なんでも評点:原発は軽石に耐えられるのか? ― 川内原発と浜岡原発は大丈夫だと言うが、福島の二の舞にならないか?

2021年10月30日

原発は軽石に耐えられるのか? ― 川内原発と浜岡原発は大丈夫だと言うが、福島の二の舞にならないか?


原発に流れ着く知られざる海の脅威。それが軽石である。軽石は、これまで災害の要因として想定されたことがなく、当然、原発では軽石を想定した対策は練られていない。五輪プール5000個分もの「軽石いかだ」が太平洋で見つかったことがある。しかし、原発における軽石の脅威に触れた情報は英語Webにも見つからない。
小笠原の海底火山から発生したとされる軽石が沖縄など、日本の南の島と海域の漁業や観光などに多大な影響をもたらしている問題は日を追うごとに深刻化しており、今後は本州にも漂着する。最も懸念すべきは原発への影響である。鹿児島県の川内原発や太平洋に面した静岡県の浜岡原発が特に心配だ。

原子力規制委員会は、今後国内の原発などにも影響が及ぶ可能性があるとして、事業者の対応を確認している。
NHKのWeb記事では、以下のように伝えている。

27日、開かれた原子力規制委員会の定例会合で石渡明委員は「原発の冷却水の取水に影響する可能性がある。本州にも来ると思われるので、準備しておいてほしい」と指摘しました。

事務局の原子力規制庁によりますと、軽石などの漂着物の量が増えると原子炉などの冷却に必要な海水を取り込む設備を、つまらせる可能性があるということで、今後の状況に応じてその影響や事業者の対応を確認するということです。


朝日デジタルの記事によると、電力会社各社の回答は以下のとおり。

九州電によると、1、2号機が再稼働した川内原発の取水口は、敷地内の海に面した場所にある。ただ、取水口は水深数メートルの位置で、周りには海面の漂着物を入り込ませないための壁もある。軽石が沈んだ場合でも、クラゲやごみなどを防ぐフィルターがあるといい、担当者は「原発の安全性に影響はない。軽石が漂着した場合は適切に対応していきたい」と説明する。


中部電によると、再稼働に向けた審査が続く浜岡原発の場合、海水は約600メートル沖の取水塔から取り込んでいる。取水口は水深約4〜6メートルにあり、海面に浮かぶ軽石は入りにくい。海水はいったん取水槽にためられ、そこには異物を取り除く設備もあるという。


おおむね“大丈夫ですよ”という回答である。

この記事には、以下のことも記されている。

規制委も2019年、噴火で出る軽石の影響について、外部有識者を交えて検討。取水口の構造などから「悪影響は考えにくい」と結論づけていた。ただ、今回は大量の軽石が漂流していることから、電力各社には警戒を続けるよう促している。


2019年の段階で軽石の影響が検討されていたのは、さすがに福島原発事故を経験している日本国の対応だと思う。だが、「悪影響は考えにくい」と結論づけているのが心配だ。福島原発事故は、運用中から津波への想定が甘く、地震波発生後も読みの甘さゆえに対応が後手に回ったことからメルトダウンが進行したのではなかったか? NHKスペシャルの再現映像を添付しておく。



本件に関しては、今後も記事を追加していくことになると思う。英語圏の情報を洗い直してみたい。とにかく川内原発、浜岡原発、その他の原発が無事であることを祈る。

【続報】

軽石は砕けて水没する ― 水中数メートルの位置にある原発取水口に干渉するおそれ


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この記事へのコメント

1. Posted by ど素人   2021年11月01日 10:54
ある程度の海底から水を引き上げているのなら大丈夫では?
押し寄せている港では、海面から15〜20cm位堆積しているみたいだけど。

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