2015年07月28日
ニュージーランド北島、パーマストンノースの男子校、Palmerston North Boys' High Schoolで30年にわたり教鞭を執ってきたドーソン・タマンティー先生が亡くなった。全校の学生と職員たちが張り裂けんばかりの悲しみと深い感謝の意を怒濤のようなハカの儀式で表す様子がこの映像にまざまざと映し出されている。

「ハカ」と言えば、ラグビーニュージーランド代表(オールブラックス)が国際試合前に舞う民族舞踏としてよく知られている。この映像のように、死者の御霊を供養し哀悼の意を表すために葬儀でハカが行われることもあるらしい。本来はマオリ族の戦士が戦いの前に、手を叩き足を踏み鳴らし自らの力を誇示し、相手を威嚇するダンスだったが、現在では相手に対し敬意や感謝の意を表する舞として披露されるようになった。
筆者も若い頃、ある事情により、大勢の前でハカダンスを披露する側に回ったことがある。踊りよりも(というか振り付け的なものをまったく理解せずにやみくもに参加しただけだった)、みんなと一緒になって腹から声を出すことに妙なカタルシスを覚えた。心に溜まっていたネガティブなものを一気に吐き出せるあの感覚、今でもよく覚えている。
■ Source: Video: School performs emotional Haka at teacher's funeral in New Zealand - Telegraph
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1. Posted by まめだぬき 2015年08月27日 13:08
