2009年07月07日

故障した旅客機を乗客の1人がいとも簡単に修理して拍手喝采を浴びる【7/7 18:00 追記】


航行中の飛行機の中のような閉じた空間では、「お客様の中にお医者様はいらっしゃいますか?」的な展開がときどき生じる。あるいは、たまたま乗り合わせた医師が事態を把握し、乗務員が呼びかける前に名乗り出ることもある。本件は、どちらかというと後者に似ているのだが、具合が悪くなったのは乗客の1人ではなく、みんなが乗っている旅客機だった。

ただし、離陸前の出来事だった。7月4日、地中海のメノルカ島から英国グラスゴーに向かうトーマスクック・エアラインTCX9641便に乗客が搭乗した後、機体に不具合が発見された。あいにくメノルカ島には、トーマスクック所属のエンジニアが配備されていない。そのため、マンチェスターからエンジニアを呼び寄せねばならない。

機長は、機体に技術的トラブルが発見されたため、出発が8時間ほど遅れる旨を乗客にアナウンスする。すると、1人の乗客男性が名乗り出る。「有資格の航空機エンジニアです。私になら修理できるかもしれません」

むろん、男性の言葉をその場で鵜呑みにして、機体の修理という人命にかかわる仕事を任せるわけにはいかない。有資格の航空機エンジニアと名乗る乗客は、自分の手荷物の中からエンジニアライセンスを取り出して、機長らに見せた。

ライセンスには確かに彼が告げたとおりの氏名が記されており、彼がトムソンフライ・エアライン所属の有資格航空機エンジニアであることを確認できた。しかも、彼は、TCX9641便と同じBoeing 757-200の整備資格を持っている。

とはいえ、他社のエンジニアに機体を整備させるのには、業務契約上の問題が伴う。8時間の遅れは困るが、8時間待てば確実に自社のエンジニアがやって来るのだ。

だがしかし、たまたま有資格のエンジニアが乗り合わせていたという以上の幸運が隠されていた。トーマスクック・エアラインとトムソンフライ・エアラインの間では、相互保守契約が結ばれていたのである。よって、この男性がTCX9641便の故障を修理しても契約上の問題はなかった。

男性は機外に降り、さっそく問題箇所の点検と修理にとりかかった。ごく短時間で問題箇所を修理し終えて、彼が機内に戻ってくると機内の全員が彼に拍手喝采の嵐を浴びせた。

奥さんとバカンスを楽しんだ帰りだったキース・ロマックスという男性は、そのときの様子をこう話している。

「搭乗を済ませ、さあ離陸だというときになって、技術的なトラブルが生じたという機長のアナウンスがありました。マンチェスターからエンジニアを呼び寄せないといけないとかいうことでした。

「そのすぐ後、乗客の中にエンジニアの人がいるので、その人に修理を任せられるかどうかを確認しています、とスチュワーデスの1人が告げました。で、結局、その人が見事に機体を修理してくれたのです。彼が機内に戻ってくると、最初に機内の後ろの方から拍手が聞こえてきて、機内全体が拍手喝采の嵐になりました。

「機体を修理してくれた人がそのまま搭乗しているわけですから、心強く感じました。こんなに幸運な偶然が重なることってあるんですねえ」

結局、TCX9641便はわずか35分遅れでグラスゴー航空に到着できた。

良い話である。本来なら「なんでも評点」のポジティブバージョンとして併設した「なんでも焦点」の方に掲載すべき記事かもしれない。だが、本件は良い話に見えて、恐ろしい要素を秘めている。

トーマスクック・エアラインの広報担当者は、「その男性にTCX9641便を整備する資格があることを確認するに当たって、厳格な手順に従った」と強調している。しかし、グラスゴー空港への到着がわずか35分しか遅れていないこと、修理にそれなりの時間がかかっただろうこと(修理自体は短時間で完了したとしても、問題箇所を特定し、安全確認を行いながらその部位にアクセスするには時間を要するはず)を考えると、「厳格な手順に従った確認作業」をわずかな時間で完了したことになりそうだ。

最も極端な話をすれば、テロリストが航空機エンジニアに成りすましていないかという心配があった。とはいえ、それもまた、たまたま離陸直前に機体に不具合が見つかり、たまたまテロリストが乗り合わせていたという2つの偶然が重ならないと成立しない話なので、可能性としては非常に低い。

本件は何より、このエンジニア男性が正規の勤務中ではなかったという点に問題がありそうに思う。機長らは、メノルカ島でバカンスを楽しんだ直後の彼がアルコールの影響を受けていないことをちゃんと確認したのだろうか?

いずれにせよ、結果オーライな話だと思う。安全を期し、万一の場合の責任の所在を明らかにするには、8時間の遅れが生じたとしても自社のエンジニアを呼び寄せるのが正しい選択だったのではあるまいか。英国航空局が本件を黙って見過ごすかどうか。

【追記 7/7 18:00】

コメント欄にいろんな意見が寄せられているが、同じニュースを伝えているSlashdot英語版の記事のコメント欄も相当に盛り上がっている。

筆者同様、この話を一概に良い話で片付けられない側面についての指摘も多い。たとえば、これが米国国内の空港で起きた出来事なら、この男性乗客は米国運輸保安局(TSA)に身柄を拘束されていたはずだ、とする指摘がある。TSAが彼の身柄を拘束してもおかしくない理由の中には、当然、911同時多発テロ以降、大幅に強化されたテロ対策が含まれている。

また、米国国内なら、労組が許可を出さなかっただろうという指摘もある。

TCX9641便に搭乗していた乗客の大半は英国人ではないかと思われる。筆者も2年ほど彼の地で暮らしたが、日本人などと比べると、交通機関の遅れには実に気長な人々が多かった。列車の到着が2時間ほど遅れても、あまり文句を言っている人を見かけなかった。

だから、8時間遅れると言われても、結局、ほかに方法がなければ我慢したのではないかと思った。冒頭に書いた例が悪かったかもしれないと反省しているが、本件は決して“緊急事態”ではなかったのだ。8時間遅れても誰かが命の危険にさらされるわけではない。むしろ、バカンスを楽しんでいた他社のエンジニアが急遽、修理に取りかかることに伴うリスクの方が筆者的には大きそうに見えた次第。

しかし、8時間という遅れは、子供連れにはさすがに耐えられないレベルだったようで、同じニュースを伝えているDaily Recordの記事のコメント欄には、TCX9641便に実際に乗っていた人から、彼への感謝と賞賛の言葉が記されている。

記事の末尾にも書いたが、後々、当局が本件に茶々を入れてくる可能性もなきにしもあらずだと思う。実際に911以降にテロの被害に遭っている英国の当局としては、本件のような前例を安易に認めてしまうと、テロリストに対する脆弱性が増すことになると考えるのではなかろうか。

こういうことを書くと心配のしすぎとかいうコメントも付くのだろうけど、爆破テロが頻発していた時期の南アで何年も暮らしていた筆者に未だに染みついているリスク感覚なのだから仕方がない。




■ Source: Passenger fixes faulty airliner

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この記事へのコメント

1. Posted by たける   2009年07月07日 09:13
そんな見方しかできないのかね?単純な機械トラブルで動かないなんて普通にありますし、人に興味を惹くように色々考えているのか、ひねくれてるのか知りませんが、人格疑われますよ。
2. Posted by    2009年07月07日 10:28
残念ながら今回は管理人の頭が少し固いように思う。

機体に不具合があったらその箇所が特定出来るシステムが搭載されているはず。
資格確認も含め修理を短時間で終えたことには何の不思議も感じない。

テロかどうかってのはとんでも論すぎる。
テロは計画通りにしか動かない。
機体の故障もテロだというなら、故障させる時ついでに何か仕掛けているはずで、改めて誰かがエンジニアを装う必要は無い。

また作業に支障を来すほどアルコールが入っていたら確認の時点でバレると思われる。
短時間で信用を得ているらしいことからも彼が実に冷静で理知的な態度をとっていたことが想像される。
3. Posted by 3   2009年07月07日 10:44
※1
人格疑われるのは
あなたのほうでは?

※2
テロリストの可能性については筆者も否定的な
ニュアンスに読めますが?
確認作業が短過ぎた可能性を指摘しているのでは?
4. Posted by     2009年07月07日 11:26
まずいと思うよ。

テロとかアルコールとか関係無しに、
とてもじゃないけどこれ数百人の命に関わるような業務に対する厳格な管理とは言えない。

整備士が乗客で、無事飛んだから良かったってだけで、
整備士が別な便に乗ってどっかに行っちゃう通りすがりのおっさんだったら整備させた?
さらに言えば、それで整備に不備があって大小に関わらず問題が発生したら責任は?

なんにしてもその場のノリと感情だけで決定しちゃったのは事実なので(お咎め無しにはなると思うけど)問題を無視はできないと思う。

ただし、仮に休暇中の整備士でも会社に連絡を入れて両者の責任者の許可を得ての行動なんであれば問題は無いだろうけどさ。
5. Posted by     2009年07月07日 12:02
相互保守契約を結んだ会社の、正規の整備員が整備をすることに対して、
どこをどうしたら責任の所在が分からなくなるだとか、信用に値するかどうかだとか、
あげく結果オーライだなんて話が出てくるのか理解不能
なんのための契約なんですか?
6. Posted by     2009年07月07日 12:22
>>5
就業時間外の整備員は(おそらく法的にも)正規の整備員ではないからです。

たまたま整備資格を持ってるだけのただのおっさんです。
整備資格を持ってる事と作業許可を得ていることは話が別です。

例えば、運転免許を持っているからといって勝手に取引先の社用車を乗り回したら怒られるのと同じ程度にはダメなことです。
7. Posted by えめとん   2009年07月07日 12:30
5 単純に幸運話でいいじゃない。
緊急事態における危機回避行動が上手くいったわけよ。

確認だって、
機長から航空会社には連絡。
「機体トラブルが発生したが、修理が出来そうだ。
休暇で乗っていた契約会社の整備士に任せていいか?」
「責任は相手会社に持たせていいならOK。
相互保守契約なので整備費用はこちらから後日支払う。」
その会話中、原因特定作業していた整備士。
責任所在が明らかになったので勤め先に連絡。
「乗っていた飛行機がトラブル起こした。〜社の〜便だ。
責任はこちらもちだが修理していいか?」
「相互保守契約がある。修理していいが、休暇中じゃないかね?」
「8時間も足止めくらうより、休暇中にでもちょっと働く方が結果休みが有意義に過ごせる。」
「やりたまえ」
位の確認で済ませたんだろうし…
評点するなら
整備が上手くいって問題が起きなかったので、揉めずにすんだ。
結果オーライ度10
不幸中の幸い度8
こんな感じじゃないかな。
8. Posted by なるっち   2009年07月07日 12:38
35分という時間があまりにも短すぎる、というのは事実だと思いますよ。
不具合箇所を特定できるシステムがあれども、最終的には人間の厳密な確認が必要になります。

工場ですら、指さし確認の重要性は徹底されているのですから。
そして、その確認を怠ったがための死亡事故なども毎年発生しています。

たかが確認、されど確認。
確認にたっぷりと時間を掛けるのは非常に重要です。
多くの人達の命を預かる公共交通機関なら尚更。

…とはいえ、今回の話は個人的には素直にGJと思いますが。
9. Posted by    2009年07月07日 14:23
35分遅れたのは出発ではなく到着なので
身元確認やら修理やらにはもっと掛かって
普段より速く飛んで短縮したのかも。
10. Posted by     2009年07月07日 15:15
じゃあ、もしも発作等で倒れた人が居て医師資格を持った人が居たとしても、アルコールを飲んでるかもしれないから就業中の正規の医者が来るまで8時間待たせた方がいいってか
そうだよね、酔ってる「かもしれない」人に仕事は任せられないもんね
11. Posted by     2009年07月07日 15:28
「厳格な手順に従った」って言ってるんだからいいじゃん。
確認が短かったとかアルコールがとかは単なる憶測に過ぎない。
12. Posted by     2009年07月07日 16:59
ちょっと雑な会社という気はしますね。
そもそも契約してる飛行場にエンジニアを置いていないのが問題だと思いますが。

>>10
それは論理が飛躍しすぎだす。
近々着るスーツのズボンが破れていて、隣町のいつもの仕立て屋に頼もうと思ったら嫁が「これくらいなら私が直せる」と言い出した状況のが近いです。
ただしスーツと違って飛行機には死がまとわりついてますが。
13. Posted by     2009年07月07日 17:02
「なんだ、ここのコードが外れてるだけじゃないか(ネジネジ)終わったよ〜」(5分)
14. Posted by むー   2009年07月07日 17:30
海外と日本じゃライセンスに関して色々違うかもしれないから何とも言えないけど、法的には問題無いと思う。
当該機のライセンスが有るなら整備してもいい筈。
型式が違ったりしたら問題だけどさ。

時間についても微妙だろう。整備の度合いによるんじゃないかな。
未だ整備士の卵だから色々抜けてる所の有る意見かもしれんがな。
15. Posted by ななし   2009年07月07日 18:21
追記読みました。
あんたら日本人読者は平和ぼけという意味ですね、
わかります!
16. Posted by いち読者   2009年07月07日 19:55
米15
な、なぜそこまで
意地悪な物の見方ができるんだ……

普段からここのブログを読んでいれば
管理人さんが南アの情勢についてどれほど
知識があるか、
さらに、来年の南アで開催される
ワールドカップに危惧をいだいていることも
わかるはずだから

最後のコメントだって
「この出来事も決して他人事じゃないんですよ
 みんな気をつけて
 万が一にも大変な目に会うことのないように
 どの国にいようが、どんな状況だろうが
 危機意識は常に持っておくに越したことは
 ないんですよ」

って、純粋な心遣いのメッセージしか
私には読み取れませんでしたよ……
17. Posted by リチャード   2009年07月07日 20:46
まあ上でも出ていますが、35分遅れは到着なので、
もっと長い時間を整備にかけていたと思いますよ。
飛行機のダイヤは、滑走路待ちのバッファ時間が
むちゃくちゃ大きいので、滑走路さえあいている
ならば、かなり短縮できます。
18. Posted by 通りすがり   2009年07月07日 21:25
こういう事をネチネチ言う奴とは友達になりたくないですね。
率直な感想です。
19. Posted by    2009年07月07日 22:35
>3
否定的ニュアンスだとしても可能性を指摘しているからそれを否定しただけだよ。
確認作業が短すぎる云々の点についてはおれは不思議に思わんと言うだけに留めているよ。

人の揚げ足取りに奔走するのもいいけど、
ツッコミよりまずは自分の意見を書きましょう。
20. Posted by tes   2009年07月08日 01:55
航空業界に居た人間としては、横の繋がりを感じたけどね。
結構、民間航空だと整備士を融通しあったりというのは良くある話だし。

航空業界の空気を知らない管理人と、それをフォローするコメントって感じかな。
21. Posted by ◇   2009年07月08日 02:39
4 ↑へえ、航空業界の人がたまたま記事見つけてコメントしてるってわけですか

私のような長年の読者からすれば、2004年から珍ニュースを扱っていてその道の
プロとも言える筆者さんのことだから、どこかうさんくさいものを感じている
ってことじゃないのかなあと思います

確か、前にも筆者さんはガセを見抜いて、後からそのとおりだとわかったり、
良い話の裏にとんでもない結末があったことを暴露したりといろいろ
あったしね(日テレが見事に釣られたアレとか)
22. Posted by マヤ   2009年07月08日 02:54
※21 そうなんだよね、ここの読者はミッキーさんのそういった
鋭い洞察を楽しんでる。読みが外れることも多いけど
わざわざ目くじら立てるようなことじゃない。
一定の信頼感みたいなものがあるわけだし。
そういう空気を読めてない通りすがりコメントで荒らされるのを見てると、またもやミッキーさんが
更新意欲を失ったりしないか心配だわ。
23. Posted by m   2009年07月08日 05:09
私が搭乗客なら8時間待つ方を選びたいです。
だって飛行機ですよ。
自転車の修理とは訳が違います。

22さん
>読みが外れることも多いけど

ってwww
24. Posted by ポチ   2009年07月08日 09:44
追記の部分だけど…急いでるか否かで安全基準を変えるのは良くないと思うので、議論するなら『待ち時間』の長短は無視した方がよろしいかと。
25. Posted by .   2009年07月08日 21:54
こんなことで言い争ってどうすんのさ結果が良ければそれでいいんだよ野暮なこと言うなよ。
26. Posted by フィデル   2009年07月09日 01:32
以前からちょこっと気になってはいたんですが
ここの米欄って、記事に対して食ってかかるような姿勢の方がチラホラいますよね
工作員風とでもいうか
例えばこの記事だと、世界のテロにおける脅威のなかで、8時間待てば確実に自社のエンジニアが来るということと、たまたま居合わせたエンジニアにその修理を任せるということのリスクと合理性とを考えてかつ、結果オーライだが万が一の際はどうなの?、と締め括っている筆者の立場になにを食ってかかるのだろうと思ってしまいます
結果が良かったんだからゴチャゴチャ言うな、みたいなコメントはもう、ただの中傷、子供の悪口レベルですよね
安全保障ってそういう事ではないでしょう
27. Posted by    2009年07月09日 09:09
日本だったらいい話だね、だけど海外だとそうは行かないんじゃないかって事でしょ。
アメリカだと組合が許さないかもしれないっていうのもそうだし。
新しい記事でギターをぞんざいに扱われて壊されたのに、頑として謝りも補償もしない航空会社の話が出てるけど、こういうのも「航空業界の空気」なのかって事になる。
28. Posted by     2009年07月12日 19:10
一人だけで修理して無いだろう。
誰かの立会いの下で修理しているだろうし怪しいことやってたら普通に判るだろう。
その場にいた人間がよっぽど無能だと思ったのだろうか。

現場の人間がおかしいと言うのなら判ります。
しかし全く判らない現場でおかしいのではないでしょうか?とか言っても説得力のかけらも無いですよ。
それこそ航空会社への中傷だろ。
29. Posted by 閲覧者   2009年07月14日 14:46
無線や電話で連絡取れる世の中だから
当然会社などから許可がおりているだろうと思うし
身分の確認も取れていたと思うんだが・・・。
もし仮にテロリストであったならば搭乗の際にバレてはいないだろうか??

30. Posted by     2009年07月22日 08:03
結果が良かったからたいしたこと無いなんていっているやつらは、逆にこれが原因で事故が起こった時には都合よく航空会社を批判するんだろうな。われわれが、お金を払えば当たり前のようにほぼ安全に、時間通りに目的地に着けるのは、影にある厳格な約束事の上に成り立っているんだということを理解したほうがいい。

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