なんでも評点: トンガで発生した大量の軽石が日本に漂着か??? 

2022年01月29日

トンガで発生した大量の軽石が日本に漂着か??? 


赤道より南にあるトンガの軽石は、いつ北太平洋に辿り着くのだろうか? 福島テレビがネット記事で伝えたところによると、「26日午前7時ごろ海洋観測を行っていた県の漁業調査船「あづま」が最大で2センチ程度の大量の漂流物を発見した」とのこと。

しかし、その記事は

漂流物は沖合、約50キロから70キロの範囲で確認され色が白く簡単に壊れるものや弾力性があるものもあるという。こうした特徴から小笠原の海底火山噴火で発生した軽石の可能性は低いとみられている。


と、軽石であることをあっさり否定している。だが、小石のような物体が海に浮いているのだから「軽石」に見えるのは当然。トンガからの軽石が日本列島に到達するには、まだ時間がかかる―という先入観があるため、私も福島テレビの断定につられて軽石ではないと思い込んでいたのだが、今回のトンガ火山噴火は人類のこれまでの知見を大きく裏切ってきたことを忘れてはならないだろう。

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トンガの海底火山が噴火した直後――最初は津波の発生を想定していなかった気象庁が津波警報を発出した1月16日未明より前の1月15日、朝日新聞が早くも軽石の大量発生に触れる記事を出していた。

今回のトンガ津波の前、小笠原の軽石が注目を浴びていたころ、日付不明なるも、海洋研究開発機構(JAMSTEC ジャムステック)から、−世界にも数ある軽石漂流 トンガ海底火山の例−という論文の和訳が公開されていた(この記事で述べているのは、少し前の海底噴火)。この記事を読むと、過去にトンガ周辺の火山が海にまき散らした軽石の状況がよくわかる。

ただ、1つ残念なのは、この記事にはトンガ周辺の火山で発生した軽石の特徴をとらえた写真が掲載されていない。なぜ残念かと言うと、前出の福島テレビの記事「謎の白い粒子が相馬沖に大量漂流 漁船などに注意呼びかけ<福島県>」に掲載の画像と比較できないから。

前に「6歳少女が海に流したボトルレターが豪華客船よりも速く地球の裏側に届いたミステリー」を記事にしたときに、「(風や嵐などの)気象条件が作用したということも考えられません。気象現象が赤道を越えることはないからです」という専門家の話があったので、軽石が南太平洋から北太平洋に流れ着くかどうかも不明だが、まだ検証の余地は十分にあると思われる。小笠原軽石の比ではない大量の軽石がトンガから漂着した場合、軽石対策を講じておかないと、原発の冷却系が故障し、太平洋沿岸で稼働している数百基の原発が軒並みメルトダウンしかねないからである。この話をしつこく繰り返しているのは、ネット界広しと言えども私だけのようだが、私はただのノンポリ。この国が亡びることなど望んでいない。世界が破滅することは、もっと望んでいない。

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