部の住人が独立を望んでいた沖縄を吸収した後、日本の上層部を傀儡とすり替えて、日本を占領するという戦略をとった。これは、その5、6年前にロシアがウクライナでとった作戦と類似している。ロシアは、ウクライナの上層に傀儡を送り込み、傀儡とロシア上層部の間でハイレベル協議を行って、ウクライナの併合を決めたのである。

violent tag team

中国がロシアから倣ったのは、傀儡策だけではなかった。核汚染による人質作戦もそうだった。ロシアはウクライナへの侵攻と同時にチェルノブイリ原発を占拠し、欧州を事実上の人質に取る暴挙に出たが、中国はまず尖閣諸島に核爆弾を打ち込み、一帯を放射能汚染させてから尖閣に上陸した。放射能汚染された土地に兵士を送り込むこと自体、非人道的で西側諸国の想像を超えていた。日本は、放射能に恐怖して手も足も出なくなった。

核爆弾の仕様が一切漏れなかったことから、日本や米国は判断しかねていたが、実は残留放射線を抑えたクリーンな水素爆弾であった。このため、尖閣の放射能汚染は、数年のうちに許容レベル以下に落ち着いた。もちろん、多数の人民解放軍兵士が被爆し、健康ないしは命を失ったが、国連で中国代表は、米国が劣化ウラン弾で自軍兵士に負わせた障害の方が重いと主張した。

中国の日本侵略準備は、2028年の尖閣侵攻の20年近く前から沖縄近海の海底にて文字どおり「水面下」で進められていた。ガス田開発により地震が発生するメカニズムを見出した中国は、沖縄近海で人工地震を発生させる実験を積み重ねていたのだ。

2029年には、沖縄本島で震度7の地震を発生させて、日本国内の反対勢力の息の根を完全に止めた。この地震は、震源が海底であったにも関わらず、浅い海底で起きたことなどもあり、大きな津波を発生させなかった。気象庁は、高さ30メートルの津波が来ると大津波警報を出したのだが、完全な誤報に終わった。ネットでは、気象庁の超特大「あるある詐欺」として話題になったが、その大津波警報が発令されている間に、中国の軍艦が沖縄近海に急速に展開され、傀儡にすり替わっていた沖縄上層部が「第二のトモダチ作戦」だと人員解放軍を大歓迎し、完全に陥落するに至ったのである。

おっと、話が脱線し過ぎてしまったようだ。私、吉行言明は2040年代以降に日本で起きる震災を予言するためにここに登場したのである。ん? まだ2022年か…。2022年の震災も予言しておかねばなるまい。2022年は、3月11日に第二の311が発生する。西日本大震災である。必ず当たる。私が小学生の頃の教科書では、東日本大震災より西日本大震災の方が大きく取り上げられていた。

実を言うと、私が予言をする目的は未来を変えるためである。私が予言をし、それが多くの人に広まると、今いる世界は、「予言のあった」世界へと変わる。私が予言しているのは、あくまで「予言のなかった世界」で起きること。予言をしてそれが広まれば、「予言があった世界」に変わるので、予言したことは起きなくなる。少なくとも起きるタイミングはずれる。多くの場合は、類似したことさえ起きなくなる。第二の311が起きなければ、私のミッションはひとまず成功したことになる。

予言を成就させるには、私のような意図を持った予言者を消すのが最も確実だ。次善策としては、そんな予言を取り合わずに無視すること。「おや、誰か来たようだ」。



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この記事へのコメント

1. Posted by あ   2022年02月27日 01:31
5点。
2. Posted by     2022年03月03日 01:59
>五大連池火山群が50万年ふりに噴火
50万年ってところ変えたら?

2点。
3. Posted by い   2022年03月03日 12:58
50万年ぶりで合ってるけど?

https://www.visiontimesjp.com/?p=6116
4. Posted by q   2022年04月16日 01:30
2点

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