なんでも評点:気象庁の「ないない詐欺」は死亡フラグの香り ― 東日本大震災…そしてトンガ津波

2022年01月18日

気象庁の「ないない詐欺」は死亡フラグの香り ― 東日本大震災…そしてトンガ津波


「あるある詐欺」と「ないない詐欺」は一般に定着した日本語ではない。たとえば、(A)気象庁などの政府機関や地方自治体または権威のある人が地震に関して津波が「ある」または「ない」と表明し、実際には逆の結果になるケースが「あるある」または「ないない」詐欺に該当する。また、(B)火山に関しては噴火が「ある」または「ない」と言明することがこれに該当する。

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「あるある詐欺」と「ないない詐欺」は一般に定着した日本語ではない。たとえば、(A)気象庁などの政府機関や地方自治体または権威のある人が地震に関して津波が「ある」または「ない」と表明し、実際には逆の結果になるケースが「あるある」または「ないない」詐欺に該当する。また、(B)火山に関しては噴火が「ある」または「ない」と言明することがこれに該当する。

典型的な津波ないない詐欺は、下の朝日新聞記事に記録されている例がそうである。津波自体をないと言明していたのではないが、3メートルを超える津波はないと言明していた。

「津波は3メートル」…その後放送できず被害拡大 釜石

 3月11日、気象庁は地震発生3分後の午後2時49分に大津波警報を発令し、1分後に岩手県には高さ3メートルの津波が来ると予想した。これを受け、岩手県釜石市は午後2時50分と同52分に「高いところで3メートル程度の津波が予想されます。海岸付近の方は直ちに近くの高台か避難場所に避難するよう指示します」と市内96カ所のスピーカーで放送した。

 気象庁は津波予想を、午後3時14分に6メートルと切り替え、同31分に10メートル以上とした。しかし、市は停電で気象庁情報を伝えるメールを県から受け取ることができなくなっていた。この間、避難を指示する放送を6回繰り返した。

 その結果、市民の中には「津波は3メートル」と思い込み、2階に避難すれば大丈夫と判断した人が多かった。実際には、釜石港には約9メートルの津波が押し寄せたとみられている。


火山の噴火ないない詐欺と言えば、2014年の御岳山噴火がその典型例であろう。気象庁は、御岳山噴火の当日まで「噴火警戒レベル1」を言明していた。詳細は、Wedge Infinity「御嶽山噴火 なぜ警戒レベルは1のままだったのか」をご覧いただきたい。

金銭を奪い取るから詐欺ではく、人々を生命の危険にさらすから「詐欺」と表現しているわけだ。いずれの場合も、大袈裟でも「あるある」側に振れていれば、生命の危険は伴わなかった。そして、1月16日、奇しくも阪神淡路大震災記念日前日の津波ないない詐欺未遂である。噴火発生直後、気象庁は「日本に津波の心配はない」と言明していた。「あるある詐欺」の場合は、生命の危険にさらすことはなく、金銭的または時間的損害を招くことになるのだが。

気象庁が言明している場合ほどの「威力」はないが、権威ある学者の発言も高い説得力を持つ。下の発言には、不安を覚える。

トンガ周辺の大規模噴火 南海トラフへの影響は? 火山の専門家「8000キロ離れているので影響はない」

以下、一部抜粋:

火山を専門に研究し、数々の著書も出している静岡大学の小山真人教授に今回の津波のメカニズムを聞いた。

(中略)
そして、静岡県民にとって気になるのは南海トラフとの関連性。影響はあるのか?

(静岡大学 小山 真人 教授)
「遠方なので(南海トラフへの)影響はない。南海トラフ地震は日本の沖合のプレートが沈み込み境界で起きる地震。火山噴火は近くに影響を与えて地震を誘発することはあるが、8000キロ離れているので影響はない」


8000キロ離れているから津波も到達に時間がかかり、規模も小さいと見ていたわけでしょう? 大丈夫なのかなあ。フラグが立ってそうなレベルで胸騒ぎを覚える。

さて、今回の津波については、日本は特殊な条件があるため、特例的な津波発生例であるという主張が見られるのが気になる点。「特殊な条件」が気になるのでなく、気象庁が再び誤りを犯しかけたことをフォローするかのような学者の‟ご都合主義的発言”が気になる。そもそも、南米ペルーでも自動車に乗っていた2人の女性が2メートル近い津波にのまれて亡くなっている。

トンガ大噴火 日本は「空振」の津波か…専門家「100年以上ぶりのケース」「南半球で寒冷化も」

まあしかし、上の記事には、「寒冷化」など、我々がこれから先覚悟しておくべきことも書かれている。精読をお勧めしたい。

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